大分更新が遅れてしまいました。
色々と忙しかったもので…申し訳ないです。
後書きで今後の更新頻度について話します。
《友 side》
新「───はい。これでOK!カッコつけて洒落た服で行くよりも…いつもの服の方が緊張しないだろ?」
友「……それもそうだな。ありがとうな新」
新「いいけど…夏祭り夜の7時からだろ?今朝だぞ?まだ着替えてなくてもいいだろ」
友「それもそうだな…!」
『ある決心』をしてから数時間。
夏祭りの時間は刻一刻と近付いてくる…!
その時、俺の部屋の窓を誰かがコンコンと叩いた。
殺「友君……夏祭り行きませんか?!」
殺せんせーだ。手には『夏祭りのお知らせ!今晩7時空いてたら椚ヶ丘駅に集合!』と書かれてある。
友「ああ。俺も新も行くつもりだよ。俺は不破と行く予定だったけどね」
殺「おお!良かったです。用事で断る人が意外に多くて……!では不破さんにも伝えておいてください!先生、この後は磯貝君の家へ行ってきます!」ビュン
……行っちゃった。
仕方ない。不破に連絡しておこう。
U[さっきうちに殺せんせーが来た。E組皆で夏祭り行きたくて誘ってるらしい]
U[来る人は7時に椚ヶ丘駅前に集合らしいから、俺達も集合そこでいい?]
しばらくすると、
Yuzuki[いいよ!殺せんせー寂しかったのかな?]
と返ってきた。
まぁ、夏休みだもん。いつもより俺らに会えなくて寂しがってたのかもな。
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7時になり、椚ヶ丘の夏祭りが始まった。
E組で集まったのは俺と不破と新の他に、
渚、カルマ、茅野、磯貝、前原、片岡、神崎、千葉ちゃん、速水、倉橋、矢田、岡島、中村、竹林、ビッチ先生だ。
殺「いやぁ…思いのほか集まってくれて良かった良かった。誰も来なかったら先生、自殺しようかと思いました……」
茅野「じゃあ来ない方が正解だったか…」
笑顔でかなり酷いこと言うね茅野。
…ん?あの二人……
千葉・速水「はぁ…」
友「千葉ちゃんと速水、どしたの?そんなへこんで…」
千葉「……射的で出禁食らった」
速水「イージーすぎて調子乗った……どうしようこれ」
友「うーん…流石射撃コンビ……」
カルマ「俺今5000円使って全部5等以下じゃん。糸と賞品の残りの数から、4等以上が1回も出ない確率を計算すると……なんと0.05%。ほんとに当たりの糸あるのかな〜?お巡りさん呼んで確かめてもらおっか?」
店員「わ、わかったよ!金返すから黙ってろ坊主」
カルマ「いやいや。返金のために5000円も投資したんじゃないのよ。ゲーム機欲しいな〜」
不破「カルマ君はねちっこいな〜……」
友「最初から大当たりは入ってないって見抜いてたな」
お、あそこで金魚すくいしてるのは悠馬と陽斗か。
前原「相変わらず何でもそつなくこなすな磯貝。金魚すくいでこんなすくうやつ見たことないぜ」
磯貝「コツだよ。ナイフで斬る感覚と結構近いぞ」
不破「磯貝君凄いね……。でもあんだけ金魚取ってどうするんだろ?」
友「ああ。あいつの家の『きんぎょ汁』凄い美味いぞ。また食べたいなー」
不破「へー……。
……え?食べるの?」
……そろそろかな。
友「不破。そろそろ花火始まるからさ、あっちの奥の方行かないか?あっちだったら、結構静かだよ」
不破「うん、行く行く!」
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夏祭りをやってる神社の上の奥の方。
人が来ないから、花火を静かに見るスポットとしてはピッタリだ。
不破「楽しみだね〜花火!」
友「……うん。…あ、さっき言いそびれたんだけどさ、その浴衣似合ってるよ」
不破「本当?嬉しい!」ニコッ
……!
…そうだ。その笑顔に…俺は何度も救われた。
その笑顔を守りたいって思うほど、強くなりたいって気持ちが高まっていった。
友「不破……。話があるんだ。……いいかな?」
不破「………!…………うん。いいよ」
友「……お、俺さ…。剣術道場に通い始めた頃…強くなる理由って…自分のためだと思ってた。自分を守るための強さが1番大切なんだって。
でも、このクラスで学んだ。強さってのは、自分だけじゃない。他の人を守るためにもあるんだって。
初めて鷹岡が来て、不破が襲われそうだった時。
あの時、初めて守りたいって思った。
ショッピングモールでナンパされてた時も、シロの作戦のせいで水に流されて危険だった時も、群馬で不良に襲われてた時も……。
守りたいって思えたから強くなれたし、強くなれたから守ることが出来た。
全部、不破のおかげだと思ってる。
不破が気絶した俺を運んでくれた時…『歳』の攻撃から俺を庇おうとした時……凄く嬉しかった。
いつも、不破と漫画の話で盛り上がってる時…楽しかった。
不破が泣いてる時、守りたいって強く思った。
不破が照れて顔を赤らめてる時…何故か俺も顔が赤くなった。
いや…何故か…じゃないな。理由は…もうわかってる」
不破は俺の話を真剣に聞いてくれている。
俺は、一拍置いて、気持ちを伝えた。
友「……俺は、不破のことが好きだ。この地球上の…誰よりも…」
不破「……!///」
友「……正直な所を言うと…告白するべきか迷ってた。この関係が…崩れてしまうんじゃないかって怖かった。でも、伝えたかったんだ。この
不破「…………友君」
不破は口を開き、俺の名前を優しく呼んだ。
不破「私もね。友君が鷹岡から守ってくれた時とか、チャラ男や不良から救ってくれた時とか、水がトラウマなのにわざわざ飛び込んで助けてくれた時とかね……。凄くカッコイイって思った。
まるで、主人公みたいだって。
敵と戦ってる姿もジャンプの主人公みたいだった。
当然だよね。だって、友君は『この小説』の主人公なんだから」
友「……!」
『この小説』って……
不破「『原作』じゃ、私たちが出会う事はなかった。でも、『この小説』ではこうして会うことができた。これって、『奇跡』だと思うんだ。『原作』が生まれなかったら、『作者』が『原作』を読んでなかったら、『作者』が『この小説』を書かなかったら、一生会うことは出来なかった。
友君は『この小説』の『主人公』。
だから、私はその『ヒロイン』でいたい。
私も、友君の事……ずっと前から好き。
友君の事思う度に顔が赤くなった。
友君の笑顔とか、たまに見せる照れ顔とかも好き。
辛そうな顔をしてた時は、何とかしてあげたいって思った。
私じゃ力不足かもしれないけど…それでも、私を『ヒロイン』に選んでくれますか?
俺は、不破の言葉を…一言一言、噛み締めながら聞いた。
俺の答えは………当然決まってる。
友「勿論。これからよろしくね…
不破「……かなり変わった告白になっちゃったけどさ。私達…付き合ったってことでいいのかな?」
友「……多分。それでいいと思う」
不破「……嬉しいな。初めての恋人が友君で」
友「俺もだよ。……なあ。これからさ…下の名前で、『優月』って…呼んでもいいかな?」
不破「…えっ…!…う、うん!いいよ…!」
友「……じゃあ改めて。よろしくな優月」
不破「……うん!」
俺達は肩を寄り添いあって夜空を眺めた。
そろそろ……花火の時間かな。
不破「ここから下の出店も見えるんだね」
友「ああ。………なんか似てる店員多いな」
不破「うん。殺せんせーだね…」
どうやら…月末は大体金欠だから支店を増やして資金を稼いでいるらしい。
E組が稼いで早じまいした店のスペースに入り込んで色んな出店をやっている。
どんだけ金欲しいんだあのタコ……。
つーか国家機密なのに大丈夫なのか。
他の客怪訝そうな目で見てるけど。
すっごい怪しんでるよ。
『なんだコイツ』って感じだよ。
不破「あっ…!」
ドォォンと大きく花火が上がった。
とても綺麗だ。
不破「……濃かったね。夏休み」
友「……ああ。沖縄行って…群馬行って…告白して……
でも、二学期はもっと濃くなるんだろうな」
そう…この教室で確かな事は……
俺達も殺せんせーも、決して何事もなく終わらない事。
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殺「いやぁ稼ぎました。原材料費を差し引いても9月分のおやつは困りませんねぇ。君も楽しめましたか?明日からはまた勉強です。今日くらいは羽を伸ばして──」
???「………………」
殺「…え?……E組を……脱ける…?」
二学期は案の定、大波乱から幕を開ける。
今後ですが、更新頻度を大幅に下げようかなと。
要するに、今までは定期的に更新しようとしていましたが、段々忙しくなって時間を過ぎたりと言ったことがあったので、今後は不定期更新に移行しようと思います。
簡単に言えば、更新するかどうかは作者の気まぐれです()
因みに……
友の告白の『この地球上の誰よりも』は『劇場版名探偵コナン瞳の中の暗殺者』でのコナンと小五郎の台詞ですね。
コナンは蘭に、小五郎は英理に言った言葉です。
友と不破、2人で共通するジャンル、『漫画』の台詞で告白をしたって感じです。
リア充め!()