ストックも残り少ないので、また亀更新になるやもしれませぬ。日常編のほうを頑張るかぁ。
モンスターたちの都、『ニューホーム』。
その玉座の間へと通じる『最後の回廊』にて、ニンゲンとサンズは再び向かい合っていた。
「よお、忙しそうで何よりだな」
ニンゲンはピクリとも動かず、サンズを見つめている。塵を被った髪から覗く赤い目は殺気を帯びてはいるが、どうやらサンズの話を待ってくれているらしい。
「……もう、気づいてるよな。このルートは変わってる。その原因は一人の男によるものでな、オレに色んなことを教えてくれたんだよ」
サンズが左手にオレンジ色の骨を出す。それをクルリと回すと、サンズの背後に大量のオレンジ骨が現れた。
「躱してみろ」
骨がニンゲンを襲う。しかし、オレンジ色の攻撃はすでに『コア』に配置されたビーム砲で知っている。
ニンゲンが前に歩くと、骨は威力を発揮せずにニンゲンを通り抜けてしまった。
「へへへ、お前も知ってたのか。まあいい、オレはこれ以外にも教わったぜ。例えば…お前がやってきたこととかな」
ニンゲンがまた一歩、サンズへと近づく。
サンズは愉快そうに笑うと、両手を上げてやれやれとでも言いたげに首を振った。
「悪い悪い。長々と噂話が過ぎたな。それに……当人の前でその人について話すのは失礼だよな」
周囲が点滅し、回廊から色が消える。無表情だったニンゲンの口が微かにつり上がり、手に持っているナイフをケツイで赤く染めた。
「今日はステキな日だ。鳥は歌い、花は咲きみだれ……こんな日こそ、お前みたいな子供は……おいかけっこでもして遊んでればよかったんだ」
ニンゲンが手を動かし、コマンドに触れる。
ACT
しらべる
サンズ AT1 DF1
既に知っているはずだ
「何も変わりはないぜ。無駄な行動だよ」
サンズが床と天井から骨を生やしニンゲンへ進ませる。骨と骨の僅かな合間をジャンプで避けながら、ニンゲンはナイフをサンズへ向けた。
「へへへ、次から攻撃するぞってことか?」
攻撃が終わり、ニンゲンがナイフでサンズへと斬り掛かる。サンズは軽やかに避け、お返しにブラスターを召喚し放った。
ニンゲンは斬り掛かった勢いのままその場を駆け抜け、光線を回避。急停止をかけ再びサンズへと駆けた。
「なんで、お前はそこまでみんなを殺したがるんだ?何がお前を駆り立てている」
ニンゲンは答えずにナイフを振るう。サンズはショートカットで避け、サンズが元いた空中にブラスターが三機現れた。
しかしニンゲンは、光線が放たれる前にブラスターを斬りつけ爆破させた。
「聞いたところによると、お前はオレたちと友達になって、みんなで地上に出たことがあったらしいじゃないか」
オレンジ色の骨と青い骨が、通常の骨と織り交ぜて放たれた。ニンゲンはナイフで骨を弾き、止まり、動き続けながら距離を詰めていく。
「みんなが笑顔になれる、ハッピーエンドだぞ……何が不満だったんだ?」
サンズは再びナイフを避け、重力操作でニンゲンを引き離すと大量の骨で串刺しにした。
ニンゲンの口から血が吐き出され、辺りを赤一色に染め━━━━
最後の回廊にて。
ニンゲンとサンズが対峙している。ニンゲンは微笑みを浮かべ、サンズは何かを悟り困り顔で。
「よお、楽しそうな顔だな。何がそんなに面白いのかは理解できないが……まあいい。オレはオレの仕事をするだけだ」
再び回廊の色が消える。
ニンゲンはサンズへ駆け出し、サンズは骨を飛ばして迎え撃つ。
骨を斬りながらニンゲンは縦横無尽に動き回り、四方八方からサンズに斬りかかった。
「へへへ、違うんだよな?不満なんかじゃないんだろ」
ナイフを避け、ブラスターを足場にして宙へ浮く。ニンゲンは柱を蹴り飛び上がり斬りかかるも、ブラスターがニンゲンを避け光線を発射。
空中にいたニンゲンは光線を避けれず壁に埋められた。
「こんな変わり様、ありえないよな。平和を捨ててまで、お前が殺戮を行ってしまうほどの''何か''があるわけだ」
壁から抜け出したニンゲンに再び光線が放たれる。ニンゲンは駆け出し、光線を避けるとサンズは地面から骨を生やした。
自身を貫こうと生えてくる骨を足場に、ニンゲンはサンズへと迫る。
「二重人格か?それとも、何かに憑かれでもしたか?」
サンズへ飛びかかったニンゲンの周囲にブラスターが展開され、いくつもの光線がニンゲンを飲み込んだ。
最後の回廊。
ニンゲンとサンズが向かい合っている。
「お前、また死んだな?死ぬのが怖くないのか……はたまた、死んでもオレを殺したいのか……オレのこと、そんなに嫌いなのか?」
回廊から色が抜けると同時に、ニンゲンが突貫する。
面食らったサンズはショートカットでナイフを回避し、ブラスターを召喚してニンゲンの背に光線を放った。
ニンゲンは振り向きざまに屈み光線を避けると、サンズへと再び迫る。
サンズは大量の骨を生やし視界を遮ると、ショートカットでニンゲンの背後に回りブラスターを展開する。
音で背後の状況を悟ったニンゲンは壁に向かって走る。ブラスターはニンゲンを追うように光線を放ち、ニンゲンは壁を蹴って大きく宙返りして避けた。
「お前はなぜこんなことをするのか……オレにはまだわからない。だが、狂気の笑みよりも、年相応に笑ってる方がいいと思うぜ?」
長く大きいオレンジ骨と青い骨が時計の針のように回り、大量のブラスターがニンゲンを囲み、時計回りに発射される。
ニンゲンはオレンジと青の骨を気をつけながらも回り続け、全ての光線を避けきった。
ニンゲンの背後で何かが崩れる音がする。
サンズは疲れ果て、片膝を床についていたのだった。
誰を出して欲しい?(近々出そうと思ってるキャラのみ記載)
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