pixivに投稿していた分のストックはある。しかしすぐに尽きそうです。
林が茂る雪道、''それ''はサンズというスケルトンに出会った。
いかにも旧知の仲のように、笑顔で。
「私はもう疲れたよサンズィ」
「誰だお前さん」
「!!?」
サンズが馴れ馴れしく近づいてくる男に言い放つと、男はピタリと止まり……号泣し始めた。
「き…君も私を忘れたのかサンズィイイッ!?」
「うおっ!?」
正体不明のモンスターは、目から滝のように涙を流しながらサンズに飛びついてきた。
サンズは突然のことに反応できず、男のドロリとした液状の身体にまとわりつかれ、頭を穴の空いた両手で掴まれてしまった。
「まずは記憶と知識だ!君に私の知ることを教えよう!」
「おい!何を勝手なことムグッ!?」
「すまない、すぐに終わるからねサンズィ」
男はサンズの口に触手をねじ込み塞ぐと、自身の持ちうる情報をサンズの頭に流し込み始めた。
「ム…ムウッ!?ング……」
「痛いだろうが我慢だ。あと少しで終わるよ」
無理やり頭に情報を詰め込まれることで、サンズを凄まじい頭痛が襲う。いよいよサンズが意識を手放しかけた頃、ようやく男はサンズの頭から手を離し、口にねじ込んでいた触手を引き抜いた。
「オグッ、ゲホッ!」
「さすがサンズィ。よく耐えたね」
「ゲホッゲホッ…ア…」
「……大丈夫かいサンズィ?私が誰かわか━━━」
「いきなり何すんだG!」
サンズがブラスターを召喚し男……ガスターへと発射した。放たれた光線をガスターは身体の形を変え受け流すと、攻撃されたにも関わらず飛び跳ねて喜びだした。
「思い出してくれたか!いやあ、よかった!」
男の名はW.D.Gaster。元王国科学者であり、コアなどを作り出した天才。
コアに落ちたことで命を落とし、グリッチとなって時空の彼方に消し飛んでしまった。それにより彼を知る全員からその存在を消去されてしまった男だ。
サンズは彼と働いていたこともあり、仲は良い方だった。
「クソッ、まだ頭が痛いな……」
「すまないねサンズィ」
「謝るぐらいだったら別の方法でもいいだろ。なんであんなことしたんだ」
「いやあ、私の中ですでに完結している情報を君に話すのも、新たな発見が無いし……面倒だったから」
「ふざけんなG!」
再びブラスターが火を噴く。ガスターは光線に手を添えてグリッチを放出。グリッチは光線を飲み込み消滅してしまった。
「酷いなぁサンズィ。私が死んでしまったならどうするつもりなのか」
「お前さんはもう死んでるんじゃないのか。そもそも、お前さんに攻撃をしても意味が無いことはわかってる。お前さんに教えられたからな」
「うんうん、しっかりと覚えてくれているようで安心したよ」
「ハッ、無理やり詰め込んだくせに」
「嫌いにならないでおくれよサンズィ」
「お、おま、離れろ!」
フラフラと寄ってきたガスターを振り払うサンズ。どうやら先程の件がトラウマになっているようで、表情が必死だ。
「そんな…サンズィィ……」
「お前さん必死すぎるだろ。泣くな泣くな、ほら、グリルビーにでも行こうぜ。飯でも食って落ち着けよ」
「……君のことだからどうせツケなんだろう?」
「へへ、まあな」
『近道』を使おうと指を鳴らそうとしたサンズ。その時、後ろで物音がした。
「……サンズ?」
すぐさまガスターがサンズを抱え、凄まじい速さで飛び去った。
突然抱えられ、超高速飛行。さすがのサンズも吐き気を覚えてしまう。サンズはガスターに抗議しようとするも、飛行するガスターは真剣な表情だ。面食らったサンズは言葉が出てこなかった。
(……ウップ)
ガスターが自分を下ろしたら、まずはブラスターをぶち込んでやろうと決めた。
EDEN世界の博士はフレンドリーで頭のネジがぶっ飛んでます。日常編を既読済みの方はすでにわかってるかな。
リクエストはこちら
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=275582&uid=345959
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