《友 side》
一同「暗殺肝試し……?」
殺「先生がお化け役を務めます。久々にたっぷり分身して動きますよ……!勿論先生は殺してもOK!暗殺旅行の締めくくりにはピッタリでしょう!基本的には男女のペアで入ってもらいますよ〜」
前原「面白そーじゃん!昨日の晩動けなかった憂さ晴らしだ!」
矢田「えーでも怖いのヤダな〜」
倉橋「へーきへーき!」
この時…俺達は失念していた。
殺せんせーは…とてつもなくゲスいということを…!
ペア一覧
友&不破
新&倉橋
渚&茅野
カルマ&奥田
磯貝&片岡
前原&岡野
千葉&速水
杉野&神崎
吉田&原
木村&矢田
菅谷&中村
竹林&律
寺坂&村松&狭間
岡島&三村
烏間先生&ビッチ先生
三村「岡島とかよ…」
岡島「仕方ないだろ余ったんだから!!」
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〔友&不破ペア〕
友「さてと…この海底洞窟の300メートル先に出口があるのか…」
不破「そうみたいだね……友君はこういうの平気だっけ?」
友「まぁテーマパークの肝試しとかはね…。日常的にゾンビがうろつく世界で銃撃ってるし」
不破「それだけ聞くとヤバい人だよ…?」
友「でも、急にビックリさせてくるのは苦手だな…。ホラゲーが本当に心臓に悪いんだよ」
不破「殺せんせーのスピードだし…本気でビビらせに来たらやばいね……」
それはマジで怖い。想像しただけでゾクッとする。
しばらく歩くと、ペン…ペンと何かを弾く音がする。
友「……?沖縄の三線の音か?」
不破「……ホントだ…」
その時、暗闇から殺せんせーがボワッと現れた。
友・不破「出たぁ!!!」
殺「ここは…血塗られた悲劇の洞窟。琉球…かつての沖縄で戦いに敗れた王族達が非業の死を遂げた場所です…」
不破「……ホントかな?」
友「多分…リアリティ出すための作り話だろう…にしてはよく考えてあるっぽいけど」
殺「決して2人離れぬよう…1人になれば彷徨える魂にとり殺されます……」スゥ…
背筋がゾッとする……。
不破「意外と本格的みたいだね…。早く抜けよっか…」
友「おう…」
殺「ここは血塗られた悲劇の洞窟……」
不破「……次のペアへの同じ語りが聞こえてくる……。いかにもリアルね」
友「そんなとこでリアルを追求するなよ……」
殺(ヌルフフフ…。君たちは本当に強くなった。今回の旅行で痛感しました。…が、そんな君達にもまだ足りないものがある。それは……!
夏頃にはぼちぼちカップルが誕生してると踏んでましたが…君達と来たら暗殺に夢中でてんで浮いた話がない!ここらで一発…先生が恐怖で君達の背中を押して男女をくっつけ……!それをネタにひやかしたり実録小説を書くのです!これぞ担任教師の粋な計らい!!)
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《杉野 side》
〔杉野&神崎ペア〕
神崎「ん…やっぱり少し怖いね…杉野君」
杉野「大丈夫だって神崎さん!何かあったら俺に任せろ!」
いいとこ見せるチャンスだぜ…!
入口で聞いた設定説明から察するに、古代琉球の落ち武者とかで嚇かす気だろ!ビビらない準備は万端…!
殺「…生きのびた者の中には夫婦もいました。ですが追手が迫り、椅子の上で寄り添いながら自殺しました」ボワッ
うおっ…!?急に出てきたぞ…!
殺「その椅子がこれです…」
寄り添って自殺した椅子…
きっと血塗れで…ボロボロな…
そこにあったのは、背もたれがハートの形になっていて、ハート模様が沢山ついている、黄色とピンクの可愛いベンチだった。
え…っ……あの………うーん……。
殺「琉球伝統のカップルベンチです。ここで2人で1分座ると呪いの扉が開きます」
杉野「あるか!こんな伝統!!」
仕方なく2人で座ることに…何なんだこれ…。
殺「さぁもっと会話を弾ませて!」
弾ませて!じゃねーよ…。
なんだ?なんか…思ってたのと違うぞ……。
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《新 side》
〔新&倉橋ペア〕
倉橋「う……意外と怖いかも……」
新「………」
倉橋「……新君、どうかしたの?」
新「え…あ、ああ。少し考え事。それより…あのタコ…次はどうやって驚かせにくるかね…」
倉橋「……!な、何この音…」
シュッ…シュッ…という音が洞窟内に木霊している。
新「…た、多分…刃物を研ぐ音だな」
倉橋「刃物を…!?…あ、あそこ…障子に影が…!」
洞窟内に謎の建物…そこの障子には殺せんせーの影が写っている。動き的に包丁を研いでいるようだ。
殺「血が見たい……」
新・倉橋「………!!」
殺「同胞を殺されたこの恨み…血を見ねば収まらぬ…!」
い、意外と本格的だ…!!
殺「血…もしくは…イチャイチャするカップルが見たい…!どっちか見ればワシ満足」
新「安い恨みだな!!!」
なんなんだこれ…。
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《友 side》
〔友&不破ペア〕
友「大分進んだな」
不破「うん…所々にあった肝試しっぽくないやつほとんど無視したからね…」
殺「この場所は牢獄…長い洞窟生活で精神が狂った者は、ここで奇声を出して騒いだそうだ。ここの霊は自分より大きな音を出すと驚いて逃げていく……。
ここにカラオケボックスがある。これでラブソングを大きい声で歌って…悪霊を追い返すのだ」
友「なんで洞窟内にカラオケボックスがあるんだよ!!」
不破「これ奇声っていうより歌声でしょ!?」
友「ってもういないし……!」
不破「どうしよっか…?」
とりあえずカラオケのリモコンでどんな曲が入っているか見てみる。
友「…………うわ。このカラオケほんとにラブソングしかないよ」
不破「これ、先生狙ってるよね…吊り橋効果…」
友「ああ。露骨すぎて怖がる隙もねーよ……。てかこれ1曲歌わないと扉開かないのか…。仕方ない…歌うか」
カラオケとか久々だな…。
この前新のグループが音楽番組でカバーしてた曲でも歌うか。
不破(友君って歌上手いのかな……?)
曲を選択すると、すぐに音楽が鳴った。
そして何とか歌い終わり、採点が始まった。悪霊追い返すだけなのになんで採点機能入れたんだ。
久しぶりに歌ったけど、どうだろ……。
【結果:94.67点】
不破「歌上手っ!?」
友「お、扉開いた〜」
不破「友君凄いね……」
友「多分新の方が上手いと思うけどね」
不破(真弓家の兄弟怖っ……!?)
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《前原 side》
〔前原&岡野ペア〕
……が、骸骨が降ってきた!?
殺「立てこもり飢えた我々は…1本の骨を奪い合って喰らうまでに落ちぶれた。お前達にも同じ事をしてもらうぞ」
すると上から……!
某棒状のお菓子が降ってきた。
殺「さぁ両端から喰っていけ」
前原・岡野「それポ〇キーゲーム!!!」
前原「さっきから何がしてーんだ!」
岡野「これじゃちっとも怖くないよ!」
殺「にゅやっ!?よ、予定と違う!?」
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《奥田 side》
〔カルマ&奥田ペア〕
奥田「…怖くないのが……怖い…?」
カルマ「そ。あの時の渚君見てさ…正直俺衝撃受けた」
………!
カルマ「鷹岡を倒した事じゃない。倒して帰ってきた後だよ。全っ然怖くないんだ。あんだけの強敵を仕留めた人間が……。強い所を見せた奴って普通ちょっとは警戒されるけど…渚君は何事もなく皆の中に戻ってった。目立つの苦手だからちょっとだけ照れ臭そうに。喧嘩したら俺が百パー勝てるけど、殺し屋にとってそんな勝敗何の意味もない…。『警戒できない』。怖くないって、実は1番怖いんだなって初めて思った」
奥田「………」
カルマ「…でも」
奥田「…え?」
カルマ「負けないけどね。先生の命を頂くのはこの俺だよ」
……!
奥田「…はい!どっちが殺すのか楽しみです!」
カルマ「ところで…『琉球名物 ツイスターゲーム』って奴が置いてある。どうやら怖がらせてくだらねー事企んでるみたいだけど、
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《殺せんせー side》
中々カップル成立しませんねぇ……!
次のペアで必ずや!
殺「ここは血塗られた悲劇の洞窟……琉k…きゃーーーっ!!!?!?!!化け物出たぁーーーー!?!?」
[※ 狭間です]
村松「くそっ…腰抜かしたとこ撃とうと思ってたのによ…」
狭間「子供の頃から夜道で会うとビビられてたわ…ついたあだ名がミス肝試し日本代表よ……」
寺坂「お、おう…。お前が楽しーならいいけどよ」
な、何なんですか今の霊は……!!
まさか…
……!?
殺「ひーーーっ!!目がない!!」
[※千葉です]
速水「………何今の」
千葉「勝手にパニックになってんな…。あるわ目ぐらい」
速水「………ちょっと見せて」
千葉「絶対に嫌だ」
殺「ひーっ!?なんかヌルヌルに触られた!?」
[※自分で仕掛けたコンニャク]
殺「ひーっ!?日本人形!?」
[※神崎です]
殺「ひーっ!?水木しげる大先生!?」
[※竹林です]
茅野「結局自分が1番恐怖を楽しんでるね…」
渚「出よっか…このまま」
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《友 side》
友「要するに…」
前原「怖がらせて吊り橋効果で…」
杉野「カップル成立を狙ってたと…」
菅谷「結果を急ぎすぎなんだよ…」
矢田「怖がらせる前にくっつける方に入ってるから狙いがバレバレ!」
殺「だ!だって!見たかったんだもん!!手繋いで照れる2人とか見てニヤニヤしたいじゃないですかぁ!」
倉橋「泣きギレ入った…」
新「ゲスい大人だ…」
こいつ本当に教師かよ……。
中村「殺せんせー。そーいうのはそっとしときなよ。うちら位だと色恋沙汰とかつっつかれるの嫌がる子多いよ?」
え?お前が言う?
日頃から不破をいじってる中村がそれ言う?
特大ブーメランなのでは…?
あーほら不破も『お前が言うなぁ!』みたいな顔してるもん。
中村ちょっと目逸らしてるし。
殺「うう…わかりました…」
その時、洞窟の方から声がした。
イリーナ「何よ!結局誰もいないじゃない!怖がって歩いて損したわ!」
烏間「だからくっつくだけ無駄だと言ったろ。徹夜明けにはいいお荷物だ」
イリーナ「うるさいわね!男でしょ!美女がいたら優しくエスコートしなさいよ!」
ビッチ先生が烏間先生の腕を掴んでる…。
ふとビッチ先生は俺らに気付いたのか、烏間先生からそーっと離れる。
前原「なぁ…うすうす思ってたけど」
中村「ビッチ先生って……」
矢田「……うん」
友「…どうする?」
不破「明日の朝帰るまで…」
倉橋「時間あるし…」
一同(くっつけちゃいますか!!!)
結局皆ゲスかった。
無論俺も。普段中村やカルマにいじられてる憂さ晴らしになりそうだからなぁ!
話数間違えるとかいうやらかしをしました
ごめんなさい!!!!