久々すぎて感覚忘れてますもん
いや違うんすよ
1回投稿忘れてね?
もういいやって思っちゃって、
そこからめんどくさくなっちゃったんすよ
いや違うんすよ
完結させる気はあるんすよ
いやちg
《友 side》
殺「……………」ツーン
矢田「わ、悪かったってば殺せんせー!」
三村「俺らもシロに騙されて疑っちゃってさ!」
殺せんせー…凄い根に持ってんな…。
殺「先生の事はご心配なく。どーせ体も心もいやらしい生物ですから」
めっちゃ口尖らせてるよ……。
事あるごとに蒸し返してきそうだなこりゃ…。
殺「心配なのはイトナ君です。触手細胞は人間に植えて使うには危険すぎる。シロさんに梯子を外されてしまった今、どう暴走するかわかりません」
結局あの後、俺達も先生も防衛省の人らも、闇に消えたイトナを見つける事は出来なかった。
不破「名義上はクラスメイトだけど…私たち、イトナ君のこと何も知らないよね……」
友「そうだな…。なぜあそこまで強くなる事に拘るのか、シロと出会って触手を持つことになった経緯も不明だ」
律「……!皆さん…!たった今こんなニュースが…!」
律はニュース番組の映像を映し出した。
『椚ヶ丘市内の携帯電話ショップが破壊される事件が多発。店内の損傷が激しいため、警察は複数人の犯行の線で捜査を進めている』
新「…このニュース…!」
前原「イトナの仕業…だよな?」
殺「ええ…。使い慣れた先生にはわかりますが、この破壊は触手でなくてはまず出来ない」
不破「でも…どうして携帯ショップばかりを…?」
友「うーん…調査の必要があるな……」
殺「……担任として責任を持って彼を止めます。彼を探して保護しなければ」
岡島「……助ける義理あんのかよ殺せんせー」
木村「つい先日まで商売敵だったみたいなやつだぜ?」
中村「あいつの担任なんて形だけじゃん」
カルマ「……シロの性格上、あいつにとって他人全てが『当たればラッキー』の捨て駒だ。そーゆー奴は何してくるか戦術が読めない。ほっといた方が賢明だと思うけど」
殺「………それでも担任です。『どんな時でも自分の生徒から
友「…俺も行くよ。どういう事情であろうと、一応クラスメイトだしな。救ってあげたい」
不破「友君……」
磯貝「俺らも行こう!」
前原「…おう!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺たちは次にイトナが襲うと思われる携帯ショップへと向かった。
案の定、イトナはいた。
イトナ「……綺麗事も、遠回りもいらない…。負け惜しみの強さなんて……反吐が出る…。勝ちたい…。勝てる強さが欲しい……」
イトナ……。
殺「やっと人間らしい顔が見れましたよイトナ君」
イトナ「兄さん……」
殺「殺せんせー…と呼んでください。私は君の担任ですから」
寺坂「拗ねて暴れてんじゃねーぞイトナ。テメーには色んな事されたがよ。水に流してやるから大人しくついてこいや」
イトナはふらふらと歩き出す。
触手はかなり萎れており、以前までとは違いかなり遅く動いている。
イトナ「うるさい…勝負だ…今度は…勝つ…」
殺「勿論勝負してもいいですが、お互い国家機密の身、どこかの空き地でやりませんか?
イトナ「…………」
カルマ「…そのタコしつこいよ〜。ひとたび担任になったら地獄の果てまで教えに来るから」
殺「…当然ですよ。目の前に生徒がいるのだから、教えたくなるのが先生の本能です」
イトナ「……!」
その時、何かが投げ入れられ、爆発した。
原「ゲホッ……な、何!?」
友「グレネード…!?」
イトナ「ううっ……!?」
イトナの触手が溶けている…ということは対先生物質の
殺(くっ……!イトナ君の殺気に紛れて気付かなかった…!)
シロ「これが今回第二の矢。イトナを泳がせたのも予定の内さ」
友「シロ……!!」
今回はシロだけじゃない…シロと同じ対先生繊維で出来た服を来た部下までいる…!
突如、シロの乗っている車に付けられた砲台のようなものから、イトナに向けてネットに放射され、イトナは捕まってしまった。
シロ「さぁイトナ。君の最後のご奉公だ。追ってくるんだろう?担任の先生……」
シロはイトナを引きずりながら車を走らせていく。
殺「大丈夫ですか皆さん!」
磯貝「多分…全員何とか」
殺せんせーも少し皮膚が溶けている……。
殺「では先生はイトナ君を助けてきます!」
殺せんせーはシロの車が向かった方向へ飛んでいく。
友「……俺らを気にして回避反応が遅れたな」
寺坂「あの白野郎…。とことん駒にしてくれやがって……!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺達はある作戦をたて、イトナの救助に向かった。
恐らく相手は対先生物質を大量に使ってくる。殺せんせー1人じゃどうにも出来ない可能性が高い。
…案の定、殺せんせーはイトナに攻撃が当たらないように防ぐので精一杯だ。
木の上には対先生物質で出来た服を来た男たち。
対先生弾を放ち続けて、『俺ら』には気付いていない。
新「……行くぞ!」
カルマ「OK〜!!」
前原「とりゃあっ!!」
男たち「なっ……!?」
まずは木の上の連中を下へ落とす!
そして下に待機してた皆が簀巻きにして身動きを取れなくする!
寺坂「これ、
男「くっ…ガキ共が!お前ら、返り討ちに…!!」
岡野「ダメだよ〜烏間先生に追われるばっかでこっちだって悔しいんだから!」
友「このケイドロはテメーらが泥棒側な!!」
よし、木の上のシロの部下共はこいつで最後だ……!
シロ「………!!」
イトナ「お前ら…なんで……」
速水「カン違いしないでよね。シロの奴にムカついてただけなんだから。殺せんせーが行かなけりゃ、私達だってほっといたし」
岡島「速水が『カン違いしないでよね』って言ったぞ」
竹林「生ツンデレはいいものだね」
お前ら後で消されるぞ……?
カルマ「こっち見てていいの〜シロ?打ち続けて殺せんせーを釘付けにしてたのに……。撃つのやめたら、ネットなんて根本から外されちゃうよ?」
カルマの言う通り、殺せんせーはネットの根本を引き抜いていた。
友「イトナ……!ネットが触手が溶かしてる!」
前原「茅野!毛布持ってきてくれ!間に挟むぞ!」
茅野「うん!」
殺「……去りなさいシロさん。イトナ君はこちらで引き取ります。あなたはいつも周到な計画を練りますが、生徒達を巻き込めばその計画は台無しになる。当たり前の事に早く気付いた方がいい」
シロ「モンスターに小蠅たちが群がるクラスか…。大層うざったいね。だが確かに、私の計画には根本的な見直しが必要なのは認めよう。………くれてやるよそんな子は。どのみち2〜3日の余命。皆で仲良く過ごすんだね…」
シロはそのまま車で去っていった。
イトナは、凄く苦しそうだ。
とりあえず、ネットから出してあげないと……。
殺「…触手は意志の強さで動かすものです。イトナくんに力や勝利への病的な執着がある限り…触手細胞は強く癒着して離れません。そうこうしている間に、肉体は強い負荷を受け続けて衰弱してゆき、最後は触手もろとも蒸発して死んでしまう」
新「それは…いくらなんでも可哀想だ……」
片岡「後天的に移植されたんだよね…?なら、なんとか切り離せないのかな」
殺「……彼の力への執着を消さなければ。そのためには、そうなった原因をもっと知らねばいけません」
中村「でも…この子心閉ざしてるから…」
前原「身の上話なんて素直にするとは思えねーな……」
その時、俺と優月の携帯が鳴った。
どうやら、律に頼んでいた調べ物が終わったらしい。
友「優月…」
不破「……うん。…その事なんだけどさ」
渚「不破さん、友君…」
友「気になってたんだ。どうしてイトナは携帯ショップばかり襲ってたのか」
不破「それで、律に調べてほしいって頼んでたの。機種とか、戸籍とか、彼につながりそうな物を調べてもらって……そしたら」
俺は皆のスマホに、律に調べてもらったことを送信した。
友「…『堀部糸成』って、ここの…『堀部電子製作所』ってところの社長の息子だった」
竹林・矢田「……!?」
不破「世界的にスマホの部品を提供してた町工場だったんだけど…」
友「一昨年、負債を抱えて倒産…。社長夫婦は息子残して雲隠れ……だとさ。」
不破「……何となく、これで想像がついてきたよ。イトナ君の力や勝利への異常なまでの執着の理由……」
一同「………」
寺坂「ケッ。つまんねー。それでグレただけの話か」
磯貝「寺坂…!」
寺坂「皆それぞれ悩みあんだよ。重い軽いはあんだろーがよ。けどそんな悩みとか苦労とか、割とどーでもよくなったりするんだわ。
俺らんとこでこいつの面倒見させろや。それで死んだらそこまでだろ」
寺坂…吉田…村松…狭間…。
大丈夫だろうか……。でも、この4人に…頼ってみよう…。