ついに真弓『兄弟』の暗殺教室になる……!
ようやくタイトル詐欺じゃなくなる……!
《友 side》
友「ただいま……」
烏間先生の放課後の訓練が終わり、ヘトヘトの状態で家に着いた。
家では、新が動画を撮っている。
最近の某事務所のジュニアは、動画とかでファンに近況報告をしたりして、喜ばせるらしい。
確かに…動画ならコンサートに行かなくても、その人を身近に感じられるしな。
新「──ということで、僕は高校受験のため、活動を一旦休止することになります…。でも、安心してください!来年の4月には必ず戻ります!メンバーや関係者の方々、そしてファンの皆には迷惑をかけてしまいますが、これからも応援してくれると嬉しいです!じゃあまたね!!」
友「…………」
こないだ、新の正式なE組行きが決定した。
本校舎のヤツらが呟いてたのを聞いたが、『兄弟揃ってE組とか恥ずかしくないのか』とか言われたそうだ。
新「……おかえり。兄貴。よろしくな!月曜から!」
友「おう」
今日は金曜日。だが、俺らは明日も訓練で行かなきゃならない。
新には、クラスで遊びに行くと伝えてある。
自分の部屋に戻り、スマホを見ると、クラスラインがザワついていた。まあ新についてだろーな……。
創介[月曜だっけ?新がE組行きになるの]
TOUKA[芸能人の人と会うの初めてだから楽しみだな〜^^*]
RIO[友君の面白い話とか聞けるかなぁ〜w]
U[やめてくれる?]
陽斗[話してみると良い奴だぜ!]
hinano[うわ〜楽しみ〜!]
RIO[新のライブ映像とかないの〜?]
正義[ジュニアってライブやるんだっけ?]
U[人気なとこは単独ライブもするよ]
U[実際新のとこはやってるし、明日DVDあるから持ってこようか?]
RIO[おー!持ってこい持ってこい!!]
なんかライブDVD持ってくことになっちゃった……。
まぁいいけどな。
ドシュッ
ピンポーン
突然何かがマッハで着陸した音とインターホンが鳴った。
俺はとりあえず1階に降りる。
確実にあのタコだ……!
友「……はい」ガチャ
殺「こんにちは友君」
友「ちゃんと人間の変装してて安心したぜ殺せんせー……。で?何しに来たんだよ」
殺「いやぁ。新君の様子を一目見ようかと」
友「え…。まだ暗殺のこと新には話してないんだろ?」
殺「当日話す予定だそうです」
友「大丈夫なのか?表向きの担任は烏間先生だったけど…」
殺「どうせ後でバレることです。適当にはぐらかしても大丈夫です!」
絶対テキトーに言ってる。後で烏間先生に怒られても知らんぞ……。
新「何してんだ?兄貴…。何だ?その……関節が曖昧なデカい人…」
殺「どうも新君。私は3年E組に深く関わっている者です!」
説明下手すぎてめっちゃ怪しいんだけど!!
大丈夫かこのタコ!?
新「は、はぁ…」
殺「月曜から転入ということで…一足先にご挨拶をと」
新「よ、よろしくお願いします」
殺「それでは!ヌルフフフフ……」
新「何なんだあの人……」
友「ま、まぁ…月曜にはわかるから」
新「おう……」
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翌日──
中村「頼んだものは持ってきたかい?友君」
友「はいよ。殺せんせー、DVDプレイヤー借りるね」
殺「新しいクラスメイトを知るためですからね。モチのロンです!」
友「これから見せるのは、去年の12月─冬休み中に行われた『
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《渚 side》
友君が持ってきたDVD。
新君が、一体どんな人なのか気になって、クラス全員釘付けになっていた。
友「まず初めに……1人ずつメンバー紹介していくな。
まずは、グループのセクシー担当の『
続いて『
『
『
そして『
『
最後に、『
友君は、1人ずつわかりやすく説明してくれる。
新君は、映像の中で何度もアクロバットを披露している。
彼みたいに身体能力のある人が暗殺に加わってくれるとなると心強い。
中村「それにしても、流石アイドルって感じだね。この前あった時は…あまりアイドルって雰囲気感じなかったけど、映像内では手を振ったり…終始笑顔だったり…ちゃんとアイドルしてる」
友「次に歌うのは『RainBow7』の初のオリジナル曲だ。現状、2つしかオリジナル曲は無い。まぁ、ジュニアだからな。最近はかなり多くのオリジナル曲を持つとこも増えてきたけど……まぁ結成して半年くらいだからな」
殺「ふむ…綺麗なバク転です。これを暗殺に活用出来れば、先生を殺せる確率は大幅に上がるでしょう……!彼が暗殺に参加してくれるのが楽しみです!ヌルフフフフ……」
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《新 side》
某事務所内の休憩スペース。
俺たちRainBow7のメンバーは全員で話し合っていた。
新「……ごめんな。俺の都合で」
赤峰「いーってことよ。お前が戻ってくるまで、6人で何とかやってやるよ」
坂田「『俺がいなくても大丈夫そう』って思えるほどに成長してやるよ〜」
新「そりゃ楽しみだ」
金杉「椚ヶ丘中学校に通ってんだもん。むしろ今までよく無事だったね…真弓っち」
新「あはは……」
高橋「ファンの人も受験なら納得してくれると思うで〜!次の音楽番組の収録は俺らだけやから、頑張らへんとな!」
山中「放送日決まったら送るから!受験勉強の休憩に見るんだぞ!」
新「はい!」
林「……真弓っち。なんか、E組行きが決定する前より、いい顔してるね」
新「…そうか?」
林「何となくそんな気がするけど……ま、いいや。頑張ってね」
金杉「てゆーか、来年は俺ら3人休む?」
坂田「いやーそれは流石に〜?」
赤峰「おいおい……3人も休まれちゃ困るぞ……」
新「1人休んで他6人でやるならまだしも、3人も休んだら4人だけじゃん…」
高橋「山ちゃんも来年大学受験やから…ワンチャン3人になるんちゃう?」
林「それはやばいな……」
赤峰「……もうこんな時間か。じゃあ、そろそろ解散だな。新!絶対帰ってこい!」
新「……うん!」
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《友 side》
新「…ただいま」
友「おっかえりー♪」
新「明後日からE組か……緊張するな…馴染めるか」
友「大丈夫。優しーやつらが大半だから。あ、あと月曜コンビニ寄ってから学校行くからな」
新「あ、うん」
新(またジャンプか……)
友「…頑張ろうな。お互い」
新「?…うん」
友「あ、俺明日は剣術道場で稽古つけてもらうから。一緒に行くか?」
新「いや、明日俺は久々に家でゆっくり休むよ」
友「おう」
久しぶりのゆっくり会話できる時間。
俺も新も…話すのに夢中だった。
そして一日が終わったのであった……。
次回は休日回&新君登校回!