万葉集の謎殺人事件   作:新庄雄太郎

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南が歩夢としずくに出会ったのは茨城県のつくばと潮来へ行った時に知り合った。


第1章 万葉集を読む女

東京駅で、3人の女の子に出会った。

 

彼女の名前は上原歩夢、お台場にある私立高校「虹ヶ咲学園」の高校2年生である。

 

私が歩夢としずくに出会ったのは茨城県のつくばと潮来へ行った時の事であった。ある春休みの日に特急「あやめ」に乗って茨城県へ行く事となり、つくばでは観光に乗って観光する事になった。

 

「皆様、こちらが筑波山でございます。」

 

と、ガイドさんが案内した。

 

茨城県・つくば

 

「へぇー。」

 

「こんなに大きいんだ。」

 

「そうだよ。」

 

筑波山は、標高877メートルとそれほど高くはありませんが、関東平野にあって遠くから望むことができ、古くから人々に親しまれてきた山です。山は、男体山と女体山の二つの峰(みね)からなっています。

 

奈良時代に編纂された常陸国風土記(ひたちのくにふどき)には、筑波山が人々に親しまれていることが記述されています。

 

「そうか、しずくは文学は好きなのか?。」

 

「ええ、最近万葉集呼んでるんです。」

 

「知ってるか、筑波の歌枕を。」

 

「えっ、私知らないけど。」

 

「筑波嶺を、外のみ見つつ、ありかねて、雪消の道を、なづみ来るかも」

 

と、南は言った。

 

「あっ、これ知ってる、丹比真人國人ね。」

 

「おっ、よく知ってるな。」

 

「私、国語で習ってるの。」

 

「本当か。」

 

「ええ。」

 

「歩夢って、文学好きだったか。」

 

「うん、ちょっとだけどね。」

 

次の日、南と歩夢としずくは潮来市の福島水神宮へやって来た。

 

「常陸なる 浪逆の海の 玉藻こそ 引けば絶えすれ 何どか絶えせむ」

 

「それ、誰が書いたの。」

 

「作者は未定だけど、常陸の国の歌だ。」

 

「ほう。」

 

「意味は、常陸の浪逆海の玉藻こそ引けば切れるが、われわれの仲はどうして切れよう。」

 

「なるほど。」

 

あれから、1か月。

 

この日、南は歩夢としずくと一緒に東京駅から新幹線に乗って富山県の高岡へ旅行する事にした。

 

今回の旅行は、高岡へ行くきっかけはある雑誌で万葉集の旅の記事を読んで歩夢から誘ってきたからだ。

 

「久しぶりだね、歩夢ちゃん。」

 

「えぇ、南さんも元気で何よりです。」

 

「私たちに会うのは茨木のつくばと潮来以来ね。」

 

「うん。」

 

「今回は、万葉のふるさと高岡ね。」

 

「うん、高岡は古城公園や大仏も有名だけど、高岡も万葉のふるさとなんだよ。」

 

「へぇー、高岡も万葉のふるさとなんだ。」

 

「そうだよ。」

 

「あっ、そろそろ新幹線が来ましたわよ。」

 

と、しずくは言った。

 

「ああ、新幹線「ひかり」の博多行ね。」

 

「これに乗ればいいんだよ。」

 

「歩夢先輩、乗りましょう。」

 

「ええ。」

 

 




次回はいよいよ高岡へ

ご期待ください
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