UNDER EDEN   作:サンサソー

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今回はフリスク回。
今はテンションがおかしいので内容もぶっ飛んでます。ご注意ください。


14. サンスク

エンプティーの部屋、中に三人いるにもかかわらず、音はCodeが画面を流れるものしか無かった。

 

部屋の主エンプティー、問題を持ち込んだフリスク、そして問題そのものの子供。

 

子供はニンゲンの姿をしているが、左目はシアン色と黄色で輝いている。着ているのは青のパーカーと紫色のワンピース。子供はニコニコと笑顔を浮かべながら、エンプティーの出したケチャップを美味しそうに吸っていた。

 

どうやらエンプティー、絆されるだけじゃなくやることまでやったらしい。今日はお赤飯だ。

 

「シャーラップ!そもそもこんなにデカい子供がいる時点でおかしいだろ!?」

「パパ、おーきな声だしてどーしたの?」

「パパじゃない!フリスクも何か言ったらどうだ!なんだこの状況は!?」

「あはは、ボクにもわからないよ」

 

認知しろサンズ。もはや責任を取らないとは言うまいな?

 

「かつて、ここまで地の文がはっちゃけたことがあっただろうか。じゃなくてな、フリスク説明しろ。連れてきたのはお前だろう!?」

「う、うん。ええと、ボクが遺跡から出た時なんだけど……」

 

 

 

 

 

 

 

「今日はどうしようかな。またサンズのところに行こうかなぁ」

「ん、それなら私も行くぞ!アズも連れて暴れ散らしてやる」

「でもキャラはアズリエルと一緒にママにおつかい頼まれてるでしょ?」

「ついでだついで!」

「ダメだよキャラ。ママが寄り道しちゃダメって言ってたし、ボクとキャラはママから出された宿題が終わってないんだから!」

「ぬぐぐ……アズのくせに、私に楯突くとは生意気だぞ!!」

「え、ちょ、うわあああ!?」

 

キャラがナイフを振りかざし、顔を崩壊させながらアズリエルを追いかけていってしまった。一人残されたフリスクは、ため息をつきながらスノーフルへと足を進めようとした時。

 

「ママー!」

「ふぇ?」

 

林から飛び出した少女に抱きつかれ、そのまま倒れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、今に至ると」

「うん」

「……なあガキんちょ」

「パパ!いつもみたいにサンスクって呼んで!」

「名前が安直すぎないか!?」

「あ、あはは……でも、『ありがとう』のサンクスみたいでよくない?」

「名前付けたの絶対お前だろ」

「ママが名前付けてくれたのー!パパは嫌そうだったけど、好きだって言ってくれたよー?」

「お、おう…そうか」

 

純粋さが苦手のエンプティー。そのために彼は子供が総じて苦手だ。頭を抱えるエンプティーは、サンスクが次にとった行動でさらに苦しむことになる。

 

ケチャップを飲み終わったサンスクがエンプティーの胡座の上に座ったのだ。

 

他人に触られたエラーの如く固まるエンプティー。それに気が付かず、サンスクは足をパタパタしてはしゃいでいた。

 

「……はっ!?おい下りろガキんちょ!」

「ガキんちょじゃない!サンスクだよ!」

「ええい、サンスク!オレよりママのところに行け!」

「やだよ!ママが、パパは寂しがり屋だからいっぱい構ってあげてって言ってたもん!」

「フリスク!?」

「え、言ってないよそんなこと!」

 

先程までの静けさとはうってかわり、騒がしくなる室内。サンスクはふんすふんすと鼻息を鳴らしながらポカポカとエンプティーを叩き始めた。

 

「パパ!ママのこともいつもみたいに呼んであげて!」

「おい待て、フリスクって呼んでないのかよ。どう呼んでるんだオレは」

「パパはいっつも、ママのこと『キャラ』って呼んでたもん!!」

「どっから生えてきやがったアイツ!?」

 

今までの言動から推測するに、サンスクはサンズとフリスクの体を乗っ取ったキャラとの子供のようだ。おそらく、家族の周りには塵が積もっているのだろう。

 

「とんでもない所から来たな……」

「あはは。サンスク、パパ可愛いね?」

「うん、慌ててるパパかわいい!」

「能天気め…!ならなんでオレのところに連れてきた。クローンのやつのところでもよかっただろ」

「うん……一度行ったんだけど…」

 

 

 

『サンズ〜』

『お?どうしたフリ……おい、そいつは…』

『ええと、この子は…』

『いや、皆まで言うな。それより、早くエンプティーのところに連れて行ってやれ。そうか、あいつもとうとう……』

『え?う、うん』

『バイバイ!パパみたいな人!』

 

 

 

「……というわけなんだ」

「あいつ、知ったかで自己完結しやがった…!しかもサンスクもあいつを父親と認めてないのかよ…!」

「だって、パパは血と罪の匂いがしてるから。あの人、綺麗だったね〜」

「ぐ……なるほど」

「パパ〜。次の虐殺はいつかな〜」

「やらない!虐殺はしない、この世界には殺しは必要ないからな!」

「だからって、ここでボーンっとしてるの?」

「ボーッとなんてしてな…あ?」

「つくてーん」

 

両手を上げて効果音を口で言うサンスク。その可愛さにフリスクはサンスクを抱き寄せ、頭を撫でながら一言。

 

「悪い影響が出てる」

「おい、ギャグのセンスはいいだろ。というか他のサンズの子供のことなんざ知るか!父親に言え!」

「パパ〜?」

「オレをパパと呼ぶなフリスク!?」

 

 

 

その後、サンスクはガスターに引き取られ元の世界に返されることになった。エンプティーは肩の荷がおりたと安心するが、一人残念がっていた者もいたことをここに記す。

 

サンズとフリスク(キャラ)の子供サンスク。再登場の予定は今のところ無い。

 

 




幸せに溢れた平和な地下世界が大好きです。
そのうち、アンダイン&アルフィーとかも書きたいなぁ。

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