浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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グングニル 第三話

 

 時間が経ち、お昼。

 成音は夕飯の買い物の為にお出かけをしようとするが、それを見たヴィーダに声を掛けられる。

 

「ナリネ、ヴィーダガイク!」

 

 やる気満々の彼女。

 これなら大丈夫かな、と思いヴィーダを信じて笑顔でバッグを渡す。

 

「はい、じゃあえっと

「イッテキマース!」

「あっ、ヴィーダ! まだお金と買う物説明してないよ!」

「アッ……ゴメン」

 

 ヴィーダが立ち止まる。

 気を取り直して説明をして、お金とメモを渡す。

 

「イッテキマース!」

 

 今度こそ出発するヴィーダ。

 成音は見送ってから、心配になりながらもリビングに戻る。

 そのままテレビを見て待っていると、一本の電話が。

 

「もしもし山内ですが……」

「あっ、すみません警察署の者なんですが」

 

 ――えっ? あたし何かしたっけ? いやもしかして。

 

「な、なんですか?」

「不審な男と一緒にいた少女を保護したんですが、こちらは山内成音さんのお宅の電話番号でお間違いないですか?」

「えっ!?」

 

 成音は慌てて電話を切って駆け出す。

 急いで自転車に乗って警察署まで向かい、受付で名乗り。

 ヴィーダがいるという所まで連れていって貰った。

 

「ヴィーダ!」

「ナリネ!」

 

 ヴィーダが成音を見て驚く。

 

「何してんのよヴィーダ、知らない人についてくなんて」

「オジサンオカシクレタシ、イイヒト」

 

 まだそこら辺の認識は子供なんだなと思いつつも、取り敢えず質問する。

 

「お買い物は?」

「アッ……」

「お使いを頼んでいたんですか?」

 

 警察官の人に問われ、成音が「はい」と答えた。

 

「お使いさせるのは良いけど、こういう常識的な事はちゃんと教えておいてくださいね?」

「すみません……」

 

 成音は頭を下げる。

 その後は二人でお買い物に行き、何とか今日分の材料を揃え。

 成音は帰宅するや否や料理の準備を始める。

 

「ナリネ……」

「またお手伝い?」

「ハッ……ウン」

 

 若干申し訳なさそうな顔で言うヴィーダ。

 既に今日二回程失敗しているが、他にやれそうな事は……。

 

「お風呂掃除、やってみる?」

「!……ウン!」

 

 成音はヴィーダと共に湯船の近くへ。

 泡の掛け方と擦り方を教え、取り敢えず最初は監視ありでやらせてみる。

 しかし。

 

「アッ……」

 

 何とブラシの方が折れてしまう……。

 

「……」

 

 ヴィーダはしょんぼりとしながら、成音は「ダメだこりゃ」とフリーズした……。

 

※※※

 

 とまあこんな感じで、現在彼女の中で空前のお手伝いブームが発生している。

 下手にこの件に関わらせて、大怪我でもされたら大変だ。

 

「あの……すまない成音、ヴィーダなんだがな」

「はい?」

「ナリネ、カイブツタイジ?」

「あ……」

 

 しまった。

 来てたのか……。

 

「それから……」

「なんか面白い事してる系じゃん、成音っち」

「この人達が優香ちゃんと美咲ちゃんの新しいお友達?」

 

 優香と……あと。

 

「アンタ誰?」

「次回名乗るから待ってて」

 

 次回って何?

 

 




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