浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二百八話

 まあそんなわけでそれ以上の言い訳はなしで眼鏡を探し、何とか俺の中で暫定一位のものを選択。

 美咲がその眼鏡を掛けた状態で俺の顔を見る。

 

「青縁……どうですの?」

「似合ってると思うぞ」

 

 選んだ理由は単純な話、俺の好きな色が青だからだ。

 美咲の眼鏡がいつものじゃないと落ち着かない問題は解決していないが、俺の好きな色ならマシな筈。

 

「それじゃあこれで眼鏡作りますわね」

「おう」

 

※※※

 

 数時間程度で眼鏡が完成し、美咲はいつもの眼鏡姿で店の外へ。

 時刻は午後二時。

 

「次行く所はどうすんの?」

「ホントに何も決めてませんのね……。まあ一応考えてますわよ」

 

 そう言われて次に向かったのはゲームセンター。

 前回太鼓ゲーや仮面ライダーのゲームで遊んだ店だ。

 

「ゲームセンターか」

「それじゃあ今回は裕太さんが遊ぶものを決めてくださいな」

「えっ、俺?」

「当たり前ですわ。流石にこれ以上は貴方が決めるべきですわよ」

「んーまあ、はい」

 

 やっぱり一人で遊びに行った方が良かったのだろうか。

 

「……」

 

 俺は取り敢えず遊ぶゲームを探して、美咲の前に出て歩く。

 この前はよく見てなかったが、俺が高校生の時よりも、当たり前だが一つのジャンルのゲームにつきいくつものシリーズがある。

 大学時代は勉強ばかりでゲーセンには顔を出さなかったが、俺が高校時代の全てを捧げたと言って良いあのゲームはあるのだろうか。

 

「……おっ」

 

 見つけた。

 俺が青春の殆どを捧げた格ゲーの筐体だ。

 

「このゲーム知ってますの?」

「ああ。俺の青春と言って良いくらいのゲームだ」

「そうですのね……」

 

 ナンバリングやタイトル画面こそ変わってはいたが、画面と筐体のコントローラーを見るとあの時の懐かしい記憶が蘇る。

 学生時代、授業が終わるとよくゲーセンに行って遊んでいた。

 あの頃は誰にも負けないくらい強かった自信がある。

 

「私とこれで勝負しますの?」

「えっ? プレイ経験は?」

「ありませんわ。けど未経験のゲームでも、お供の貴方に負ける気はありませんわよ」

「言ったな? 俺は昔こいつに全てを捧げてきたつもりだし、ニュービーに負けるつもりはないぞ」

「望むところですわ」

 

 美咲がそう言って、筐体の対面へ。

 俺はその席に座り、コインを入れる。

 昔使っていたパスカードを読み込ませてみると、更新しますかの文字。

 はいを押して、俺は真新しくも懐かしくも感じるキャラ選択画面を拝む。

 昔よく使っていたキャラを迷わず選択し、俺は美咲との戦いに挑んだ。

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