浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二百二十二話

 量産型のベルトではあるが、手練れの生徒会メンバー達はそれもお構いなしに火炎放射器怪人を追いつめていく。

 グングニルはスペック差や元々の身体能力でほぼ優位だが、数人相手にはやはりそこそこ苦戦している。

 

「ハアッ、ヤアッ!」

 

 火炎放射器怪人を相手にしていた生徒会メンバーが、あるタイミングで一斉に移動。

 全メンバーでグングニルを取り囲む。

 

「ナリネ! ハヤク!」

「ダメよ! ここじゃ届かないわ!」

「残念だったな。悪いが倒させてもらうぜ」

『FINAL DRIVE!』

 

 集団によるファイナルドライブ。

 グングニルも何とか抗おうと、バックルを操作する。

 

『GUNGNIR FINAL DRIVE!』

 

 槍を構えてから大きく飛び上がり、固まってる三体目掛けて槍を投げる。

 槍が分裂し、命中と同時に三体の怪人達が魔法陣に捕らえられた。

 そこに向かってグングニルは飛び蹴りを放つ。

 

「ハアッ!」

 

 ライダーランスキックとでも呼ぶべき飛び蹴りが、怪人達目掛けて一直線。

 しかし。

 

「甘い!」

 

 成音が変身したのとは違う火炎放射器怪人が、砲口から火炎を放ってそれを阻止。

 ダメージを受けたグングニルが体勢を崩し、技は失敗した。

 

「今のはフレイムシャワースタイルに出来たら防げた筈……」

 

 成音はそう呟く。

 生徒会の人達もそれを察し、成音とヴィーダに言う。

 

「判断が遅せえな。今のはヴィーダから言っていれば、もう少し早く対応出来た筈だぜ」

「ゴ、ゴメンナリネ……」

「どんまいどんまい! 次上手くやろう次!」

「そう簡単には成功させないぜ」

 

 生徒会のメンバーの一人が笑みを浮かべて、武器を構えなおす。

 

※※※

 

 明人は目を閉じて、二人の動きを予測しながら動く。

 

「ちゅーか、会長ぉ前より強くなってるぅ……まあ怪我してないし当たり前かぁ」

「!」

 

 そう呟く前田が変身する騎兵怪人の馬を斬りつけ、大きく吹き飛ばす。

 後ろからその隙を取ろうとした優香の攻撃も防ぎ、馬の脚部分を蹴り付けた。

 

「攻撃が遅いぞ、岸本優香」

「ご、ごめん系」

 

 そう呟く優香に向かって剣を振り下ろす。

 

「ひっ……!」

「口より先に、次の攻撃に対する予測をしろ。敵はお前の言葉を待ちはしないぞ」

 

 寸止めで止めた剣をゆっくりと上げた所に、前田が近付く。

 

「大丈夫? 優香ちん」

「大丈夫系……明人っち、もっと頑張る系」

「……良いか。俺達は命がけの戦いをする為にこうしている。この修行中でさえも、覚悟して挑め。二度は言わんぞ」

「は、はい系!」

「会長ぉやっぱかたぁい……」

 

 優香に返事され、前田にそう言われながら、明人は剣を構えなおす。

 

 

 

 

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