浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー 作:門矢心夜
同時刻。
満を持して、美咲達が〇×女子高前へと集結。
全員ベルトを着けて、遥との通信をオンにして、門の前へ。
「なんかあまり実感湧かないけど、もうこんだけ仲間いるんだな……」
俺は思わずそう漏らす。
最初は俺と美咲二人だけだったというのに、美咲の強さを認めた者、美咲の心意気に救われた者。
色んな理由で美咲についていく事を決めた者達が、こうして立っている。
俺と美咲合わせて八人。
半分この場にいないが、それでも十分凄いことだ。
「まだ集まったのはこれだけですわね」
美咲は全員を見てそう呟く。
成音に関しては、遥から事情は聞いた。
蒲生に誘拐されたが、すぐに解放された……と。
『ああ……明人と一号も来ていないと聞いた』
明人もまだ万全な状態ではなく、一号は自分から明人の監視役をすると告げて俺の部屋に残った。
「というか、優香は戦うのか?」
「ウチもただ見てるだけってわけにはいかない系。一緒に戦う系」
緊張で震えながら立つ優香。
それをヴィーダがつついてから告げる。
「ダイジョウブ、ヴィーダ、ユウカ、マモル!」
美咲がその様子を見てから前を向く。
「私達だけでも戦いますわよ」
「ああ」
「ウン」
「おっ系」
それから美咲が告げる。
「さてと、戦う前に……ここには仮面ライダーが三人もいる事ですし、あれやりますわよ。裕太さん、ヴィーダさん」
「ン?」
「あれってなんだよあれって」
「仮面ライダーが三人揃ったら、あれしかないですわあれ」
そういえば、仲間の仮面ライダーが三人きちんと揃うのは今回が初めての事だ。
「同時変身ですわ!」
「流石特撮女子……」
「ナンカオモシロソウ!」
「それじゃあ、行きますわよ」
「……」
ライダーでない優香は少し離れようとする。
「ほら、優香さんもご一緒に!」
何故か怪人のベルトを使用している優香も共に参加。
『BOMER DRIVE READY?』『GUNGNIR ON』『ムラマサ!』『HORSE DRIVE READY?』
ベルトを操作してから、それぞれ構える。
「変身ですわ!」「ヘンシン!」「変身!」「変身系!」
ヴィーダ以外が端末をベルトに取り付けて、ヴィーダは槍型のガジェットをグングニルドライバーに挿す。
『『COMPLETE』』『CHANGE』『御意! 出陣! 仮面ライダームラマサ!』
それぞれの変身過程の後、美咲は仮面ライダーボマー、ヴィーダが仮面ライダーグングニル、裕太は仮面ライダームラマサ、そして優香は騎兵怪人へと姿を変え。
それぞれ構える。
「これならいける気がしますわ!」
ボマーは左手で時計の針のような形を作ってから、そう言った。