浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第二十八話

 

「え~いっ♡」

「はあっ……ぬんっ!」

 

 騎兵の攻撃を、剣の怪人は何とか受け止め……弾き返す。

 騎兵は少し距離を取る。

 

「大怪我してるって割にぃ、中々やるねぇ」

「……お前程度など、ハンデがあるくらいが十分だ」

 

 剣の怪人が構えなおす。

 強烈な痛みはあるが、変身しているおかげか……多少誤魔化されている。

 

「会長ぉって凄く面白いけどぉ……飽きちゃったかな。もうこれで終わりぃ!」

『FINAL DRIVE!』

 

 馬の頭部に光が集まる。

 

「やらせるか……」

『FINAL DRIVE!』

 

 剣の怪人は姿を消す。

 今まさに突撃しようとしている騎兵が動揺する。

 

「しまっ……」

 

 呟く頃には遅かった。

 見えない斬撃が何度も叩き込まれ、システムが騎兵の攻撃を解除してしまう。

 

「とどめだ」

 

 怯んで動けない騎兵に、すかさず斬撃を叩き込む。

 騎兵は、剣の怪人の一撃で変身が解かれ、ごろごろと転がっていく。

 

「……俺の勝ちだ」

 

 ソードドライバーが自動的に変身を解除する。

 無理が祟ったのか……明人の身体を変身前よりも凄まじい痛みが襲う。

 

「……く」

 

 声も出せない程の痛み。

 何とか意識だけでもとどめようとするが、それすら明人の身体は許さない。

 

「……」

 

 明人はそのまま……気絶してしまった。

 

※※※

 

 石探しから次の日。

 例の騎兵怪人の襲撃に備えていたが特に何も起こらず。

 次の特訓を開始しようとしていた。

 

「さてと、あの騎兵怪人も来ない事ですし次の特訓をしますわよ」

 

 美咲がガッツポーズでそう告げてから、俺を一瞥する。

 多分ネタを出せと言いたいのだろう。

 

「もうレパートリーが……」

「あれでネタ切れですの?」

「いや、まああるにはあるんだけど……」

 

 牛乳配達とか手で畑耕すとか、木から出るハチの攻撃避けるとか……。

 

「竜の玉系統しかないや」

「……裕太さんに頼るのはダメみたいですわね……」

 

 てか俺を頼るな。

 

※※※

 

 数分くらい考えたが、やはり出ない。

 美咲は突然こう言いだす。

 

「特訓の内容が思いつかないなら仕方ありませんわね。今日は川で遊びますわよ!」

「「賛成!」」

 

 この人達大丈夫かな……特訓と張りきった割にいきなり遊びだしたし……。

 

「裕太さんも着替えますのよ」

「俺も!?」

 

 しかもご丁寧に俺の海パンまで……。

 

「お父様のですわ」

「人のかよ!」

 

 人の海パンとか絶対履きたくないんだけど。

 

「良いですの? 気分転換も特訓の一つですわ。思いつかないのなら、一旦リフレッシュしてから考える。それが大事ですのよ」

「まあ……確かに」

 

 俺の好きな竜の玉の仙人もそう言ってたしな。

 

 取り敢えず着替えた。

 皆はまだテントの中だ。

 

「終わったよ」

 

 まず出てきたのは山内。

 無難に赤と黒のビキニ姿だ。

 

「おー……」

「そんなに似合ってる?」

「いいと思うよ」

「……ありがとう」

 

 少し照れる山内。

 

「次はウチ!」

「うわあッ!」

 

 これは……マイクロビキニという奴だろうか。

 肌が結構露出していて……その……。

 

「たってる系」

「だからたってねえ!」

 

 流石にギャルの水着じゃ興奮しねえ! 驚いただけだ驚いただけ。

 

「私も着替え終わりましたの」

 

 最後に美咲。

 紫と白のレオタード姿。

 眼鏡を外しているからか、美少女度が上がっている……。

 

「に、似合ってるな」

「もっと褒めなさいな」

「……」

「なんですの?」

「いや、ぶっちゃけると年下の水着姿より……遥先生みたいな大人で清楚な奴をだな……」

 

 敵側なのがあれだけど、正直見た目だけならタイプだから悲しい……。

 

「じゃあ遥先生とやらに会えたら、貴方がロリコンと伝えておきますわね」

 

 なんだと……。

 

「そんな事したら、オレハクサムヲムッコ

 

 げ ん

 

 こ つ

 

「やれるもんならやってみなさいな」

「無理ですすみませんでした」

 

 




次回予告

美咲「open your eyes for the next bomer」
初「え? 何? なんで私ここに
美咲「しっ! 次回予告ですのよ、ちゃんと次の内容を話しますの!」
初「いや私十二話に出演するだけで良かった筈だろ?」
美咲「私も貴女がここに来るのは不本意ですの。良いからとっとと終わらせ……え? もう時間がありませんの?」
初「何やってんだこういうのはさっとやれさっとよ!」
美咲「次回、第二十九話! 見てくださいな!」
初「サブタイは!?」
美咲「ありませんわそんなもの。天の道を行き、総てを司りますわ!」
初「お前は地獄行きだバカモン!」
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