未だに全部を把握しきれてない子です。何かしら違っている部分がありましたらご指摘お願いします。
スノーフル近くの崖下には、複数の小屋が建てられている。
もともと一つだけあった小屋とはまた別の場所に建てられているそれらは、何かしらの問題で自分たちの世界に居られなくなった者たちが住む物。
その一つに彼女はいた。
先端に行くにつれて桃色になっている茶髪と、薄紫のタートルネックにマゼンタ色のスカートという服装が特徴。
その少女の膝には球体の生物が乗り、撫でられて喜んでいた。
彼女の名は
そしてピンク色の球体は
ベティーとおなじ恐怖のタマシイを持ち、ベティーと生命を共にしている生命体。その身を変形させベティーを手助けする仲間だ。
そんな彼女のいる小屋に来訪者があった。戸が叩かれ、返事も待たずに開かれる。
入ってきたのはエンプティーだった。
「よお。暇そうだな」
「……戸を叩く意味あるかしら」
「無いな。何を言われようと入るつもりだったから」
「……そう。で、わざわざ出向いてなんの用かしら」
「なに、たまには顔を出してやろうと思っただけだ。ほれ」
エンプティーが取り出したのはケツイを抜かれたニンゲンのタマシイ。ベティーはそれを受け取るとアクムに食べさせた。
ベティーとアクムは食事を取らない。その代わりに魔力を原動力としている彼女らは、タマシイなどで魔力を補給することで生きている。
エンプティーが渡したのはプレイヤーが送ってきたアバターの物。彼女の命を繋ぐため、エンプティーはタマシイを定期的に届けていた。
「今まではタマシイだけを寄越していたのに。部屋から出て会いに来るなんて……ずいぶん長かったのね。泣き止むのにそんなに時間がかかった?」
楽しげな笑みを浮かべるベティーへ、エンプティーは何も言い返さない。気を良くしたベティーはさらに続けた。
「自分のしてきたことを嫌悪して、皆から離れて、気は晴れた?それとも、どこかの誰かさんにまた絆されでもしたのかしら?あんなに憎んでいたのに」
周囲が点滅し、暗くなる。
エンプティーに伸びる無数の手。トリエル、アンダイン、アルフィー、グリルビー、アズゴア……パピルス。
四方八方から、たくさんの手が伸びる。彼が殺したモンスターたち。その手がエンプティーを飲み込もうとする。
「………………」
「優柔不断、半端者。貴方はいつまでも
溶けた友達たちの手がエンプティーを覆い隠した時、空間がブレ、幻覚が破られた。
「っ……」
「……そうさ。オレは半端者、未だに迷ってる怠け骨。だからこそ、やっぱり埋めたくなるんだよ。このカラッポの自分をな」
エンプティーは戸を開けると、ふと思い出したようにCodeを操作しケチャップを取り出した。
「いつかは、お前もそこに収まってもらう。お前の居場所はここにある」
エンプティーはケチャップをベティーに放り投げ、戸を閉めた。
キャッチしたベティーはしばらく動かなかったが、やがてケチャップの蓋を開けると中身を全て飲みほした。
アクムがギョッとしてベティーを見る。それを意にもかえさず、ベティーは空になったケチャップボトルをそばの棚に置いた。
「……どうかしてるわ。『赤』一色、味もそう。こんなのが好きなんて理解できない」
アクムを抱え、ベッドに転がるベティー。何をするでもなく、ボーッと天井を見続けた。
「……でも、悪くはないわね」
騙す、裏切るなんて当たり前。死を恐れ、敵をいたぶるのが好き。
全モンスターを皆殺しにし、ニンゲンを恐怖で支配しようとしていた彼女は、モンスターだらけの地下世界で平穏を噛み締めていた。
書いてて思った。なんだこれ。
ベティーってこんなんだっけ。イラストとかのを見すぎて混ざったかな。
このキャラクター出して欲しいなどなど、リクエストもお待ちしています。
リクエストはこちら
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=275582&uid=345959