浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二百十九話

 ヴィーダは成音とタッグを組んで特訓する事になった。

 相手は蘇我高校生徒会の面々。

 成音は恐らくアトミックと戦う事はないと思うが、その場でまた別の者と対峙する可能性は大いにあるだろう。

 成音とヴィーダには二つの戦い方がある。

 成音が火炎放射器怪人、ヴィーダが仮面ライダーグングニルとして二人で戦う手と、ヴィーダにフレイムシャワードライバーを渡してフォームチェンジさせる方法。

 それを今まで以上に上手く使い分けるのが、この特訓の趣旨だ。

 

「ヴィーダ、大丈夫そう?」

「ハンダン……ムズカシソウ」

「取り敢えずまずはやれるだけやってみようよ」

「ウン……!」

 

 ヴィーダがごくりと唾を飲み込む。

 この特訓には、今まで成音一人でやってきた事を、ヴィーダも判断出来るようにするという目的がある。

 確かにヴィーダは強いが、まだ他のメンバーに比べれば判断力に欠ける面があった。

 それもその筈、ヴィーダは知識と力こそあるものの、経験があまりないのだ。

 美咲や明人がずば抜けて強いのも、昔からの戦闘経験あってのもの。

 よって、もしヴィーダが経験を身に付ける事さえ出来れば……最強格の二人に並べるくらいの強さになるかも知れない。

 

 ――でもいきなり生徒会相手か……。ヴィーダはともかく、私はどこまでやれるのかな。

 

 比較的普通(?)の県立女子高である〇×女子高の生徒会と違い、蘇我高校の生徒会は学校の運営力があるのと同時に、喧嘩で強い者でなければ選ばれない……らしい。

 無茶苦茶な選定だとも思うが、蘇我高校生徒会の面々の強さはある意味保証付きという事になる。

 

「始めても良いか?」

「ええ。あたしもヴィーダも準備OKよ」

「オッケーダヨ!」

「へっ、んじゃあ……行くぜ」

 

 そう言って生徒会メンバー達はドライバーを腰に着ける。

 〇×女子高の生徒から回収した、量産型のドライバーだ。

 それぞれ武器の形をしたバックルの端末を取り出し、ボタンを押す。

 そして構え、ベルトに取り付ける。

 

「いくよ、ヴィーダ」

「ウン!」

 

 成音はベルトを取り出し、装着。

 ヴィーダもバックルを取り出し、腰に当てる。

 ベルトが自動的に伸びて、ヴィーダの腰回りを覆う。

 成音とヴィーダは変身用のボタンを押す。

 

『FLAME SHOWER DRIVE READY?』

『GUNGNIR ON』

 

 ヴィーダが槍型のガジェットを投げてキャッチし、成音も端末を閉じてから構える。

 

「変身」「ヘンシン!」

 

 成音はベルトに取り付け、ヴィーダは槍型のガジェットを差し込む。

 

『COMPLETE』『CHANGE』

 

 成音は火炎放射器怪人へ、ヴィーダは仮面ライダーグングニルへとその姿を変えた。

 

 

 

 

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