真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

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第57話 泥棒の時間

《友 side》

 

なんとか脱出しないと……。

このまま捕まれば、殺せんせーが動くまでにゲームオーバーだ!

 

岡島「………!あれは…杉野と新、カルマ!」

 

殺「ヌルフフフ。泥棒共が悔しそうに見てますねぇ。本官がここにいては救出出来まいて」

 

岡島「くそ…警官の恰好した途端に高圧的になりやがって…!」

 

殺「黙らっしゃい囚人共!大人しく刑務作業に没頭したまえ!」

 

不破「刑務作業って……」

 

友「要はドリルで勉強させたいだけだろーが…」

 

その時また逮捕の通知が……!

 

律『竹林君、原さん、アウト〜♪』

 

岡島「どうする…?このままだと30分もたずに泥棒全滅だ……!」コソコソ

 

友「烏間先生も本気だしな……。何か無いのか!?殺せんせーの気を引ける何か…!」コソコソ

 

岡島「何かって……。あっ…!そうだ!」コソコソ

 

おお!何か思いついたのか岡島!見直したぜ!

 

岡島「殺せんせー……これ」スッ

 

岡島がポケットから取り出したのは…巨乳美女のグラビア写真数枚だった。

 

………うん。やっぱ岡島は岡島だ。

 

いくら殺せんせーとはいえ、今は警官だぞ?こんなにつられるわけ……。

 

殺「………行け。見逃してやる」

 

えええええええええええ!?!?

 

岡島「今だ助けに来い!!」

 

杉野とカルマと新は俺たち(ビッチ先生を除く)をタッチして復活させた。

 

不破「あれで買収されるんだ…」

 

友「あのタコ、今警官なんだよな…?」

 

 

【殺警察の不祥事① 収賄】

 

 

律『6名脱走……』

 

烏間「……おい。どうして捕らえた泥棒が逃げてるんだ…」

 

殺「思いの外奴らやり手でねぇ…。ぬっひょー!この乳やべぇ!!」

 

烏間「お前物で吊られたな!?間もなく7、8名ほどそっちに送る!次また欲に負けたら承知しないぞ…!!」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

矢田「実はね殺せんせー……。弟が重い病気で寝込んでるの。ケイドロやるってメールしたら…『絶対に勝ってね』って…。捕まったって知ったら…きっと、あの子ショックで…」

 

殺「……行け。本官は泥棒なんて見なかった。行け」

 

矢田「わ〜ありがと〜!」

 

【殺警察の不祥事② 純情派】

 

殺「烏間さん聞こえるか!?どうして牢屋から犯人が脱走するんだ!」

 

烏間「こっちのセリフだザル警官!!」

 

 

その後も泥棒の取り逃しは続くのだった。

 

賄賂やサボリで次から次へと取り逃し。

 

世界中で取り逃しブームを巻き起こした。

 

烏間「あのバカタコはどこにいる!出てこい!!」

 

原「暇だからって長野県まで信州そば食べに行きましたよ」

 

 

友・不破「こんな警察みたことある!!」

 

 

新「E組(うち)の警察はチームワークゼロだ…」

 

カルマ「やっぱ合わないね〜。あの2人は」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《烏間 side》

 

烏間「これではゲームとして成立しない。次逃がしたら俺は降りるぞ」

 

殺「ええ。もう絶対に逃がしません。─ですが烏間先生。ここから先は泥棒の性能も上がっていますよ」

 

烏間「……何?」

 

…どうしたことだ。生徒の気配をとらえることが難しくなった。

 

 

 

─数分前

 

殺『ちなみに烏間先生は、君達の残した痕跡を追跡しているはずです。足跡や植物の乱れに注意して逃げるといいでしょう。その上で、フリーランニングの基礎的な動き、縦移動や枝移動、ロングジャンプを駆使すれば、棄権の動きをしない範囲でも格段に追跡を困難に出来るでしょう』

 

岡島・友「……!」

 

 

 

 

 

……足跡が消えた…!?

 

…なるほどな。生徒達が牢屋にいる間に逃走のコツを吹き込んだのか。

 

友「……!来たぞ、散れ!」

 

不破「おっけー!」

中村「はいよ!」

菅谷「おう!」

 

 

生徒が俺に気付くのも早くなった。

 

4人小隊で前後左右を見張っているな。

 

これだけ上手く警戒されると、俺1人で全員捕らえるのはまず無理だ。

 

短時間でよくここまで学習した!

 

俺と奴とが、同じ分野を違う視点から同時に教えるとここまで急激に成長するのか!

 

 

だが、だからといって奴と協力する気はない!

 

そもそも奴1人でも…。1分あれば全員捕らえてしまうだろうな。

 

……!

 

前原・岡野・木村・片岡・新「………」

 

機動力が特に優れた5人…。

 

俺を待ち構え、挑戦しようというのか。

 

面白い…。

 

烏間「左前方の崖は危ないから立ち入るな。そこ以外で勝負だ」

 

前原・岡野・木村・片岡・新「はい!!」

 

……おお、良い逃げ足だ。一学期から積み上げた基礎が身についている。

 

…が、まだまだ。

 

木村「うおっ…!?」

 

本気の俺から逃げ切るには足りないようだ。

 

片岡「なっ…!?」

 

岡野「……!!」

 

 

前原「うおっ……!」

 

新「くっ…!」

 

5人全員逮捕……。

 

烏間「随分逃げたな。だかもうすぐラスト1分。奴が動けばこのケイドロ、君らの負けだな」

 

前原「……へへ。俺らの勝ちっすよ…烏間先生」

 

烏間「……何?」

 

岡野「だって、烏間先生は殺せんせーと一緒に空飛んだりしないでしょ?」

 

……?

 

烏間「……当たり前だ。そんな暇があれば刺している」

 

木村「じゃあ烏間先生……」

 

片岡「ここから1分でプールまでは戻れませんね!」

 

プール………!?

 

烏間「…しまった…!!」

 

新「烏間先生さえ戻らなければ……。殺せんせーだけじゃ1分間水底にいる渚達には触れない!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

律『タイムアップ!全員逮捕ならず、泥棒側の勝ちー!』

 

おびき出されたという事か。

 

恐れ入った。教師2人を出し抜くとは……。

 

 

倉橋「なんか不思議〜。息が合わない2人なのに、教える時だけすっごい連携取れてるよね〜」

 

殺「当然です。我々は2人とも教師ですから。目の前に生徒がいたら伸ばしたくなる。それが教師みんなの本能ですから」

 

寺坂「立派なこといいやがって汚職警官が。泥棒の方が向いてんじゃねーのか?」

 

殺「にゅやっ!?何を言います聖職者に向かって!この先生が泥棒なんてするはずが……」

 

 

 

この時…俺たちは気が付かなかった。

今日発売の週刊誌に…とんでもない記事が載っていたことに…。

 

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