真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

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大分更新が遅れてしまいました。
色々と忙しかったもので…申し訳ないです。
後書きで今後の更新頻度について話します。


第53話 夏祭りの時間

 

《友 side》

 

新「───はい。これでOK!カッコつけて洒落た服で行くよりも…いつもの服の方が緊張しないだろ?」

 

友「……それもそうだな。ありがとうな新」

 

新「いいけど…夏祭り夜の7時からだろ?今朝だぞ?まだ着替えてなくてもいいだろ」

 

友「それもそうだな…!」

 

 

『ある決心』をしてから数時間。

 

夏祭りの時間は刻一刻と近付いてくる…!

 

その時、俺の部屋の窓を誰かがコンコンと叩いた。

 

 

殺「友君……夏祭り行きませんか?!」

 

殺せんせーだ。手には『夏祭りのお知らせ!今晩7時空いてたら椚ヶ丘駅に集合!』と書かれてある。

 

友「ああ。俺も新も行くつもりだよ。俺は不破と行く予定だったけどね」

 

殺「おお!良かったです。用事で断る人が意外に多くて……!では不破さんにも伝えておいてください!先生、この後は磯貝君の家へ行ってきます!」ビュン

 

……行っちゃった。

 

仕方ない。不破に連絡しておこう。

 

U[さっきうちに殺せんせーが来た。E組皆で夏祭り行きたくて誘ってるらしい]

 

U[来る人は7時に椚ヶ丘駅前に集合らしいから、俺達も集合そこでいい?]

 

しばらくすると、

 

Yuzuki[いいよ!殺せんせー寂しかったのかな?]

 

と返ってきた。

 

 

まぁ、夏休みだもん。いつもより俺らに会えなくて寂しがってたのかもな。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7時になり、椚ヶ丘の夏祭りが始まった。

 

E組で集まったのは俺と不破と新の他に、

渚、カルマ、茅野、磯貝、前原、片岡、神崎、千葉ちゃん、速水、倉橋、矢田、岡島、中村、竹林、ビッチ先生だ。

 

殺「いやぁ…思いのほか集まってくれて良かった良かった。誰も来なかったら先生、自殺しようかと思いました……」

 

茅野「じゃあ来ない方が正解だったか…」

 

笑顔でかなり酷いこと言うね茅野。

 

…ん?あの二人……

 

千葉・速水「はぁ…」

 

友「千葉ちゃんと速水、どしたの?そんなへこんで…」

 

千葉「……射的で出禁食らった」

 

速水「イージーすぎて調子乗った……どうしようこれ」

 

友「うーん…流石射撃コンビ……」

 

 

カルマ「俺今5000円使って全部5等以下じゃん。糸と賞品の残りの数から、4等以上が1回も出ない確率を計算すると……なんと0.05%。ほんとに当たりの糸あるのかな〜?お巡りさん呼んで確かめてもらおっか?」

 

店員「わ、わかったよ!金返すから黙ってろ坊主」

 

カルマ「いやいや。返金のために5000円も投資したんじゃないのよ。ゲーム機欲しいな〜」

 

不破「カルマ君はねちっこいな〜……」

 

友「最初から大当たりは入ってないって見抜いてたな」

 

 

お、あそこで金魚すくいしてるのは悠馬と陽斗か。

 

前原「相変わらず何でもそつなくこなすな磯貝。金魚すくいでこんなすくうやつ見たことないぜ」

 

磯貝「コツだよ。ナイフで斬る感覚と結構近いぞ」

 

 

不破「磯貝君凄いね……。でもあんだけ金魚取ってどうするんだろ?」

 

友「ああ。あいつの家の『きんぎょ汁』凄い美味いぞ。また食べたいなー」

 

不破「へー……。

 

 

……え?食べるの?」

 

 

 

 

 

 

……そろそろかな。

 

友「不破。そろそろ花火始まるからさ、あっちの奥の方行かないか?あっちだったら、結構静かだよ」

 

不破「うん、行く行く!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夏祭りをやってる神社の上の奥の方。

 

人が来ないから、花火を静かに見るスポットとしてはピッタリだ。

 

不破「楽しみだね〜花火!」

 

友「……うん。…あ、さっき言いそびれたんだけどさ、その浴衣似合ってるよ」

 

不破「本当?嬉しい!」ニコッ

 

……!

…そうだ。その笑顔に…俺は何度も救われた。

 

その笑顔を守りたいって思うほど、強くなりたいって気持ちが高まっていった。

 

友「不破……。話があるんだ。……いいかな?」

 

 

不破「………!…………うん。いいよ」

 

 

 

友「……お、俺さ…。剣術道場に通い始めた頃…強くなる理由って…自分のためだと思ってた。自分を守るための強さが1番大切なんだって。

でも、このクラスで学んだ。強さってのは、自分だけじゃない。他の人を守るためにもあるんだって。

 

初めて鷹岡が来て、不破が襲われそうだった時。

あの時、初めて守りたいって思った。

ショッピングモールでナンパされてた時も、シロの作戦のせいで水に流されて危険だった時も、群馬で不良に襲われてた時も……。

守りたいって思えたから強くなれたし、強くなれたから守ることが出来た。

全部、不破のおかげだと思ってる。

 

不破が気絶した俺を運んでくれた時…『歳』の攻撃から俺を庇おうとした時……凄く嬉しかった。

 

いつも、不破と漫画の話で盛り上がってる時…楽しかった。

 

不破が泣いてる時、守りたいって強く思った。

 

不破が照れて顔を赤らめてる時…何故か俺も顔が赤くなった。

 

いや…何故か…じゃないな。理由は…もうわかってる」

 

 

不破は俺の話を真剣に聞いてくれている。

 

俺は、一拍置いて、気持ちを伝えた。

 

 

友「……俺は、不破のことが好きだ。この地球上の…誰よりも…」

 

不破「……!///」

 

友「……正直な所を言うと…告白するべきか迷ってた。この関係が…崩れてしまうんじゃないかって怖かった。でも、伝えたかったんだ。この暗殺教室(クラス)が終わる前に……」

 

不破「…………友君」

 

不破は口を開き、俺の名前を優しく呼んだ。

 

 

不破「私もね。友君が鷹岡から守ってくれた時とか、チャラ男や不良から救ってくれた時とか、水がトラウマなのにわざわざ飛び込んで助けてくれた時とかね……。凄くカッコイイって思った。

まるで、主人公みたいだって。

敵と戦ってる姿もジャンプの主人公みたいだった。

 

当然だよね。だって、友君は『この小説』の主人公なんだから」

 

友「……!」

 

『この小説』って……

 

不破「『原作』じゃ、私たちが出会う事はなかった。でも、『この小説』ではこうして会うことができた。これって、『奇跡』だと思うんだ。『原作』が生まれなかったら、『作者』が『原作』を読んでなかったら、『作者』が『この小説』を書かなかったら、一生会うことは出来なかった。

友君は『この小説』の『主人公』。

 

だから、私はその『ヒロイン』でいたい。

 

私も、友君の事……ずっと前から好き。

友君の事思う度に顔が赤くなった。

友君の笑顔とか、たまに見せる照れ顔とかも好き。

辛そうな顔をしてた時は、何とかしてあげたいって思った。

私じゃ力不足かもしれないけど…それでも、私を『ヒロイン』に選んでくれますか?

 

(主人公)君…」

 

俺は、不破の言葉を…一言一言、噛み締めながら聞いた。

 

俺の答えは………当然決まってる。

 

友「勿論。これからよろしくね…不破(ヒロイン)さん」

 

不破「……かなり変わった告白になっちゃったけどさ。私達…付き合ったってことでいいのかな?」

 

友「……多分。それでいいと思う」

 

不破「……嬉しいな。初めての恋人が友君で」

 

友「俺もだよ。……なあ。これからさ…下の名前で、『優月』って…呼んでもいいかな?」

 

不破「…えっ…!…う、うん!いいよ…!」

 

友「……じゃあ改めて。よろしくな優月」

 

不破「……うん!」

 

俺達は肩を寄り添いあって夜空を眺めた。

そろそろ……花火の時間かな。

 

不破「ここから下の出店も見えるんだね」

 

友「ああ。………なんか似てる店員多いな」

 

不破「うん。殺せんせーだね…」

 

どうやら…月末は大体金欠だから支店を増やして資金を稼いでいるらしい。

 

E組が稼いで早じまいした店のスペースに入り込んで色んな出店をやっている。

 

どんだけ金欲しいんだあのタコ……。

 

つーか国家機密なのに大丈夫なのか。

他の客怪訝そうな目で見てるけど。

すっごい怪しんでるよ。

『なんだコイツ』って感じだよ。

 

 

不破「あっ…!」

 

ドォォンと大きく花火が上がった。

 

とても綺麗だ。

 

不破「……濃かったね。夏休み」

 

友「……ああ。沖縄行って…群馬行って…告白して……

 

でも、二学期はもっと濃くなるんだろうな」

 

 

そう…この教室で確かな事は……

 

俺達も殺せんせーも、決して何事もなく終わらない事。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

殺「いやぁ稼ぎました。原材料費を差し引いても9月分のおやつは困りませんねぇ。君も楽しめましたか?明日からはまた勉強です。今日くらいは羽を伸ばして──」

 

???「………………」

 

殺「…え?……E組を……脱ける…?」

 

二学期は案の定、大波乱から幕を開ける。

 





今後ですが、更新頻度を大幅に下げようかなと。
要するに、今までは定期的に更新しようとしていましたが、段々忙しくなって時間を過ぎたりと言ったことがあったので、今後は不定期更新に移行しようと思います。

簡単に言えば、更新するかどうかは作者の気まぐれです()

因みに……
友の告白の『この地球上の誰よりも』は『劇場版名探偵コナン瞳の中の暗殺者』でのコナンと小五郎の台詞ですね。
コナンは蘭に、小五郎は英理に言った言葉です。
友と不破、2人で共通するジャンル、『漫画』の台詞で告白をしたって感じです。
リア充め!()
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