《総七 side》
総七「ふぅ…」
今日は大分帰りが遅くなっちまったな…。
姉さん心配してるだろうな…。
???「……やぁ。沖田君」
総七「……えっ…?」
いつの間に目の前に…!?
???「君には少しの間…眠ってもらう」
そこで…俺の意識は途絶えてしまった。
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《近藤 side》
近藤さん「ザキ。もう夜遅いが…外の掃除頼めるか?」
山崎「お任せ下さい!」
それにしても…今日は総七の奴来なかったな…。
あいつが連絡もなしに道場に来ないなんて珍しい…。
近藤さん「なぁザキ」
………。
……ん?返事がない…?
近藤さん「……おい、ザキ…?」
外を見渡すと…誰もいない。
ふと…後ろから気配を感じた。
近藤さん「誰だ…!?………何…?」
振り返るが…誰もいない。確実に何者かの気配がしたのに…。
そう思って前を見ると…1人の男が立っていた。
???「流石だね…。気配を察知するとは。だが…君にも眠ってもらうよ」
近藤さん「こいつ……!?」
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《友 side》
友「えっ…!?剣術道場の皆が…!?」
土方さんから突然電話が来た。
内容は…近藤さん、山崎、総七の3人が突如消えてしまったというものだった。
土方さん『ああ。とりあえず、今すぐ道場に来てくれねーか?犯人が残したと思われるメモがある。あと、登校少し遅れるだろうから友達とか先生とかにも言っておけ』
友「……わかりました」
さて…まずは優月に今日は一緒に登校できないこと連絡しておかないと。
その後、殺せんせーにもね。
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《不破 side》
家を出て友君の家へと向かう途中…携帯が鳴った。
友君からのLINEだった。
U[ごめん!今日一緒に登校出来なくなった!学校にも少し遅れると思う!先に行っててくれ!]
遅れるって……どうしたんだろう…?
仕方が無いのでそのまま学校へと向かうことにした。
でも…いきなりどうしたのか気になるなぁ…。まぁ後で聞けばいいか……。
???「見ーつけた」
突如…私の目の前に黒服の男が現れた。
その顔には…見覚えがあった。
不破「何で……あなたがここに…!?」
???「……しばらく眠ってもらうよ」
私は…男にスタンガンで気絶させられてしまった。
心の中で何度も友君に助けを求めた…。
けど…その心の叫びは誰にも聞こえることは無かった。
???「…さてこの子には、やってもらわないといけないことがある。…急ぐか」
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《友 side》
友「土方さん…!」
土方さん「来たか。俺が来た時には…既に近藤さんはいなかった。そして、こんな紙がポストに入っていたよ」
手紙にはこう書かれてあった。
『近藤勇、沖田総七、山崎透は誘拐した。真弓友、土方歳次は椚ヶ丘中学校3年E組の担任と生徒全員で指定場所へ来い。指定場所は後ほど…椚ヶ丘中学校の旧校舎へと送る』
…この感じから見るに、恐らく殺し屋だろう。
担任…つまり、殺せんせーを狙った暗殺計画…!
土方さん「……なぁ。俺は最近不審に思ってるんだ。お前らの急激な学力の上昇……何日も道場に通っていなかったのに剣術の腕前をキープできていた事……。お前ら、なんか隠してる事があるんじゃねーのか?」
土方さんは…やはり勘が鋭い。
その時、俺の携帯が鳴った。新からの電話だった。
友「…もしもし」
新『兄貴!大変だ!今すぐE組の校舎に来てくれ!』
友「え……?何があったんだ!?」
新『律にメールが届いたんだ。そのメールには……
『不破優月を誘拐した』……って…!』
友「……えっ……」
嘘だろ……。何で…優月まで……!?
殺せんせーの暗殺計画に…生徒を巻き込んだら賞金は払われないってことになったはずじゃ……。
待てよ…。
今まで会った殺し屋の中に…1人だけ、殺せんせーの暗殺が目的では無かった人物がいる……。
まさか…『あいつ』が………!?
友「……わかった。今すぐ向かう。あと、殺せんせーにも伝えといてくれ。……俺の剣術道場の先輩も旧校舎に行くから…烏間先生に、殺せんせーの正体を明かすことを聞いてくれ……って」
新『…………わかった。早く来てくれよ…』
そう言って、新は電話を切った。
土方さん「……何だって?」
友「……俺の…大切な人が攫われました。あと土方さん、これから旧校舎で見るであろうことは…絶対に他言しないでください」
土方さん「………ああ」
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俺たちは急いで旧校舎へと向かった。
教室に入ると…殺せんせーと生徒全員が律に注目していた。
友「殺せんせー…!」
殺「友君…。このメールの内容…恐らく殺し屋でしょう。それも、推測ですが南の島で出会った……君を狙っていた男…」
土方さん「……おいちょっと待て…。なんなんだ…そのタコは…!?」
殺「初めまして。詳しいことは後で話しますが…私はこのE組の担任です」
土方さん「……よくわからんが、今は一刻を争う事態だ。詳しくは聞かない。ところで…そのメールには他に何て書いてあった?」
律「メールには不破さんを誘拐した事と…地図にある指定場所へ向かうように書いてありました。地図はメールに添付されてしました。こちらです」
その地図が指している場所は…数ヶ月前に廃墟になってしまったビルだった。
カルマ「犯人は俺ら生徒と殺せんせーも来るように要求してる…」
寺坂「クソ……!」
友「どうして……優月まで……!!」
???「…決まってるでしょ?」
後ろから女性の声がした。
振り返ると……3年A組の『古見錦』がいた。
友「お前は……A組の『古見』…!?」
前原「なんでこいつが…!?」
古見「なんでって…そんなこともわからないの?私はこの計画をした男の仲間だから……よ」
友「なんだと…」
古見「変な気は起こさない事ね…。大人しく廃ビルに向かいなさい。そうしないと…人質がどうなっちゃうかわからないわよ」
古見はそう言うと…教室から颯爽と出ていってしまう。
土方さん「……行くしか無さそうだな」
中村「……皆、
寺坂「…ああ。勿論だ」
前原「誰だが知らねーが…こんなことするやつ許せねぇ」
友「…ああ。絶対に…優月達を救い出すぞ!」
一同「おう!!」
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指示通り、地図の廃ビルについた。
外からだと…特に変わった様子はないな。
イトナ「ドローンで周りを見ているが…異常は無い」
新「……とりあえず、入ってみるか…?」
俺たちは音を立てないよう、静かに廃ビルへと入っていく。
全員が入り、少し進んだところで…ガシャンと大きな音がした。
岡島「な…なんだ…!?」
倉橋「い、今の音…何が起きたの!?」
突如、床から鉄格子が現れ、ほとんどが檻の中に入ってしまった。
檻の中に入らずに済んだのは…俺と新と倉橋だけだ。
友「皆…!?」
殺「……これは…死神の時と同じ、対先生物質の檻…!」
土方さん「くっそ…おい!ここから出せ誘拐犯!!」
突然、床が動いた。下へと下がっているのだ。
友「これは…!?」
磯貝「皆!鉄格子に掴まれ!」
殺「先生掴めませんけど!」
寺坂「テメーは適当に誰かに掴まってろ!!」
殺「では寺坂君に…」
寺坂「なんで俺なんだよ!!」
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下へ着くと…そこには古見がいた。
古見「来たわね…」
友「古見……!!」
俺は持参してきた木刀を手に取った。
すると……どこからともなく声が聞こえてきた。
???『やあ、E組の皆。半分くらいは初めましてかな?』
その声は…以前にも聞いた事がある声だった。
???『どうも…。僕が不破さん達を誘拐した殺し屋です…。
『歳』と呼んでください』
沖縄のホテルで会った殺し屋の1人…。
殺せんせーではなく、俺の殺害を目的にしていた男…。
歳『今は放送で話してるけど…その内会えるからさ。まずは友クン、近くの鉄扉の先に更に下へ続く階段がある。下に降りたらとても大きな空間に着く。そこに僕はいるよ。でも、新君と倉橋さんはダメ。そこで待ってなさい。牢屋の諸君も、あとで下に降ろしてあげるからさ』
友「歳……貴様…!!」
歳『待ってるからね友君。それじゃあね…』
新「兄貴…言うこと聞く必要は…」
友「いや…。指示通りにしないと…優月達が何されるかわからない。俺は行くよ。皆はここで待ってて」
俺は…歳の言われる通り、扉を開け、その先の階段を降りていった。
絶対に……助けてやる…!!