UNDER EDEN   作:サンサソー

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受験が終わったので、ほかの小説も投稿していきます。後は結果を待つのみ……。

今回はsaneeeeeeees!!!!さんリクエストのサネス回です。皆さん、彼が出るということは汚く悪い単語が連続で出て、かつあの有名な猫も出ます。

ご注意ください。そして報告等はなしでお願いします。そういうキャラなんです…。



15. Thank you for rushing me

いつもの部屋にて、エンプティーは頭を抱えていた。

 

「来た……とうとう()()()がこの世界に来やがった…」

 

画面には凄まじい勢いでCodeが流れていく。しかし、それはEDEN世界の状況を示しているCodeではない。

 

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

FUCK YOU

 

TOM

 

 

「やめてくれ…これ以上はその言葉を出さないでくれ…」

 

彼の精神はもう限界に近かった。Codeのように綺麗に並んだ悪口雑言。これは来訪者の存在そのもの、個性だ。怒りと混沌が混じってしまった劇物だ。

 

「外に出て止めるべきか。いや、ここは全てを受け入れる最後の楽園。奴も受け入れなければ…受け入れ……」

 

TOM

 

画面いっぱいにCodeではなく猫の顔が映る。有名なトムとジェリーのあのトムだ。

 

「FUCK YOU!!」

 

ついにブチ切れたエンプティーは腹いせに壁をドンと叩き、本来ならあまり使わない扉をぶち壊して出ていった。

 

 

 

 

 

 

ウォーターフェル、そのダスト系サンズが集まっていた場所は気味が悪いほどに静かだった。

 

サンズたちが居ない訳では無い。いつも通り大量にいるのだが、その全ては痙攣しながら転がっていた。

 

ダスト系サンズたちが集まっていることを危険とみなした光AUの仕業か?否。

 

より強い者に打ち倒されたのか?否。

 

仲間割れでも起こったか?否。

 

これは全て、一人のキャラクターによって生み出された惨状だった。

 

ダスト系サンズたちが倒れている場所、その中心。そこに奴はいた。

 

 

 

さて、ここで一つ問おう。

 

真に恐ろしい存在とはなんだろうか?

 

虐殺を楽しむ者か?

精神が狂い果てた者か?

世界を破壊する者か?

 

否。否。否。

 

そういった次元の話ではない。

 

力はともかく、恐ろしさで言えば彼はGodverseの住人すらも超えるだろう。いや、その恐ろしさは神々ですら抗えず、その仲間に加えられてしまうかもしれない。

 

AUには、そしてキャラクターにはカテゴリが存在する。

 

守護者、破壊者、中立、虐殺、反虐殺などなど。

 

彼はそのどれにも当てはまらない。しかし、未だに増え続ける彼の仲間にはそのカテゴリごと取り込む者もいるだろう。

 

『カオス』

 

それは無限に仲間を増やし続ける災害のようなもの。誰であろうとその真理にはたどり着けず、そもそも真理など通じるのかすら不明の怪物。

 

その実態は文字通りの混沌であり、その存在もまた混沌じみた性質を持つ。

 

これ以上書くと作者の頭もバグりそうなのでここまでにしておく。FUCK YOU

 

そんなカオスカテゴリは、今のところ2つの派閥に分かれている。

 

1つは、巨大な頭に2本の腕が付いたUltra!Sans派。枠やコマンドすら破壊する混沌の怪物。彼は新しくオメガフラウィーのような戦闘ゲームが出たが、カオスに分類されるのはその旧作の方。

なんと、Ultra Murder!Sansに始まり、どんどんその数を増やして行ったのだ。その中には一時期最強のサンズと称えられたError 404!Sansすらも餌食となりUltra Error 404!Sansが生まれてしまった。

 

この波は衰えることを知らず、さらに数を増やしていくことだろう。

 

そしてもう1つこそが本命。カオスの代表、Ultraをも超える怪物。これこそダスト系サンズたちを落とした張本人。

 

極めて乱雑なタッチで描かれたサンズのようなナニカ。上下運動で有名。右手より左手のほうが大きく、口が伸びてえらい事になっている。

 

「へへへ、どうやら忙しそうだな?」

 

ソレは駆けつけてきたエンプティーをまるで挑発するかのように声をかけた。

 

「オレのことは知ってるよな?そう、オレは…SANESSS!!!」

 

怒鳴るように名乗りをあげる怪物。その目は焦点が定まらず狂気を感じさせる。しかし彼はこれがデフォルトなのだ。彼は狂っているのではない。

 

「YOU WANNA HAVE A BAD TOM!?!」

 

彼の名はサネス。Undertaleファンどころか、ミームとしてとある合衆国で絶大な人気を誇る''サンズのようなナニカ''である。

 

「あー……」

 

実際に対峙するとなると、これほどまでに腰が引けてしまうものか。超高速上下運動をしている彼は緊張感などまったく与えないようなカオスを纏っている。

 

しかし、それは何をされるかも分からないということで。なんでもありな彼の機嫌を損ねるのは絶対にしてはならない。

 

さもなくば、サネスの後ろに待機している笑顔のトムの頭、通称トムブラスターに消されてしまうだろう。

 

「よ、よお。お前さんのことは知ってるぜ。それで、なんでこの世界に来たんだ?旅行か、はたまた移住希望か?」

 

後者であったら嫌だなぁと思いつつ。エンプティーは慎重に、しかし恐れ等は勘づかれないように言葉を投げかける。対してサネスは上下運動をさらに早めるだけで返事は寄越さなかった。

 

「え〜っと……どっちなんだ?それとも、別の理由なのか?」

「FUCK」

「え、あ、何か気に触ったか?す、すまん…」

「FUCK YOU」

「え…ええと、何も気に触ってないってこと…か?」

「YEEEEESSSSS!!!!」

「そ、そうか…」

「YOU WANNA HAVE A BAD TOM!?!」

「結構です……」

 

上下運動をしながらピョンピョン跳ねてエンプティーに近づくという常軌を逸脱した行動をとるサネス。

 

後ずさりしそうになったエンプティーはぐっと堪え、動かずサネスと対峙した。

 

しかし、それがいけなかった。

 

サネスが目の前で止まる。エンプティーとサネスはそのまま見つめ合い……十数秒後、サネスが大声で歌い始めた。

 

「エゥデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwwwエゥデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwwwエゥデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwwwエゥデッデwwwwアッドゥドゥーワドゥワwwww」

「え、なんだ、何か嬉しいことでもあったのか」

「YEEEEESSSSS!!!!」

「そ、そうか。なら、そうだな…スパイダーグリルにでも行くか?奢ってやらんでもないぜ」

「FUCK YOU」

「なんでだ!?」

 

すると突然、サネスは頭に?を浮かべるエンプティーをガッと掴み、上下運動をしながら高速で移動し始めた。わけも分からずフリーズしたエンプティーはそのまま連れ去られ……開放されたのはそれから数日後のことだった。

 

エンプティーはそもそもサネスとのことが思い出せず、無理に思い出そうとするとガタガタと身体が震え始める。

 

 

 

サネスは物怖じせずに自分と接したエンプティーを好ましく思った。そのために彼はエンプティーを連れ去った。

 

ターゲットにされたエンプティーがこれから無事でいられるかどうかはサネス次第。

 

サネスに気にいられてはいけない。機嫌を損ねればその場で沈むだけで済むが、気に入られてしまえば一生付きまとわれることになるのだから。

 

次にカオスの矛先が向くのはどこか。彼が現れるのは、あなたの所かもしれない。




再登場の予定はリクエスト次第ですが、正直心配です。運営から何か来たらどうしよう…。

リクエストはこちら
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=275582&uid=345959
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