《友 side》
中間テスト、数学の時間
杉野「うわぁ!来た来た来た来た!」
木村「ナイフ1本じゃ殺せねぇよ!どうすんだこの問4!」
中間テスト。
全校生徒が本校舎で受ける決まり。
つまり、俺らE組だけアウェーでの戦いになる。
……まずいな。
数学は苦手教科の1つだ……
殺せんせーや近藤さんに教わりはしたが、流石進学校と言ったところか……!
レベルが高すぎるッ……!
やべぇ……!攻略出来ないっ!
このままだと……殺られるッ!
『ちゃんと教えたはずですよ』
……!殺せんせー……!
『あれは、正体不明のモンスターではありません…』
本当だ……落ち着いて考えれば……
わかる!
問題文の重要な部分…解き方のコツ…
全部………殺せんせーが教えてくれている!
この問題なら……殺れる!
次の問題も……次の問題も……!
次……の……?
なんだよこれ……こんなの…習って……。
俺らは…背後から見えない問題に殴り殺された…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
烏間「……これは一体どういう事でしょうか。公正さを著しく欠くと感じましたが」
本校舎教師「おっかしいですねぇ…?ちゃんと通達したはずですよぉ?烏間先生…?伝達ミスではないのですかねぇ?」
真弓友
合計点数 377点 188人中58位
潮田渚
合計点数 315点 188人中105位
磯貝悠馬
合計点数 367点 188人中68位
寺坂竜馬
合計点数 230点 188人中159位
烏間「伝達ミスなど覚えは無いし、そもそもどう考えても普通じゃない。テスト2日前に、出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて……」
本校舎教師「わかってませんねぇ……うちは進学校ですよ。直前の詰め込みにもついていけるか試すのも方針の1つ。本校舎のクラスでは、なんと理事長自らが教壇に立たれ、見事な授業で変更部分を教えあげてしまわれました」
烏間(あの理事長……!自分の主義のためにそこまでやるか!余計な妨害をしてくれた……!暗殺対象(こいつ)にE組から去られたら元も子も無い!)
殺「……先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです……。君達に顔向け出来ません………」
殺せんせー…落ち込んでる…。
俺らの方を向かず黒板を見続けて……。
暗殺のチャンスだけど、こんな時に暗殺しに行くやつなんかいるわけ……。
ガァン!
その時、誰かが殺せんせーにナイフを投げた。
殺「にゅやっ!?」
カルマ「いいの〜?顔向け出来なかったら、俺が殺しに来んのも見えないよ」
…いやいたわ。
成績良くて素行不良なやついたわ。
殺「カルマ君!!今先生は落ち込んで……え?」
カルマ「俺、問題変わっても関係無いし」
赤羽業
国語 98点 数学 100点 理科 99点
社会 99点 英語 98点
合計点数 494点
188人中4位
木村「す、すげぇ…」
前原「数学100点かよ……!」
カルマ「俺の成績に合わせてさ、『せっかくだからもうちょい先行ってみましょう』とか言って、あんたが余計な範囲まで教えたせいだよ…。だけど、俺はこのクラス出る気ないよ。前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし……。で?どーすんのそっちは?全員50位に入んなかったって言い訳つけて……ここからシッポ巻いて逃げちゃうのぉ?それって結局さぁ……殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
前原「………なーんだ!殺せんせー怖かったのか!」
友「それなら正直に言ってくれりゃ良かったのに」
倉橋「ねー!『怖いから逃げたい』って!」
殺「………!!にゅやぁぁぁぁ!!逃げるわけありません!!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!!」
中間テストで俺らは壁にぶち当たった。
E組を取り囲むぶ厚い壁に……。
一同「あははは!!」
殺「何がおかしい!!悔しくないんですか君たちは!」
それでも俺は胸を張った。
自分がこのE組であることに。
真弓友の一学期中間試験成績
英語 66点 国語 85点
数学 65点 理科 70点
社会 91点
合計点数 377点
188人中58位
次回は修学旅行の序章です!友と不破の初デート回……!?