浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二百五十八話

 最終日の夕飯は……バーベキューだ。

 途中成音達が買い物に出かけて準備をし、肉が焼けた所で美咲達が呼ばれる。

 その場の全員に肉が行き渡った所で美咲がグラスを手に口を開く。

 

「思えばここまで、色んな事がありましたわね。皆さんのおかげで、私達は一週間前より強くなれた気がしますの。明日の戦いでは、今までの修行で得たものを出し切りますわ! その為のスタミナを、今付けますわ! 今日は皆さん存分に

「「「かんぱーい!!」」」

「人の話聞きなさいな!!」

 

 美咲は爆弾を上空に投げつける。

 しかし上空ではなく美咲の頭の上で爆発し、絶妙な爆発範囲で美咲のみを吹き飛ばす。

 

「ビルド四十六話の玄さんの気分ですわ……てか、シチュエーション丸パクリですわよね?」

 

 真相は作者のみぞ知るというとこか?

 

「……」

 

 明人ですらもう肉を食べるのに集中している。

 味方は一人もいなかった。

 

「おいおめえら! 未成年なのに酒飲もうとしてんじゃねえ!」

「フク、もううちの教師じゃないのに説教とかうざーい」

「そーよー!」

「あーもう! 教師とかじゃなくて一人の大人としてだな」

「そんな事は良いからこれ飲みなって」

「えっ、これ俺にくれんの?」

「フクにしては強くなった気がするし、ご褒美に買ってきたんだよ」

「上から目線なのが腹立つけど、まあ良いや。貰っとくわ」

『いや、よく考えたら未成年が酒買う事自体違法なんじゃ……』

「もうツッコむのめんどくさい」

 

 裕太がそう言いながら酒に口をつけた。

 

「ナリネ、オカワリ!」

「よく食べるわねヴィーダ。はいどうぞ」

「ワーイ!」

 

 美咲もこの空気に懲りて、落ちた肉を拾い食べる。

 爆発したせいで黒焦げになったお肉は……そこそこの苦さだ。

 地面の土の味が良いアクセントに……なってる筈もなかった。

 

「成音さんお代わりですわ」

「会長の演説見事なスルーだったわね」

「煽ってますの? 煽ってますの?」

「さあね」

「もう一度吹き飛ばしても良いんですわよ」

「また土の味がする黒焦げの肉食べたいならやれば?」

「ぐぬぬ……」

 

 美咲は拳を握りながら爆弾をしまう。

 

「ほら、ステーキでも食べて元気出しなさい」

「はいですわ……」

 

 美咲は成音からステーキを受け取る。

 ナイフとフォークで切り分け、口の中へ。

 肉の旨味が口いっぱいに広がる。

 

「おいフク、そのステーキ美味そうだな。くれよ」

「いや、貰って来いよ」

「お前のからとった方が上手そうだ」

「どういう理屈だよ!」

「うるせえ! 俺がよこせって言ったらよこすんだよ!」

「ダレカタスケテー!!」

 

 美咲はステーキを手に逃げ回る裕太を半目で見つめていた。

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