浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二十五話

 

 中々修行方法が思いつかず……最終的に俺が決める事に。

 

「裕太さんは何かありませんの?」

「そうだなあ……」

 

 俺的には思い出深いのはアレかな……。

 

「よし、じゃああれやってみるか」

 

※※※

 

 崖を登り、森の奥を見通してから……俺は石を取り出す。

 マジックペンで『裕太』と書き、そのまま石を森に向かって投げ飛ばす。

 

「とうっ!」

「……」

「……」

「これ……もしかして」

 

 俺が修行と言われて思い浮かんだものの一つだ。

 

「いいか皆、今から森に向かって投げた石を探してもらう。制限時間は無しで良いか。俺の所に先に持ってきた奴を勝ちとする……負けた奴は晩御飯抜きだぞ」

「……」

「……」

「晩御飯抜き……それはキツいね」

「なんだ美咲に優香。晩御飯抜きになりたくなければ頑張らないと……」

「いや、裕太さん。これ言っても良いですの?」

「何?」

「このネタ……もう去年やりましたの」

 

 ……うそーん。

 

「会長に優香、あたしはやるよ。アンタらどうするの?」

「飯抜きは嫌系。やるよ」

「今日の夜こそ焼肉ですわ!」

「それじゃあよーい……どん!」

 

 全員森へと駆けていく。

 

「さーて、飯の準備するか」

 

※※※

 

 数分後。

 優香は何とか、持ち前の運動神経で二人に追いついていた。

 

「ライダーと怪人って聞いたけど、大した事ない系じゃん?」

「……山内さん」

「うん」

 

 二人は端末を取り出す。

 

「「変身!」」

 

 ボマーと火炎放射器怪人へ変身する。

 

「あ! ズルい系!」

「フルバースト」

『ACCELERATE DRIVE』

 

 二人は高速移動で姿を消す。

 

「……これじゃ勝てない系……」

「そうでもないかもよ」

「?」

 

 聞き覚えのある声だ。

 振り向くと、見覚えのある少女が石を握っていた。

 

「前田っち!」

「必死になって何か探してるの見てさ、多分これだと思ったんやけどちゃう?」

「それ系それ系」

 

 優香は前田から石を受け取る。

 

「相変わらず勘が良い系……でもどこで見つけた系?」

「ここに来た時に落ちてきたんよ。マジックで名前まで書かれてたし」

「なるほど系。あざまる水産!」

「いいって事よ!」

「じゃね~」

 

 その場から立ち去る優香。

 

※※※

 

 前田は優香が立ち去ったのを確認してから、ベルトを取り出す。

 会話は全て聞いていた。

 修行で石を探しているのも知っている。

 あとは美咲と山内を探し、倒すのみ。

 

『HORSE DRIVE READY?』

 

「変~身☆」

 

『COMPLETE』

 

 背後から実体のない馬が走ってくる。

 前田はジャンプしてからその馬に乗り込む。

 

「てい☆」

 

 馬が実体化し、前田の身体が女性騎士の姿へと変わる。

 

「よし」

 

 前田は一息ついてから、森の奥へと馬を走らせた。

 

 

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