「それじゃあ、幻想郷に行くわよ。」
そういうと、八雲紫・・・面倒だから八雲としよう。
八雲は何もないはずの空間に指先を伸ばし、空間を裂いた。
「・・・・・・」
「なに、阿呆みたいな顔を晒しているのよ・・・」
あまりの驚きに身動きが取れずにいた俺に不審感を抱いた八雲はこちらを見ながらそう言ってきた。
「阿呆とは失礼だな。」
「あら、私はあくまで事実を述べただけよ?」
反論の仕様がなかった。
何かしらの反論をしてものらりくらりと躱されてしまうだろう。
「さあ、このスキマを潜りなさい。」
「言われなくとも潜ってやるさ。」
抵抗することを止めた俺は八雲の言葉に素直に従うことにする。
中に入るとたくさんの目玉がこちらを見ていた。
「ここを抜けると幻想郷につくのだけれど・・・どこにつくのか、それだけは私にも分からないわ。」
「それはいくらなんでも無責任すぎはしないか?」
八雲は目をそらし明後日の方角を向いていた。
「あ、幻想郷につく前に言わないといけないことがあったわ」
「なんだ?」
「妖怪に襲われないように気を付けてね~」
八雲はものすごく重要なことをとてもゆるく言ってきた。
「それじゃあ、幻想郷での生活、頑張ってね~」
「ちょっ・・・待て!!」
俺の抵抗もむなしく・・・スキマから幻想郷に放り出された。
「うっ・・・うわああああああああああ!!」
高所に投げ出された身は重力に曳かれて地面に落ちていく。
(ああ・・・俺はこのまま地面に叩き付けられてザクロのようにグチャグチャになって死ぬんだろうな・・・)
覚悟を決めて目を閉じ、重力に身を任せる。
目を閉じて何秒かが経過する。
だが、覚悟していたような衝撃は来ない。
(痛みもなく楽に死ねたのかな?)
そう思って目をゆっくり開けてみると・・・水色の髪となんだかよくわからない帽子が目に飛び込んできた。
「目が覚めたか?」
そう、水色の髪の人が話しかけてきた。
「ああ・・・大丈夫だ。それより、聞きたいことが・・・」
「ん?ああ、私の名前は上白沢慧音。寺子屋の教師をしている。」
「これはこれは・・・俺は島崎義直・・・じゃなくて、ここはどこだ?」
「ここは、幻想郷の人里と迷いの竹林の間の道だ。」
「そうか・・・俺はようやく幻想郷に・・・」
「あ~・・・義直?」
「なんだ?」
「そろそろ・・・自分の足で立ってもらわないと困るのだが///」
上白沢の言っていることが分からず自分を見てみると・・・
上白沢に俗にいうお姫様抱っこで抱えられていた。
「すすすすすすすまない、上白沢すぐに降りるから許してくれ!/////」
あまり恥ずかしさで呂律が回らなかったがすぐに上白沢の腕の中から降りた。
「許すもなにも・・・最初から怒ってない///それと・・・・・」
「ん?///」
「上白沢と呼ばれるのは慣れてないから慧音と呼んでくれ。」
「分かった。」
お互いにおちついた。
そこで、俺はふと浮かんだ疑問を上白沢改め慧音に聞いてみた。
「どうして、俺を助けられたんだ?」
「それは・・・私が竹林に住んでいる友人のところに行こうとしたら空から人が落ちてくるのが見えたからなんだ。」
「そうな「お~い!!慧音~!!」」
俺の言葉を遮り、新たな人が来た。
こんばんは、八意です。
書きたい衝動が抑えられず・・・ついつい2話目を投稿してしまいました。
本当に気分転換で書いてるはずなのにおかしいですね・・・
こんなおかしな作者が書いている作品ですが良ければこれからも読んでください
最後に出てきた人は分かる人は分かると思いますが心の中に秘めておいてもらえると幸いです