浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー 作:門矢心夜
「何故お前が……」
動揺を隠せない怪人達。
ボマーはバットを相手に向けて叫ぶ。
「最初からクライマックスですわよ!」
そのまま駆け出す。
リーダー格の怪人の脳天に向かってバットを振り下ろし、見事命中。
一撃で怪人を戦闘不能に。
「そ、そんな……」
一撃で倒した事もそうだが何より……。
「戦い方がムゴ過ぎる……」
頭ばかりを狙っていて、凄く痛そうに見える。
殺しはしていないだろう……と信じるしかない。
見ていると……その後すぐに変身が解除され、人間の姿に。
「さっきまでの威勢はどうしましたの? もしかしてビビッてますの?」
言っちゃ悪いかもだけど言わせてくれ。
うぜえ。
「や……やるぞ!」
「倒すわよ!」
何とか他の生徒達も、怪人としての力を活かして立ち向かう。
「はあっ!」
「えいっ!」
二人同時に、美咲に対するが……最早他の怪人と同じ、いやそれよりも強い力を手に入れた美咲には及ばない。
美咲が恐らく喧嘩慣れしているのもあるかも知れないが、とにかくあの変身以来、まともに攻撃が入らず……形勢逆転。
ボマーがバットを薙ぎ払うと、それに吹き飛ばされた二人の怪人が、すぐに人間の体へと戻る。
「あと二人ですわね」
「ちょ、調子に乗るな!」
今度は兵士らしく、どこからか銃を召喚。
発砲するが、ボマーは金属バットで全て防いで駆ける。
「はっ!」
そして脳天へバットを叩きつけた。
あっという間に最後の一人へ。
「貴方を止められるのはただ一人……私ですわ!」
右手を残り一人に指さしてから、すぐに親指を自分に向ける。
「図に乗るな!」
今度は怪人自ら、ボマーへと立ち向かう。
「無駄ですわ!」
背中の六本のボムビットが、複雑な軌道を描いて怪人へ。
強力なボムビットを前に、怪人は成す術もなく全て喰らい、ダウンしてしまう。
立ち上がろうとするのを見たボマーが、端末を外す。
「行きますわよ」
『FINAL DRIVE!』
端末から音声が。
ボマーの脛をボムビットが囲い、そのまますぐにボマーが飛び上がる。
「とうっ!」
ビットを纏った方の足を前に突き出して叫ぶ。
「ライダーボムキック!」
勢いに乗って、美咲は怪人の顔面へと飛び蹴りを放つ。
所謂ライダーキックだ。
「うわあああああああッ!」
怪人は断末魔を上げて、爆発に巻き込まれる。
人間体へと戻った生徒が爆風の中から姿を現すが、ボマーの姿はまだ現れない。
「……アレ?」
こういうのって……倒してから爆風の中から現れるのがセオリーなんだけど、まさか。
「ここですわよ」
美咲が俺の後ろで、何故か人差し指を天に向けて構えていた。
「あの……もしかしなくても今のって……」
「また死にましたわよ」
ですよね……てか死ぬと傷治るのね。
「いや普通自分の技で死ぬか!?」
心夜です。仮面ライダーでいう一話目的なオーソドックスな内容を書き終えた所で、
今日の投稿は終わりです。
狩野遥の復讐から始まった、ライダー対怪人による不良達の戦いが、どこに向かっていくのか。是非今後をお楽しみください!