真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

16 / 87
第15話 旅行の時間

《友 side》

 

菅谷「うわ……A組からD組まではグリーン車だぜ……」

 

中村「E組(うちら)だけ普通車……いつもの感じね」

 

 

D組担任「うちの学校はそういう校則だからなぁ」

 

メガネのモブ「学費の用途は成績優秀者に優先される…」

 

ニキビのモブ「おやおや?君たちからは貧乏の香りがしてくるねぇ?………ん?」

 

 

 

イリーナ「ごめんあそばせ……ごきげんよう生徒たち」

 

不破「ビッチ先生……」

 

友「なんだよそのハリウッドセレブみたいな格好は…」

 

イリーナ「フフフ……女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ…」

 

烏間「おい…目立ちすぎだ…着替えろ。どう見ても引率の先生の格好じゃない」

 

イリーナ「堅い事言ってんじゃないわよカラスマ!ガキ共に大人の旅n...」

 

烏間「脱げ。着替えろ」 ギロ…

 

イリーナ「………う…」

 

 

 

岡島「誰が引率なんだか……」

 

千葉「金持ちばっか殺してきたから…庶民感覚がズレてんだろうな」

 

つーかあれパジャマだよな……。

なんで他の普段着無いんだよ。

 

中村「あれ?そういえば殺せんせーは?」

 

友「…確かに…どこにって……うわっ!!」

 

窓を見ると黄色いタコがいた。

何やってんだ!!

 

三村「何で窓に張り付いてんだよ殺せんせー!」

 

殺「いやぁ……駅中スウィーツを買ってたら乗り遅れまして……次の駅までこの状態で一緒に行きます」

 

友「それでいいのか国家機密……」

 

殺「ご心配なく。保護色にしてますから、服と荷物が張り付いてるように見えるだけです」

 

友・不破「それはそれで不自然だよ!」

 

 

 

 

 

殺「いやぁ…疲れました…。目立たないよう旅するのも大変ですねえ」

 

いや大分目立ってますけど?

 

岡島「そんなでかい荷物持ってくんなよ……」

 

速水「ただでさえ殺せんせー目立つのにね」

 

中村「てか…外で国家機密がこんなに目立っちゃやばくない?」

 

殺「にゅやっ!?」

 

友「その変装も近くで見ると人じゃないってバレバレだし…」

 

てか付け鼻取れたぞ。

 

 

菅谷「殺せんせー、ほれ」 ヒョイ

 

殺「にゅ?」

 

菅谷「まずそのすぐ落ちる付け鼻から変えようぜ」

 

殺「おお!!凄いフィット感!!」

 

菅谷「顔の曲面と雰囲気に合うように削ったんだよ。俺、そんなん作るの得意だから」

 

 

友「流石!すげーな創ちゃん!」

 

中村「うん!焼け石に水くらいは自然になった!」

 

まあそれでも不自然な図体してるのは変わりないんだけど…。

 

 

岡島「なぁ!せっかくだからなんかしよーぜ!」

 

友「それなら、人生ゲームでもすっか?」

 

中村「お、人生ゲーム持ってきたんだ〜」

 

不破「………!」ビクッ

 

 

友「ほい。これ」

 

中村「……ふーん。なるほどねぇ。…友、これ誰が選んだのぉ?」

 

友「え?不破だけど…」

 

不破「…………………!!!」ビクッ

 

中村「へぇ〜不破ちゃんなんだぁ〜」ニヤニヤ

 

不破(バレたァァァ!!恋愛イベント多いのバレたァァァ!私のバカ!何でこんなの選んだのよ!!)

 

中村「よし!じゃーやろっかー♪」

 

岡島「ぜってー俺が勝つぞー!」

 

友「お前だけは絶対負けさせる」

 

岡島「何でだよ!」

 

 

友「よし10出た!」

 

中村「何でそんなルーレットの出目いいのよ……」

 

友「最近10連爆死が多かったからな…」

 

中村「そこ!?」

 

 

岡島「ん?何だ?このマス……『20マス戻る』……って嘘だろ!?」

 

菅谷「ドンマイ岡島」

 

三村「じゃあな岡島」

 

友「骨は拾うぞ岡島」

 

岡島「死んでねぇわ!」

 

 

不破「あ、必ず止まるマスだ…『結婚マス:全員ルーレットを回し、マスに止まったプレイヤーの出目に1番近いプレイヤーと結婚する……(既に結婚しているプレイヤーを除く)』ってええっ!?///」

 

中村「お、じゃーまず不破ちゃん回しなよ」ニヤニヤ

 

不破「う、うん………えっと…7だ」

 

中村「じゃ私……5か」

 

三村「俺は…3だ」

 

菅谷「俺は1……1番遠い出目だな」

 

速水「私は4…」

 

千葉「俺も4だ」

 

岡島「よし俺……お!俺は8!今1番近いんじゃないか!?」

 

不破「えぇ……」

 

岡島「おい嫌そうな顔すんなよ!!」

 

友「俺は……お、7だ」

 

不破「……!」

 

中村「お〜。じゃあ不破ちゃんと結婚すんのは友君か〜」

 

不破「………!!!///」

 

三村「結婚したら…最終的に2人1組になるみたいだな。結婚した人同士の合計所持金額がスコアになるらしい」

 

不破「………///」

 

友「宜しくな。不破」

 

不破「う……うん!よ、よろしくお願いします(小声)///」

 

中村(いいねぇ……いい反応してくれるよ…。いじりがいがあるね…。…今度はカルマも誘うかぁ…)

 

そんなこんなで人生ゲームをして、

1位が俺と不破のペア。

2位が千葉ちゃんと速水、3位は中村と航輝、4位は創ちゃんと岡島のペアだった。

 

きちんと岡島を負けさせました★

創ちゃんには申し訳ないけどな……。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

E組の宿─

 

殺「にゅやぁ……」 グデ~ン

 

 

片岡「1日目ですでに瀕死なんだけど……」

 

三村「新幹線とバスで酔ってグロッキーとは…」

 

 

岡野「大丈夫?寝室で休んだら?」

 

殺「いえ……ご心配無く…。先生これから1度東京に戻りますし…枕を忘れてしまいまして」

 

三村「あんだけ荷物あって忘れ物かよ!!」

 

てか枕変わると眠れないタイプなのかよ……。

 

 

茅野「どう神崎さん?日程表見つかった?」

 

神崎「……ううん」

 

殺「神崎さんは真面目ですからねぇ……。独自に日程をまとめていたとは感心です。でも大丈夫。先生手作りのしおりを持てば全て安心」

 

前原・友「それ持って歩きたくないからまとめてんだよ!!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

友「今日1日は旅館内で過ごすんだったな」

 

磯貝「あぁ……と言っても、ほとんど時間無いけどな」

 

前原「それに、京都着いただけで疲れたよ……。ところでさぁ!明日の夜、気になるクラスの女子ランキングやろーぜ!」

 

友「はぁ?なんだよそれ」

 

前原「そのままだよ!皆で、クラスの女子の誰が気になるか投票すんの!」

 

磯貝「ま、まぁ…修学旅行のレクリエーションとしては最適かもな」

 

友「でもいいのか?あのゴシップタコに少しでも聞かれたら、メモって逃げられて終わりだぜ?」

 

前原「大丈夫だって!そんときは殺せばいいんだよ!」

 

友「殺せないだろ……」

 

気になる女子ねぇ……。

俺は……………。

 

やめよう考えるの…。段々顔赤くなってきてる気がする…

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2日目 映画村

 

演者「そのまま大人しく去るがよい。拙者…無益な殺生は好まぬでござる」

 

演者「うぬぅ……言わせておけば……」

 

演者「おいてめぇら!やっちまえ!」

 

 

岡島「間近だと刀の速度すげーなぁ!」

 

友「かっこいい……!俺も参加してぇ!!」

 

不破「友君の目が輝いてる……!」

 

うわぁぁ!やばい!テンションめっちゃアガる!

来てよかったっ!!

 

殺「速く魅せるよく練られた動きですねぇ。先生もこういう殺陣大好きななんです」

 

三村「やばい!こっち来た!」

 

中村「殺せんせーこっちこっち!」

 

殺「どっちどっち?」

 

 

千葉(俺らが狙撃場所に指定したのは『映画村』……)

 

中村(演者の人に派手に立ち回るようにしてもらって…)

 

菅谷(ショーに殺せんせーが夢中になっているスキに…)

 

速水(スナイパーの人に狙撃してもらう……)

 

 

岡島「……あれ…?殺せんせーは…?」

 

中村「……見てあれ……演者と一緒に殺陣してる……」

 

三村・菅谷「何してんだテメェ!!」

 

 

殺「助太刀いたす。悪党共に咲く徒花は血桜のみぞ」

 

岡島「決めゼリフも完璧だよ!?」

 

 

友「くっ……!俺も参加すべきか…!?」

 

不破「しなくていいよ!?」

 

その後、対先生日本刀を持って参戦しようとしたが不破達に抑えられたのでやめた……。

殺陣したかった……。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

岡島「あーあ……結局暗殺失敗しちゃったなぁ…」

 

友「俺も殺陣したかったなぁ……」

 

菅谷「おいおい……」

 

中村「お、あそこのお店でお土産買おーよ」

 

 

岡島「おー!木刀だ!」

 

三村「かっけー!」

 

友「やめとけ。使わないと邪魔になるだけだぞ」

 

不破「友君の家にも木刀あったよね」

 

友「ああ。でも、普段剣術道場で稽古する時は竹刀ばっか使うから、使う時なくてな。今じゃ新が殺陣練習する時に使ってるし」

 

中村「アイドルの弟君が?」

 

友「うん。あいつ、事務所入ってすぐに舞台に抜擢されて、いきなり殺陣やることになってさ。俺や他の剣術道場の連中が教えてやって、結果的に舞台が大ヒット。あいつの演技力も評価されて、中学生にして主演舞台が決まるほどだ」

 

 

中村「凄いんだねぇ…弟君」

 

不破「…思ったんだけど、あんまり友君と新君って似てないよね?顔つきとか……」

 

友「……そうだろうな。俺と新…血繋がってないから」

 

岡島「義兄弟ってことか?」

 

友「俺が小3の時、親が拾ってきたんだ。それ以来仲良く接してきて、同じ中学入って…でも、成績は向こうの方が上。アイドルやりながら勉強もして…本当に凄いよ。あいつは。今日だって、仕事で修学旅行休んだんだぜ。身体能力も学力もある。俺とは大違いだよ。あいつは」

 

不破「…ご、ごめんね…。変なこと聞いちゃって…」

 

友「いいんだよ。今まで散々聞かれてきたし…。でも、例え血が繋がってなくても俺と新の絆は本物だからな」

 

 

中村「じゃーさ。新君にもなんかお土産買ってってあげないとね」

 

友「そうだな。と言っても、あいつは仕事で色んなとこ言ってるけど……」

 

不破「こういうのは気持ちが大事だからね!」

 

岡島「そうそう!兄に貰ったって事実が嬉しいんだよ」

 

友「……そういうもんなのかな。じゃ、この刀のキーホルダーでもプレゼントすっか」

 

三村「お、いいじゃん」

 

速水「気に入ってくれると思う」

 

菅谷「よし、じゃー次は清水寺行こうぜ」

 

中村「京都の観光名所って言ったら清水寺よね〜」

 

岡島「舞妓のお姉さんとかいないかな〜」

 

友「お前を清水の舞台から落としてやろうか」

 

岡島「じょ、冗談きついぜ?」

 

 

……新。

俺は薄々気付いていた。

あいつの成績が下がっていることに。

普段成績を見せることないあいつだが、今回の中間テストは話すらしない。

 

俺がE組に落ちたから……。

もしかしてそれが原因で…。

いや、やめよう。

今は旅行を楽しむのに専念だ!

 

 

中村「ねー。折角だから写真も撮ろーよ…2人ずつさ?」ニヤニヤ

 

……ここまでニヤつかれると何か考えるの丸わかりだな。

 

中村「じゃあねぇ…岡島は女子と一緒にするのは危ないから三村とね」

 

三村「俺かよ……」

 

岡島「危ないって何!?」

 

 

中村「で、後は千葉くんと速水ちゃん。友君と不破ちゃん。私と菅谷ね」

 

…やっぱこれが目的かよ。

どうせ俺と不破をくっつけて、ついでに千葉ちゃんと速水も…って算段だろうが、皆が納得するかどうか…

 

不破「………////」

 

ダメだ。思考停止してるわ。

 

千葉「俺は速水とか」

 

速水「じゃ、撮ろっか」

 

こっちはこっちで冷めてるわ。

 

こうして仕方なくツーショット写真写真を撮ることになった。

 

この後、友の中で不破とのツーショット写真が宝物になったのは言うまでもない……。

 

 





いい加減友君も気持ちには気付いてます。
でも感情には出さないようにしてるし、不破のにも気付かぬフリをしているせいで他生徒からは『実は鈍感なのでは?』と噂されてます。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。