ちなみにめちゃくちゃ忘れてて慌てて投稿しました。
前は忘れた挙句日付変わっちゃったので……。
《友 side》
烏間「……ダメだ。普通に歩くフリをするので精一杯だ…。戦闘が出来る状態まで…30分で戻るかどうか……」
友「像をも倒すガス浴びて歩ける方がおかしいって…」
不破「あの人も充分化け物だよね……」
ここは3階…標的のいる10階はまだまだ先だ。
……だってのに。
もう先生に頼ることは出来ない。
この先に
俺らの力だけで勝てるのか…!?
殺「いやあ。いよいよ『夏休み』って感じですねぇ」
………は?
片岡「何をお気楽な!」
友「ひとりだけ絶対安全な形態のくせに!」
木村「渚!振り回して酔わせろ!」
渚「……」グルングルン
殺「にゅやーーーっ!!」
いいぞもっとやれやれ!!
カルマ「よし寺坂。これねじ込むからパンツ下ろしてケツ開いて」
寺坂「死ぬわ!!」
渚「それで殺せんせー。何でこれが夏休み?」
殺「先生と生徒は馴れ合いではありません。そして夏休みとは、先生の保護が及ばない所で自立性を養う場でもあります。大丈夫。普段の体育で学んだ事をしっかりやれば、そうそう恐れる敵はいない。君達ならクリア出来ます。この暗殺夏休みを」
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その頃黒幕側──
ガストロ「濃厚な魚介だしに…たっぷりのネギと一匙のニンニク。そして銃!!…つけ銃うめぇ…銃身内に絡むスープがたまらねぇ」
黒幕「ククク…見てるこっちがヒヤヒヤする。実弾入りだろ?その銃」
ガストロ「ヘマはしねっス。ご安心を。撃つ時にも何の支障もありませんし、ちゃんと毎晩我が子のように手入れしてます。『その日1番美味い銃がその日1番手に馴染む』。経験則ってやつっすわ。俺の」
黒幕「…他の3人もそうなのか?」
ガストロ「……俺らみたいな何度も仕事をしてきた連中は何かしら拘りが出てくるもんス。『歳』は俺ァよく知りませんが…スモッグ。やつの毒は自作で、研究室まで作る始末……」
黒幕「……では、もう1人、グリップも?」
ガストロ「…ええ。……まぁ。あいつはちょっと殺し屋の中でも変わってまして……」
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俺たちは最上階に向かうため、展望通路を歩いていた。
寺坂「……!」
先頭の寺坂が止まる。
…『敵』だ。
めちゃくちゃ堂々と立ってるし…!
矢田「……あの雰囲気…」
吉田「…ああ。いい加減見分けがつくようになったわ…」
友「どう見ても…『殺る』側の人間だ」
展望通路は狭くて見通しが良い……。
奇襲も出来ない上に数の利も活かせない。
全員どうしようかと立ち止まっていると、男は窓ガラスに素手でヒビを入れた。
男「…つまらぬ。足音を聞く限り…『手強い』と思える者が1人も居らぬ。精鋭部隊出身の引率の教師もいるはずなのにぬ…だ。どうやら『スモッグ』のガスにやられたようだぬ。半ば相討ちぬといったところか。出てこい」
俺たちは男に言われて、出る。だが、全員怯えてる。
寺坂(……手で窓にヒビ入れたぞ…!?)
片岡(そ…それより……)
不破(怖くて誰も言えないけど……)
友(なんか…その……)
カルマ「『ぬ』多くねおじさん?」
一同(言った!!良かったカルマがいて!!)
ぬ男「『ぬ』をつけると侍っぽい口調になると小耳に挟んだ。かっこよさそうだからつけてみたぬ。間違ってるならそれでもいいぬ。この場の全員殺してから『ぬ』を取れば恥にもならぬ」
そう言って男は手をゴキゴキと鳴らす。
殺「素手…それがあなたの暗殺道具ですか」
ぬ男「こう見えて需要があるぬ。身体検査に引っかからぬ利点は大きいぬ。近付きざま頚椎をひとひねり。その気にならば頭蓋骨も握り潰せるぬ」
頭蓋骨を…!?
ぬ男「だが面白いものでぬ。人殺しのための力を鍛えるほど…暗殺以外にも試してみたくなるぬ。すなわち闘い。強い敵との殺し合いだぬ。……だが、がっかりぬ。お目当てがこのザマでは試す気も失せた。雑魚ばかり1人で殺るのも面倒だ。ボスと仲間を呼んで皆殺しぬ」
まずい…!この状況で仲間なんて呼ばれたら…!
そう思った瞬間、カルマが男の携帯を観葉植物で破壊した。ついでに窓にもヒビを入れた。
カルマ「………ねぇ、おじさんぬ」
『おじさんぬ』て…。
カルマ「意外とプロってフツーなんだねガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ…。ていうか、速攻仲間呼んじゃうあたり……中坊とタイマン張るのも怖い人?」
烏間「よせ……!」
殺「ストップです烏間先生。…顎が引けている」
……本当だ。
今までのカルマなら、余裕そうに顎を突き出し、相手を見下す構えをしていた。
でも今は…
目は真っ直ぐ、油断なく、正面から相手の姿を観察している。
殺(……存分にぶつけなさい。高い大人の壁を相手に…!)
ぬ男「…柔い。もっと良い武器を探すべきだぬ」
カルマ「必要ないね」
おじさんぬは何度も攻撃を繰り出す。しかし…カルマは全て避けるか捌いている……!
これは…烏間先生の防御テクニック…!
普段、模擬暗殺をしている時の烏間先生の捌き方…!
烏間先生から防御技術を教わることなんて無かったはず…つまり…目で見て盗んだということ!
でも、避けれてはいるが…カルマから攻撃をすれば捕まって終わりだろう。
どうする……カルマ……。
ぬ男「…どうしたぬ。攻撃しなくては永久にここを抜けれぬぞ」
カルマ「どうかな〜。あんたを引きつけるだけ引き付けてといてその隙に皆がちょっとずつ抜けるってのもアリかと思って…」
ぬ男「………」
カルマ「安心しなよ…。そんなコスいことは無しだ。今度は俺から行くからさ…。あんたに合わせて『正々堂々』素手のタイマンで決着つけるよ」
カルマが…正々堂々………?
ぬ男「良い顔だぬ。少年戦士よ。お前とならやれそうぬ。暗殺稼業では味わえないフェアな闘いが…!」
カルマとおじさんぬの攻防は再び始まった。
今度はカルマも攻めつつ防いでいる。
ぬ男「くっ…」
カルマがおじさんぬの足にダメージを与えた!
背中を見せている…チャンス…!
だが……。
ぬ男「………」ブシュッ
おじさんぬは背後のカルマに向かってガスを噴射した…!
ぬ男「…一丁あがりぬ。長引きそうだったんで、『スモッグ』の麻酔ガスを試してみることにしたぬ」
………嘘だろ…。
吉田「き、汚ぇ…!そんなもん隠し持っといてどこがフェアだよ…!」
ぬ男「俺は1度も素手だけとは言っていないぬ。拘ることに拘りすぎない。それもまたこの仕事を長くやってく秘訣だぬ」
おじさんぬはカルマの頭を掴み、持ち上げる。
ぬ男「至近距離のガス噴射…。予期してなければ絶対に防げ…」
その時、おじさんぬの顔面にガスが直撃した。
カルマ「奇遇だね…2人とも同じ事考えてたぁ…」
うーわ…カルマ凄い悪人面してる……。
ぬ男「何故…お前がそれを…!しかも、何故…俺のガスを吸っていないぬ……!」
おじさんぬはカルマに襲いかかるが、逆にカルマに押さえつけられてしまう。
カルマ「ほら寺坂早く早く!ガムテと人数使わないと、こんなバケモン勝てないって!」
寺坂「へっ…。テメーが素手でタイマンの約束とか…もっと無いわな!」
男子全員でおじさんぬを取り押さえ、ガムテープでぐるぐる巻きにする。
カルマ「毒使いのおっさんが未使用だったのくすねたんだよ。使い捨てなのがもったいない位便利だね〜」
ぬ男「何故だ……。俺のガス攻撃…お前は読んでいたから吸わなかった。俺は素手しか見せていないのに…何故…」
カルマ「…とーぜんっしょ。素手以外の全部を警戒してたよ。あんたが素手の闘いをしたかったのは本当だろうけど、この状況で既に固執し続けるようじゃプロじゃない……。俺らをここで止めるためにはどんな手段でも使うべきだし、俺でもそっちの立場ならそうしてる。……あんたのプロ意識を信じたんだよ。信じたから警戒した」
カルマ……ちょっと変わったな。いい感じに。
殺「大きな敗北をカルマ君は、期末テストで敗者となって身をもって知ったでしょう。敗者だって自分と同じ、色々考えて生きている人間なんだと。それに気付いたものは必然的に、勝負の場で相手の事を見くびらないようになる。自分と同じように敵も考えていないか、頑張っていないか。敵の能力や事情をちゃんと見るようになる。敵に対し敬意を持って警戒できる人。戦場ではそういう人を…『隙がない』と言うのです。1度の敗北を実に大きな糧にした。君は将来大物になれます」
ぬ男「大した奴だ少年戦士よ。負けはしたが、楽しい時間を過ごせたぬ」
カルマ「えー何言ってんのー?楽しいのこれからじゃん」
カルマは物凄い笑顔で言っているが…その手にはおぞましい物が…。
ぬ男「……なんだぬ?それは……」
カルマ「わさび&からし。おじさんぬの鼻にねじ込むの。さっきまではきっちり警戒してたけど、こんだけ拘束したら警戒もクソもないよね。これ入れたら専用クリップで鼻塞いでぇ…口の中に唐辛子の千倍辛いブート・ジョロキアぶち込んで…その上からさるぐつわして処置完了〜。さぁ、おじさんぬ。今こそプロの意地を見せる時だよ〜」
ぬ男「ぬぁぁぁぁぁ!!!!!!」
カルマ……さっきからえげつないことしてやがる…聞いてるだけ吐き気が…。
とりあえず…不破に見せたくないので、不破の目を後ろから手で覆う。
不破「ひゃあっ!?///」
友「すまない不破…。お前にこの光景を見せるわけにはいかない…」
不破「えっ…あ、ありがと…。でも…声だけで吐き気が」
友「俺も吐き気が……」
渚「殺せんせー……カルマ君、特に変わってなくない…?」
殺「ええ…。将来が思いやられます」
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烏間「……ここから先はテラスだ」
友「俺たちは目立っちまうな…」
一体どうすれば……。
片岡「…烏間先生と男子はここで待っててください。こういうとこは女子だけの方が怪しまれにくいと思いますから」
烏間「…だが、女子だけでは危険だ……!」
カルマ「………あっ。じゃあ…」
渚「……え?」
渚「……ねえ。僕…こんな恰好…する意味あるのかな」
カルマ「あるよ〜あるある」パシャパシャ
渚「カルマ君!?」
渚が…女装している…。
うん。似合ってる。
片岡「ここから先は私達女子と渚に任せてください!」
矢田「テラスにある裏口の鍵を開けて、男子も通れるようにするから!」
友「不破…気をつけろよ?そっち行ったら守れないんだから…」
不破「大丈夫!女子皆頼もしいから!」
友「う…うん。そうだよな。頑張ってな!」
そして、不破、片岡、矢田、速水、岡野、茅野、渚ちゃん()の7人はテラスへと向かっていった。
カルマ「ね〜友く〜ん。随分と不破さんの事心配してたね〜。それにこの前のデートのこと忘れてないよ〜?『間接キス』してたね〜」ニヤニヤ
友「お、おまっ……!皆の前で言うんじゃねぇ!!」
磯貝「マジか…」
菅谷「へ〜やるじゃん」
千葉「意外だな…」
友「ああ……。もうダメだ終わりだ……」
赤い悪魔め……!!
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しばらくすると裏口の鍵が開いた。
作戦は成功したみたいだな。
殺「危険な場所へ潜入させてしまいましたね。危ない目に遭いませんでしたか?」
矢田「んーん!」
片岡「ちっとも!」
友「良かった…何もなかったみたいで」
不破「うん。渚君が恥ずかしがってるの見てるの楽しかったよ〜」
友「それは良かった…」
ああ……普段は自分が恥ずかしがってる姿見られて俺や中村に楽しまれてるから………。
渚「……ねぇ。今回結局女子が全部やってくれたし……。僕がこんなことした意味って…」
カルマ「面白いからに決まってんじゃん!」
渚「待ち受けにしないでよカルマ君!!」
茅野「そんなことないと思うよ?きっと誰かのためになってるって!」
よく二次小説では主人公も女装しますよね。
でも友はイケメンなんですけど女装は似合わないんですよね。
でも新はきっと将来女形とかやりますよ。友とはまた違った美形なので。