浅井三姉妹のバカな日常外伝 仮面ライダーボマー   作:門矢心夜

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第七話

「何故お前が……」

 

 動揺を隠せない怪人達。

 ボマーはバットを相手に向けて叫ぶ。

 

「最初からクライマックスですわよ!」

 

 そのまま駆け出す。

 リーダー格の怪人の脳天に向かってバットを振り下ろし、見事命中。

 一撃で怪人を戦闘不能に。

 

「そ、そんな……」

 

 一撃で倒した事もそうだが何より……。

 

「戦い方がムゴ過ぎる……」

 

 頭ばかりを狙っていて、凄く痛そうに見える。

 殺しはしていないだろう……と信じるしかない。

 見ていると……その後すぐに変身が解除され、人間の姿に。

 

「さっきまでの威勢はどうしましたの? もしかしてビビッてますの?」

 

 言っちゃ悪いかもだけど言わせてくれ。

 うぜえ。

 

「や……やるぞ!」

「倒すわよ!」

 

 何とか他の生徒達も、怪人としての力を活かして立ち向かう。

 

「はあっ!」

「えいっ!」

 

 二人同時に、美咲に対するが……最早他の怪人と同じ、いやそれよりも強い力を手に入れた美咲には及ばない。

 美咲が恐らく喧嘩慣れしているのもあるかも知れないが、とにかくあの変身以来、まともに攻撃が入らず……形勢逆転。

 ボマーがバットを薙ぎ払うと、それに吹き飛ばされた二人の怪人が、すぐに人間の体へと戻る。

 

「あと二人ですわね」

「ちょ、調子に乗るな!」

 

 今度は兵士らしく、どこからか銃を召喚。

 発砲するが、ボマーは金属バットで全て防いで駆ける。

 

「はっ!」

 

 そして脳天へバットを叩きつけた。

 あっという間に最後の一人へ。

 

「貴方を止められるのはただ一人……私ですわ!」

 

 右手を残り一人に指さしてから、すぐに親指を自分に向ける。

 

「図に乗るな!」

 

 今度は怪人自ら、ボマーへと立ち向かう。

 

「無駄ですわ!」

 

 背中の六本のボムビットが、複雑な軌道を描いて怪人へ。

 強力なボムビットを前に、怪人は成す術もなく全て喰らい、ダウンしてしまう。

 立ち上がろうとするのを見たボマーが、端末を外す。

 

「行きますわよ」

『FINAL DRIVE!』

 

 端末から音声が。

 ボマーの脛をボムビットが囲い、そのまますぐにボマーが飛び上がる。

 

「とうっ!」

 

 ビットを纏った方の足を前に突き出して叫ぶ。

 

「ライダーボムキック!」

 

 勢いに乗って、美咲は怪人の顔面へと飛び蹴りを放つ。

 所謂ライダーキックだ。

 

「うわあああああああッ!」

 

 怪人は断末魔を上げて、爆発に巻き込まれる。

 人間体へと戻った生徒が爆風の中から姿を現すが、ボマーの姿はまだ現れない。

 

「……アレ?」

 

 こういうのって……倒してから爆風の中から現れるのがセオリーなんだけど、まさか。

 

「ここですわよ」

 

 美咲が俺の後ろで、何故か人差し指を天に向けて構えていた。

 

「あの……もしかしなくても今のって……」

「また死にましたわよ」

 

 ですよね……てか死ぬと傷治るのね。

 

「いや普通自分の技で死ぬか!?」

 

 




心夜です。仮面ライダーでいう一話目的なオーソドックスな内容を書き終えた所で、
今日の投稿は終わりです。
狩野遥の復讐から始まった、ライダー対怪人による不良達の戦いが、どこに向かっていくのか。是非今後をお楽しみください!
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