真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

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遂に伏魔殿上ホテル編完結です!
渚VS鷹岡は友の視点よりも原作と同じの方が良いと考え、途中渚視点の部分があります!


第48話 叱咤の時間

《友 side》

 

渚「殺してやる…!!よくも皆を…!!」

 

鷹岡「はははは!!その意気だァ!殺しに来なさい渚君!」

 

 

 

片岡「渚…キレてる!」

 

吉田「俺らだって殺してぇよ…!けど、渚の奴、マジで殺る気か!?」

 

 

殺「寺坂君、彼の頭を冷やして下さい!君にしか……」

 

殺せんせーが言い終わる前に、寺坂は渚に向かってスタンガンを投げた。

 

寺坂「チョーシこいてんじゃねーぞ渚ァ!薬が爆破された時よ…テメー俺を哀れむような目で見ただろ!いっちょ前に他人の気遣いしてんじゃねーぞモヤシ野郎!ウイルスなんざ……寝てりゃ余裕で治せんだよ!」

 

磯貝「寺坂……!お前……」

 

ウイルスに感染していたのか……!

 

 

寺坂「そんなクズでも息の根止めりゃ殺人罪だ!テメーはキレるに任せて百億のチャンス手放すのか?」

 

殺「寺坂君の言う通りです渚君。その男を殺しても何の価値も無い!」

 

友「そもそもそいつに治療薬に関する知識はない!下にいた毒使いの男にでも聞けばいい。こんなクズは気絶程度で充分だ!」

 

 

鷹岡「…おいおい。余計な水差すんじゃねぇ。本気で殺しに来させなきゃ意味ねぇんだ。このチビの本気の殺意を屈辱的に返り討ちにして…初めて俺の恥は消しされる…」

 

どこまでもクズな男だ……!

 

殺「…渚君。寺坂君のスタンガンを拾いなさい。その男の命と先生の命。その男の言葉と寺坂君の言葉。それぞれどちらに価値があるのか考えるのです」

 

渚「……………」

 

磯貝「寺坂!」

 

寺坂は体力の限界が来たのか、倒れ込んでしまった。

 

吉田「おまえ…これ熱やべぇぞ!」

 

木村「こんな状態で来てたのかよ…!」

 

寺坂「……うるせぇ。見るなら…あっちだ。…やれ渚。死なねぇ範囲でブッ殺せ…」

 

 

渚はスタンガンをベルトに挟み、来ていた上着を脱ぎ捨てた。右手には本物のナイフを持っている。

 

茅野「殺せんせー……渚、スタンガンしまっちゃったよ…」

 

渚……どうするつもりだ…?

 

 

鷹岡「ナイフ使う気満々だな…安心したぜ。一応言っとくが!薬はここに3回分ほど予備がある…。渚クンが本気で殺しに来なかったり…下のやつらが俺の邪魔をしようものなら…こいつも破壊する」

 

岡野・千葉「くっ……」

 

鷹岡「作るのに1ヶ月はかかるそうだ…。人数分には足りないが…最後の希望だぜ?」

 

あのゴミ野郎……!

 

 

殺「…烏間先生。もう大分精密な射撃が出来るでしょう。もし渚君が生命の危機と判断したら…迷わず鷹岡先生を撃ってください…」

 

烏間(……先々まで見通せるこいつがここまで言うとは…今までになく危険な状況という事か…。いや俺が見ても間違いなくまずい…!)

 

 

俺たちが受けている訓練は『暗殺』の訓練…!

戦闘になる前に一撃を与える訓練だ。

 

下の階の殺し屋達は戦闘に持ち込んで倒すことが出来たけど…

 

今は完全に立場が逆だ…!

 

 

渚が先に暗殺に持ち込もうとしても、鷹岡が戦闘に引き戻す!

 

何せ、今回の鷹岡は最初から戦闘モードだ!

 

 

体格も、技術も、経験も、全てが鷹岡の方が上!

 

既に渚はかなりボロボロになってる…!

 

このままだと……!!

 

不破「勝負にならない……!」

 

友「勝てるわけが無い……!あんなの…!!」

 

鷹岡はナイフを持ち始めた。

くるくる回して、いかにも余裕。

当たり前だ。相手が素手でこんなボロボロなのに…ナイフVSナイフじゃ確実に渚が死ぬ…!!

 

 

茅野「烏間先生!もう撃ってください!渚死んじゃうよ、あんなの!」

 

寺坂「…待て。手出しすんじゃねー…」

 

寺坂……?

 

 

カルマ「まだほっとけって寺坂…?そろそろ俺も参戦したいんだけど…」

 

寺坂「…カルマ。テメーは練習サボってばっかで知らねぇだろうがよ……渚のやつ、まだ何か隠し玉持ってるよーだぜ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《渚 side》

 

ロヴロ『少年よ…。君には必殺技を授けてやろう』

 

渚『…!?…ひっさつ……?』

 

ロヴロ『そうだ…。プロの殺し屋が直接教える…必殺技だ』

 

 

 

 

 

 

渚『……!今のが…必殺技…?』

 

ロヴロ『そうだ。と言っても、まるでピンと来ないだろう?だがこの技は…実戦で使えば恐るべき威力を発揮する。殺し屋として最大のピンチの時、俺はこれを編み出すことで切り抜けた』

 

…この技の発動には条件がある。

 

大きく分けてそれは3つ。

 

1つ…武器を2本持っている事。

 

2つ…敵が手練である事。

 

3つ…敵が殺される恐怖を知っている事。

 

よかった。

全部そろってる。

 

鷹岡先生…。

実験台になって下さい。

 

 

鷹岡「…!!」

 

速水(渚…!笑って歩いていく…!)

 

磯貝(これって…前と同じ…、)

 

殺(いや…どこか違う…!!)

 

 

 

 

ロヴロ『必殺技と言っても、必ず殺す技ではない。そもそも訓練を受けた暗殺者なら、理想的状況から必ず殺すのは当たり前だ。だが、現実はそう上手くは運ばない。特に標的(ターゲット)が隙の無い手練の時はな。

 

暗殺者に有利な状況を決して作らず、逆にこちらの存在を察知されて、暗殺から戦闘へ引きずり込まれる。戦闘に手こずれば増援が来る。一刻も早く殺さねばならない。

そんな窮地(ピンチ)に、《必ず殺せる》理想的状況を造り出す技。それがこの必殺技、《必ず殺すための技》だ』

 

渚『必ず殺す…ための…!?』

 

ロヴロ『俺がさっきしたことを真似てみろ。ノーモーションから、最速で、最も遠くで、最大の音量がなるように……』

 

 

渚『あっ…』ビチッ

 

ロヴロ『意外に上手くならないだろう。日常でもまずやらない動き…だからこそ常識外れの行動となる。確実に出来るよう練習しておけ』

 

渚『でもロヴロさん…これって…』

 

ロヴロ『そう。相撲で言う《猫騙し》だ。これを使えば、敵の意識を一瞬だけ真っ白にして隙を作れる

 

ましてや君がいるのは殺し合いの場。負けたら即死の恐怖と緊張は相撲の比ではない。極限まで過敏になった神経を…音の爆弾で破壊する…!』

 

渚『でも、手を叩くならナイフを手放さないと…』

 

 

 

ロヴロ『それが良いのだ。それも戦闘の常識の外側の行為。手練の敵なら、君の挙動一つ一つを良く見ている。だからこそ虚を衝かれる!

 

 

手の叩き方は!体の中心で片手を真っ直ぐ敵に向け…その腹にもう片方の手をピッタリ当て、音の塊を発射する感覚で!

 

タイミングはナイフの間合いの僅かに外!接近するほど敵の意識はナイフに集まる!』

 

 

その意識ごと…

ナイフを空中に置くようにすて…そのまま。

 

 

パァァァァン………

 

鷹岡「…………!!!!な…にが…起こっ……!」

 

友(猫騙し…!?)

 

鷹岡先生は崩れ落ちた。

 

暗殺者は、その数瞬を逃さない。

 

流れるようにスタンガン(2本目の刃)を、

抜くが早いか。

 

バチィッ…

 

鷹岡「ギッ……!!!」

  (ウソ…だ…こんな…ガキに…2度も…)ドサッ

 

 

殺「……!」

 

烏間「………!!」

 

友「……すげぇ…」

 

カルマ「…………」

 

 

寺坂「…とどめ刺せ。渚。首あたりにたっぷり流しゃ気絶する…」

 

寺坂君の言うように、鷹岡先生の首元にスタンガンを突きつけた。

 

 

殺意を教わった。

抱いちゃいけない種類の殺意があるって事。

その殺意から引き戻してくれる友達の大切さも。

 

殴られる痛みを。

実戦の恐怖を。

この人から沢山の事を教わった。

 

酷い事をした人だけど、

それとは別に、

授業への感謝はちゃんと言わなきゃいけないと思った。

 

 

感謝を伝えるなら……

 

鷹岡(……やめろ…!)

 

そういう顔をすべきだと思ったから。

 

鷹岡(その顔で終わらせるのだけはやめてくれ……!

 

 

もう一生……!その顔が悪夢の中から離れなくなる……!)

 

…僕は笑って感謝を伝えた。

 

渚「鷹岡先生。ありがとうございました」

 

鷹岡「…!!!」

 

バチィッ…ズシャッ…

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《友 side》

 

渚が…鷹岡を倒した……!!

 

一同「よっしゃあ!元凶(ボス)撃破!!」

 

 

殺「よくやってくれました渚君…。今回ばかりはどうなるかと思いましたが……怪我も軽そうで安心しました」

 

渚「…うん。僕は平気だけど…でも、どうしよう…皆への薬が…鷹岡先生から奪った分じゃ全然足りない……」

 

そうだ…。

薬が無いと…皆が死んでしまう……!

 

一同「…………」

 

烏間「……とにかくここを脱出する。ヘリを呼んだから君らは待機だ。俺が毒使いの男を連れて…」

 

ガストロ「フン。テメーらに薬なんぞ必要ねぇ」

 

 

その声は…銃使いの殺し屋…!?

 

毒使いの男に…おじさんぬまで…。

でも…『歳』と名乗った男は居ないのか…?

 

てかおじさんぬ酷い顔してんな…可哀想に…。

 

 

ガストロ「ガキ共…このまま生きて帰れると思ったかい?」

 

一同「……!!」

 

まずいな、3人がかりで来られると…

ここで戦うのはリスクが高いな……。

 

烏間「お前たちの雇い主は既に倒した。戦う理由はもう無いはずだ。俺は充分回復したし、生徒達も充分強い。これ以上、互いに被害が出る事はやめにしないか…?」

 

ガストロ「ん。いーよ」

 

吉田「諦め悪……え?……いーよ?」

 

 

ガストロ「『ボスの敵討ち』は俺らの契約にゃ含まれてねぇ。それに今言ったろう?そもそもお前らに薬なんざ必要ねーって」

 

…どういうことだ…?

 

スモッグ「お前らに盛ったのはこっち。食中毒菌を改良したものだ。あと3時間位は猛威を振るうが、その後急速に活性を失って無毒となる。……そしてボスが使えと指示したのはこっちだ。これ使えば、お前らマジでやばかったがな」

 

グリップ「使う直前に『4人』で話し合ったぬ。ボスの設定した交渉期限は1時間。だったら、わざわざ殺すウイルスじゃなくとも取引は出来ると……」

 

スモッグ「交渉法に合わせて多種多様な毒を持ってるからな…お前らが命の危険を感じるには充分だったろ?」

 

 

岡野「でもそれって…鷹岡(アイツ)の命令に逆らってたって事だよね…?お金もらってるのにそんな事していいの?」

 

ガストロ「アホか。プロが何でも金で動くと思ったら大間違いだ。勿論依頼人(クライアント)の意に沿うように最前は尽くすが、ボスはハナから薬を渡すつもりは無いようだった。

カタギの中学生を大量に殺した実行犯になるか…命令違反がバレる事でプロとしての評価を落とすか…どちらが俺らの今後にリスクが高いか、冷静に天秤にかけただけよ」

 

一同「……」

 

スモッグ「ま、そんなワケでお前らは残念ながら誰も死なねぇ。その栄養剤患者に飲ませてやんな。『倒れる前より元気になった』って感謝の手紙が届くほどだ」

 

一同(アフターケアも万全だ!!)

 

その時、大きなプロペラ音が聞こえてくる。烏間先生が呼んだヘリコプターが到着したのだ。

 

烏間「信用するかは生徒達が回復したのを見てからだ。事情も聞くし、しばらく拘束させてもらうぞ」

 

ガストロ「ま、しゃーねーな。来週には次の仕事が入ってるからそれ以内にな」

 

友「あ、あの…」

 

ガストロ「んぁ?」

 

友「もう1人の…日本刀使いの『歳』って奴は…?」

 

ガストロ「あいつか?さぁな俺らが気付いた時にはもうホテルには居なかったようだし、どっかフラっと行っちまったんだろ」

 

……!

あいつは、きっとまた俺の事を襲ってくる…!

もっと強く…皆を、自分を守れるようにならないと…!

 

カルマ「なーんだ。リベンジマッチやらないんだ〜おじさんぬ。俺の事殺したいほど恨んでないの?」

 

グリップ「……殺したいのはやまやまだが、俺は私怨で人を殺した事はないぬ。誰かがお前を殺す依頼をよこす日を待つぬ」

 

おじさんぬはカルマの頭をすれ違いざまにポンと優しく叩く。

 

ガストロ「そーいうこったガキ共!!本気で殺しに来て欲しかったら偉くなれ!そん時ゃプロの殺し屋の本気の味(フルコース)を教えてやるよ!」

 

殺し屋達は去っていった。

彼らなりの暗殺予告(エール)を俺達に残して…。

 

速水「…なんて言うか、あの3人には勝ったのに勝った気しないね」

 

カルマ「言い回しがずるいんだよ…。まるで俺らがあやされてたみたいな感じでまとめやがった……」

 

 

こうして…

 

イリーナ「あん…」ブブブ

 

 

イリーナ(…カラスマからバイブ1回。脱出完了の合図ね)

 

 

イリーナ「ねーぇ。麓に行って海が見たいわ。誰か車で連れ出して下さらない?」

 

警備員達「はい!はい!はい!」

 

 

俺達の大規模潜入ミッションは…

ホテル側の誰一人気付かないまま完了(コンプリート)した。

 

 

 

渚「…寺坂君。ありがとう。あの時声をかけてくれて。間違えるところだった」

 

寺坂「…ケッ。テメーのために言ったんじゃねぇ。1人欠けたらタコ殺す難易度上がんだろーが」

 

渚「うん…ごめん」

 

 

友「なぁ不破…あの時、俺の事庇ってくれてありがとな」

 

不破「…当然でしょ。私は何度も助けてもらってるんだもん。友君がピンチの時は、私が助けないと」

 

友「……!…ありがとう。でも、無茶はしないでよ」

 

不破「それはお互い様でしょ?」

 

友「ははは…それもそうだな!」

 

 

俺達は、皆の待つホテルに戻って……

 

もう大丈夫な事を伝えた。

 

 

そして……それぞれがそれぞれの疲れで泥のように眠った。

 

 

友「……」

 

でも俺は……皆が寝ている間少し外に出ていた。

 

とある人物に電話で確認したいことがあったからだ。

 

友「……もう夜遅いしさすがに出ないかな…?」

 

そう呟きながら、スマホを操作して電話をかける。

 

しばらくすると、俺が電話をかけた……剣術道場の先輩である『土方歳次』さんは電話に出て応答した。

 

土方さん『………何だ。こんな夜遅くに…。』

 

友「よく起きてましたね……。訓練ですか?」

 

土方さん『ああ。丁度さっき終わって寝るところだったんだがな……』

 

友「それは申し訳ありません……。1つ聞きたいことがありまして」

 

土方さん『聞きたいことだと?』

 

友「ええ……。土方さんって確か一人暮らしでしたよね…。両親が亡くなられて……」

 

土方さん『………ああ。聞きたいことはそれだけか?』

 

友「いえ……本題はこれからです。土方さんって……『兄』……とかいます?」

 

土方さん『………兄…か。そうだな。もう何年も会ってない兄がいる。今はどこで何してるんだか……』

 

友「……因みに、名前とか…年齢とか…顔の特徴とかは?」

 

土方さん『……名前は『土方歳朗』。年齢は…今20前後くらいだと思うぞ。顔の特徴っつったってなぁ……。俺が最後に会ったのは小学生の頃だぞ?あー…でも、俺と同じで父親似の顔だって言ってたから…俺と並んだら似てるんじゃねーか?……にしても何でそんなこと聞くんだよ』

 

友「いや…少し気になったもので。聞きたいことは以上です。ありがとうございました」

 

土方さん『……おう』

 

俺は電話を終えて…皆が眠っている場所へと戻ろうとした。

 

後ろを振り返った時…急いで戻っていく影が見えた。

戻って行った方向から察するに……E組の誰かがたまたま起きて俺が電話をしているのに気付き…隠れて見てたってところだろう。

 

俺は特に気にせず……自分の布団へと戻って眠りについた。

 

 

そして……俺を含め、皆が起きたのは、次の日の夕方だった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

岡野「おはよー。元気になった?」

 

原「お陰様で。やっぱ皆ジャージ姿なのね〜」

 

木村「他に客いないし、これが楽だわ」

 

 

不破「全員分の私服2日分考えるのエグすぎるしね〜」

 

友「まぁこれ二次小説だから関係ないけどな〜」

 

渚「不破さん?友君?」

 

不破「ところで、今あの中に殺せんせーいるんだよね?」

 

不破が指さす先には、コンクリートで固められた謎の大きな箱の様なものがあった。

 

友「ああ。ダメ元だけど、戻った時に殺せるようにガッチリ固めておくんだってさ」

 

殺せんせーの周りに対先生弾、その周りに鉄板を敷き、それをコンクリートで硬め、水に沈ませる。そういう作戦らしい。

 

新「烏間先生が不眠不休で指揮とってるそうだよ。疲れも見せず、すごい人だよね」

 

杉野「俺ら…あと十年であんな超人になれんのかな…?」

 

菅谷「さーな…」

 

 

矢田「ビッチ先生も、ああ見えてすごい人だし…」

 

速水「ホテルで会った殺し屋達もそうだった」

 

千葉「長年の経験でスゲー技術身につけてたり…」

 

木村「仕事に対してしっかりした考えがあったり…」

 

片岡「…と思えば、鷹岡みたいに『ああはなりたくないな』って奴もいて…」

 

友「『いいな』と思った人は追いかけて…『ダメだ』と思った奴は追い越して……」

 

新「多分それの繰り返しなんだろうね……大人になっていくって……」

 

ドドーン!!!

 

突然、物凄い轟音と地響きが…!

 

前原「爆発したぞ!」

 

村松「殺れたか!?」

 

とはいえ、結果は皆薄々分かっていて……

 

烏間「………ダメか」

 

殺「…先生の不甲斐なさから苦労させてしまいました。ですが皆さん、敵と戦い、ウイルスと戦い、本当によく頑張りました!」

 

渚「おはようございます殺せんせー。やっぱ先生は触手が無くちゃね!」

 

 

殺「はい。おはようございます。では旅行の続きを楽しみましょうか!」

 

中村「よっしゃ!折角元気になったんだから海で遊ぶぞー!」

 

女子一同「わーい!!」

 

渚「ジャージの下に水着着てたんだ」

 

茅野「私着てないッ!?」

 

 

海かぁ…。

俺は流石に入れないなぁ…。

 

不破「ゆ、友君…あ、あの…一緒に遊ぼうよ!」

 

友「え、い、いいけど…俺海入れないよ?」

 

不破「大丈夫!砂浜とかでなんか作って遊ぼ!」

 

友「まぁいいけど、不破はそれでいいの?泳ぐために水着買ったんじゃ…」

 

不破「い、いーのいーの!」

 

不破(友君に見せたかったなんて口が裂けても言えない……/////)

 

友「よし、じゃあ砂浜で殺せんせーでも作るか!」

 

不破「お、いーね!じゃあさっそく……」

 

友「…あ、不破……。その水着、凄い似合ってるよ」ニコッ

 

不破「……ふぇっ…!?/////」

 

友「…じゃ、じゃあ作ろっか…!///」

 

う…勇気出して言ったけど流石に恥ずいなぁやっぱり……。

 

 

その後、海や砂浜で遊ぶ人がいたり、遊ぶついでに暗殺しようとする人がいたり、ビッチ先生に追われる人もいたり……それぞれが楽しんで、いつの間にか夜になってしまっていた。

 

不破「もう夜かぁ……」

 

友「ああ…長いようで短かったな」

 

中村「なんか1日損した気分だよね〜」

 

 

殺「何を言ってるんですか皆さん!まだまだこれからですよ!」

 

三村「これからって…もう夜だぜ?」

 

殺「ヌルフフフ。夜だからいいんですよ…!昨日の暗殺のお返しにちゃーんとスペシャルなイベントを用意してます!真夏の夜にやることと言ったら…1つですねぇ」

 

殺せんせーは『夏休み旅行特別企画 納涼!ヌルヌル暗殺肝試し』と書かれた看板を持っている。

しかも幽霊っぽい恰好までしている…。

 

なんか…嫌な予感が……。

 

 

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