真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

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第14話 買い物の時間

《友 side》

 

片岡「友。班の人数揃った?」

 

友「班……?あ、修学旅行か」

 

片岡「揃ったら、私か磯貝君に言ってね」

 

友「おっけ〜い」

 

 

中村「ねぇ友君よ。ウチの班に来ない?って不破ちゃんが」

 

不破「ちょ…!?な、中村さん!?」

 

友「ああ。全然いいよ。中村と不破のとこの他の班員は……航輝、岡島、創ちゃんに千葉ちゃんに速水か」

 

三村「同じ班か。よろしくな友」

 

友「おうよろしく〜」

 

菅谷「友、どこ行きたいとかあるか?」

 

友「ん〜。やっぱり映画村とかかなぁ」

 

中村「いいね〜!映画村!」

 

不破「ちょ、ちょっと中村さん!!」コソコソ

 

中村「なによ不破ちゃん?」コソコソ

 

不破「何って…!なんで私が友君と同じ班になりたいみたいな言い方を…!」コソコソ

 

速水「……でも、実際なりたかったんでしょ?」コソコソ

不破「そ、それは…!」コソコソ

 

友「何コソコソ話してんだ?」

 

不破「こ、こっちの話だよ友君!!」

 

 

殺「全く……3年生も始まったばかりのこの時期に総決算の修学旅行とは片腹痛い……。先生あまり気乗りしませんねぇ!」

 

前原「じゃあなんで舞子の格好してんだ!」

 

杉野「ウキウキじゃねーか!」

 

岡島「しかも似合ってるよ!」

 

三村「つーか後ろの荷物でかっ!」

 

友「明らかに必要ないもん入ってんだろそれ!」

 

 

殺「バレましたか……。正直、先生は君達との旅行が楽しみで仕方ないのです…」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

烏間「知っての通り、来週から京都2泊3日の修学旅行だ。君らの楽しみを極力邪魔はしたくないが、これも任務だ」

 

岡野「……てことは、あっちでも暗殺?」

 

烏間「その通り。京都の街は学校内と段違いに広く複雑。しかも、君達は回るコースを班ごとに決め、奴はそれに付き添う予定だ。狙撃手(スナイパー)を配置するには絶好の場所(ロケーション)。既に国は、狙撃のプロを手配したそうだ。成功した場合、貢献度に応じて百億円の中から分配される。暗殺向けのコース選びをよろしく頼む」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

千葉「……こんな感じで、映画村の劇を見ている隙をついて狙撃してもらうのはどうだ?」

 

三村「おお…いい作戦だと思う!」

 

中村「んじゃ、演者の人達にも協力してもらうように烏間先生にも言わなきゃね」

 

友「普段より大きく動いてもらって、殺せんせーを上手く狙撃ポイントに誘導することが出来れば……」

 

 

 

イリーナ「フン……皆ガキねぇ…。世界中を飛び回った私には…旅行なんて今更だわ」

 

前原「じゃ留守番しててよビッチ先生」

 

矢田「花壇に水やっといて〜」

 

倉橋「ねー2日目どこ行く?」

 

片岡「やっぱここからじゃない?」

 

磯貝「暗殺との兼ね合いを考えると……」

 

倉橋「でもこっちの方が楽しそ〜」

 

 

イリーナ「何よ!!私抜きで楽しそうな話してんじゃないわよ!!」

 

前原「あーもー!行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ!!」

 

 

ビッチ先生は相変わらずだな。

…ん?なんかいきなり手に重みが…?

 

殺「皆さん!1人1冊です」

 

皆に配られたのはかなり分厚い本だ。なんだこれ。

 

三村「重っ!」

 

中村「なにこれ殺せんせー?」

 

 

殺「修学旅行のしおりです」

 

友・前原「辞書だろこれ!!」

 

 

殺「イラスト解説の全観光スポット、お土産人気トップ100、旅の護身術入門から応用まで!昨日徹夜で作りました!」

 

前原・友「どんだけテンション上がってんだ!!」

 

 

殺「先生なら京都まで1分で移動することが出来る……。でもね、移動と旅行は違います。皆で楽しみ…皆でハプニングに遭う…。先生はね、君達と一緒に旅できるのが嬉しいんです」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中村「友、不破ちゃん、明日3人で修学旅行の荷物買いに行かない?」

 

不破「うん、私も買いたいものあったからいいよ」

 

友「俺も。どうせ暇だしな」

 

 

中村(………ふふ、計画通り…)

 

友「じゃ、明日9時に駅前で」

 

不破「うん。わかった!」

 

中村「りょうか〜い。……ふふ」ニヤニヤ

 

 

この時、俺たちは気付くべきだったんだ。

中村のゲスな目的に…!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

翌日

 

不破「………ねぇ友君」

 

友「…あぁ。来ねぇな…あいつ」

 

 

俺ら2人は今駅前で誘った張本人を待っているのだが…

 

友「あいつ全然来ねぇ!!!」

 

迂闊だった……!

良く考えれば中村が男女2人を誘うだなんてゲスな目的が大半だ……!

くっ…警戒するべきだった…!

 

最初から2人きりにするのが目的だったか…!!

 

 

不破「あ…!中村さんからLINEだ!」

 

友「なんて?」

 

不破「『ごめ〜ん、予定入ったから今日来れないや〜』だって……」

 

友「あいつ……」

 

 

不破「……2人で行こっか…」

 

友「そうだな。まずは1日目のおやつでも買いに行くか?」

 

不破「そうだね。あとは皆で楽しめるものとかも買いたいなって」

 

友「お、いーねぇ。おやつの次はそこ行こっか。その後時間あったらゲーセンにでも行くか?」

 

不破「うん!賛成!」

 

 

 

ここはもう開き直って楽しむしかねぇ…

でも…女子と2人で買い物とか……

やばい…初めてだから結構緊張する!!///

 

【真弓友の弱点 意外とヘタレ】

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

《不破 side》

 

中村さんめ……これが狙いだったとは……。

や、やばい!めっちゃドキドキするっ!!

 

友「不破はどんなお菓子欲しい?」

 

不破「ふぇっ!?あ、そ、そうだね。普通に…コ〇ラのマーチとか……ポ〇キーとか?」

 

変な声出た!変な声出た!///

うぅ……緊張してるとき変な声出る癖直さないと……!///

 

友「よし、じゃー俺はマ〇ブルとか買っとこ〜」

 

不破「お会計して、その次は皆で楽しめそうなやつだね」

 

はぁ……なんだろう。

早くこの時間が終わってほしいような……。

もっと長い間こうしていたいような……。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

友「すごろくとか…人生ゲームなんかありじゃないか?トランプとかUNOとかはどーせ誰かが持ってくるしさ」

 

不破「んー…。どんな人生ゲームがいいかなぁ?」

 

友「俺はどれでもいいけど……不破が決めていいよ」

 

不破「うーん……じゃあ適当にこれかな……

 

……ん?」

 

 

私が手に取った人生ゲームは……。

他のものと比べて明らかに結婚だったりデートだったりとかのイベントマスが多いやつだった。

 

しまったぁぁぁぁぁ!?////

ミスったぁぁ!?////

 

友「おっけー。じゃ、会計してくるね。金はあるから」

 

不破「ふぇっ!?う、うん!ありがと……///」

 

 

幸い友君はどんなイベントがあるか見てなかったみたいだけど……やってる最中に気付かれるかも……。

て…ていうか早く違うのに替えてもらわないと…!

 

あぁ…でももう会計しちゃってる……遅かったぁ……。

 

 

友「さて、他に買うものとかないか?」

 

不破「う、うん。無いと思う…」

 

友「おっけ。じゃ、ゲーセン行こっか!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

不破「こ、これ!!」

 

友「あ、不破が好きな漫画のフィギュアじゃん」

 

 

私達はクレーンゲームのコーナーを見て回っている…!

すると、私の大好きな漫画のキャラクターのフィギュアがあるではないか!!

 

でも…私クレーンゲーム苦手なんだよなぁ…

 

友「取ってあげよっか?」

 

不破「いいの!?」

 

友「あぁ。前に新に教えてもらったんだ。確か…こーゆーフィギュアはこうやって…アームで押して……っと」

 

ゴトッ

 

友「よーし3回で取れたー!」

 

不破「す、凄い!」

 

友「ほら、欲しいんでしょ。あげるよ」

 

不破「い、いーの!?」

 

友「当たり前だろ。あげるために取ったんだから」

 

か、カッコイイ……///

 

や、やばい!顔赤くなってるのバレる!!

 

 

友「さ、次は何するかね……。あ、あれとかいいんじゃね?銃でゾンビ倒すやつ」

 

不破「確かに…射撃の練習にもなるかも」

 

友「俺らにはピッタリでしょ!でも大丈夫?ホラーとか…苦手だったりしない?」

 

不破「う、うーん……。ちょっと怖いけど…ま、まぁ大丈夫だよ!」

 

友「そうか?ならやるか!」

 

 

うぅ…。

友君と一緒なら平気だなんて言う勇気は無かった……。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

友「いやぁ…疲れた。でも自己ベスト更新したぜ!」

 

不破「凄いね友君……。出てくるゾンビ全部倒すじゃん…」

 

友「でもこれ、ヘッドショットした方が得点高いんだ。俺はまだ全体ヘッショは無理だからな。ほら、このランキング1位の『Yukiko』って人。この得点は全体ヘッショ当てて、それプラス最短で進まないとここまで行かないよ」

 

 

不破「そうなんだ…。凄いねこの人」

 

友「ああ。ここのゲーセンは全部この人載ってるし……俺も憧れてんだ。その人に。でも、不破も初めてにしては上手いと思うぞ?普段から訓練受けてるだけあるね」

 

不破「でも友君には及ばないよ…。普段の射撃も結構的に当ててるよね?」

 

友「あぁ。普段ゲームやってるからかな。反射神経とかも普通より良い方だし、銃のエイムとか、どう立ち回った方が効率がいいか考えたりとか……。ゲームやってると暗殺にも活かされるものだな〜」

 

凄い……。

ゲームと現実じゃ感覚とかも違うだろうに……。

それも上手くコントロールして……。

 

友「近距離暗殺の方は、剣術道場のおかげだろうな。この前、烏間先生に頼んで対先生日本刀作ってもらってさ。すげぇ使いやすいんだ」

 

不破「対先生日本刀……!?なんかカッコイイ!」

 

友「今度、不破の好きな漫画のシーンやってあげるよ」

 

不破「ホント!?やった!」ニコッ

 

友「……!///」

 

不破「…?どうかした?」

 

 

友「い、いや何でも…じゃ、他のゲームしに行くか!」

 

不破「う……うん」

 

何だろう……

今なんか…顔赤くなってたような…

ま、まさか…!?

 

い、いや!ないない!

友君だって思春期の男子だもん!

同じクラスの女子の笑顔見て顔赤くなることなんて普通にあるって…!!///

うぅ……そんなこと考えてたら…私まで顔赤くなっちゃったよ……。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

友「もうこんな時間か…。家まで送るよ」

 

不破「い…いいの?」

 

友「あぁ。夜道は危険だからな」

 

不破「ありがとう…」

 

 

 

友「今日は色々大変だったな……」

 

不破「うん…。でも楽しかったよ!」

 

友「ならよかった!修学旅行も、今日以上に色々あるんだろうな…」

 

不破「うん……。暗殺、成功するといいね」

 

友「あぁ…。あ、そろそろ着くぞ」

 

 

不破「うん!ありがとね!家まで送ってもらって……」

 

友「全然!女子を送るのは男子の役目だし…俺も今日一日中楽しかった!修学旅行頑張ろうな!」

 

不破「………!…う…うん!///」

 

友「じゃ!またな!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《友 side》

 

友「はぁ…」

 

何とかポーカーフェイスでいられた……!

 

でも、あいつの笑顔見た時、思わず赤くなっちまった…!

バレたかなぁ……あれ…。

 

仕方ないじゃん…!

これでも思春期の男子だぞ?!

下ネタとかには興味無いが!

あの笑顔は反則だろ!!!

 

うぅ…修学旅行…あいつの顔まともに見れるだろうか……。

 

 

 

 

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