真弓兄弟の暗殺教室   作:Ncwe?

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第76話 洗脳の時間

《新 side》

 

新「………あんた、古見とか言ったっけ?あんたらの目的は何?」

 

古見「私たちの目的は…あなた達兄弟を殺すこと…。そこのタコはおまけに過ぎないわ」

 

カルマ「ホントに友の事殺せると思ってる?あいつ結構強いよ〜?」

 

古見「師匠にかかれば…あんな奴瞬殺よ。まぁ…師匠は少し手加減すると思うけど…」

 

新「兄貴が負けるわけが無い…!!」

 

古見「ふーん…随分と信頼してるのね」

 

古見は懐から銃を取り出す。

 

古見「言っとくけど…この場で逆らったら問答無用で殺すわよ?元より真弓新も殺す予定だしね…」

 

その時…古見が持っていたトランシーバーから歳の声がした。

 

歳『古見……新君を殺すのはまだ早いよ。それに、友クンもすぐには殺さないさ。安心してくれよE組の皆…』

 

すると…また大きな音がした。

 

今度は檻の中だけが下へと下がっていく。

 

渚「うわぁっ…!」

 

茅野「また地面が…!」

 

 

歳『君たちには特等席で戦いを見てもらうよ。新クンと倉橋さんは友君が行った方とは違う扉の向こうの階段から行ってね~。あと、古見。君は…もう用済み』

 

古見「……えっ……?」

 

歳『………じゃあね』

 

新「な…何を…!?」

 

その瞬間…天井が崩れてきた。

恐らく、歳の仕業だろう。

 

新「倉橋危ない…!!」

 

倉橋「きゃぁっ…!!」

 

落ちてくる瓦礫から倉橋を何とか守る。

 

超体育着のお陰でダメージは少ないが…それでもかなり痛い…。

 

 

倉橋「し…新君、大丈夫…?」

 

新「ああ…何とか……そう言えば古見は…!?」

 

倉橋「あ…!あそこ…!」

 

倉橋が指さした先には…瓦礫に埋もれ、横たわる古見がいた。

 

新「おい古見…!しっかりしろ…!!」

 

倉橋「古見さん…。し…死んでないよね?」

 

新「ああ…。息はあるよ。とりあえず瓦礫どかさないと…」

 

古見の上に乗っていた瓦礫を2人がかりで何とかどかす。

どかしてる途中、古見は目を覚ましたようだ。

 

古見「……なんで…私を助けたの…?」

 

新「……まぁ…事情はわからないが…助けない選択肢なんて俺には無いよ。…きっと兄貴でもこうしてただろうし」

 

古見「………」

 

新「さて…とりあえず下に向かわないと。兄貴が心配だ…」

 

倉橋「で…でも、瓦礫でドアが開かないよ!」

 

古見「……こっち」

 

古見は別の方向を指さす。

 

古見「こっちからも行けるから…案内する」

 

新「古見……」

 

古見「私は…多分、歳に洗脳されてた……でも、今…ようやく目が覚めた……」

 

新「えっ……!?」

 

倉橋「洗脳…!?」

 

古見「………あの人は…真弓友を殺すことより、精神的に痛みつける事が目的なのかもしれない…。この作戦…殺しが目的とは思えないの…」

 

殺しが目的ではない作戦……?

どういう事なんだ……?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《磯貝 side》

 

俺たちが乗っている地面はどんどん下へと下がっていく。

 

しばらくするとようやく動きが止まった。

 

土方さん「……!お前ら…!!」

 

隣の牢屋には…近藤さんと沖田、山崎の3人がいた。

 

 

近藤さん「土方君…!」

 

山崎「土方さぁぁぁぁぁぁん!」

 

前原「あれ?…あんたらはいるのに…なんで不破はいないんだ…?」

 

確かに。不破も連れ去られたはずじゃ…?

 

総七「不破は……あっちだよ」

 

沖田の視線の先には……歳と、眠っている不破がいた。

 

殺「……間違いありません。沖縄で会った日本刀使いの男ですね……。そして近くに不破さんも…」

 

カルマ「……その反対側の扉から入ってくるの…友じゃない?」

 

カルマの言う通り……歳の反対側の扉が開く。

 

そして、思った通り友が入ってきた。

 

前原「特等席ってことは…ここで友がボコられるのを見てろってことかよ……!」

 

友……頼む…頑張ってくれ……!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《友 side》

 

扉を開けると…歳と優月がいた。

 

横には…皆が入っている牢屋がある。

総七達も牢屋に入っていた。

 

友「………何するつもりだ?歳」

 

歳「そう構えないでくれよ。感動の再会じゃないか」

 

友「…優月を返してもらおうか」

 

歳「その前に…僕の話を聞いてくれるかな?僕は…両親を殺し屋に殺された。そして…その殺し屋に誘拐されたんだ。そして…僕はその殺し屋の元で暗殺の技術(スキル)を学んだ。親を殺した殺し屋が僕の師匠……ってわけ。

 

そして…そんな師匠の暗殺者としての人生を……友君、君の親は終わらせたんだ。師匠は…君の親の暗殺を依頼され、実行に移った…が、それは君の親の罠だった。結果重症を負わされた…。僕は何とか看病したけど亡くなったよ。

 

その時…死に際の師匠に依頼されたのさ。真弓家殺害をね」

 

歳は淡々と話し続ける。

 

歳「それから僕はその依頼に呪われたかのように…技術(スキル)を学び続けた。そして…遂に君の親を殺した。だが…まだ君らが残っていた。数年後…『先生』の暗殺依頼をされて…そこの生徒の名簿を見た時驚いたよ。君の名前があったんだからね…!友クン!!」

 

友「……つまり、俺を殺すのは師匠の仇討ち…ってことでいいな?」

 

歳「まぁ分かりやすく言うとそうなるね…。そうそう。暗殺の技術(スキル)を磨く過程で身につけた技術(スキル)があるんだ。……洗脳の技術(スキル)なんだけどね。さっきの古見もそう…。孤児だった古見を拾って洗脳させた…。そして…友君への殺意や憎悪を生ませた。僕の洗脳は君のとこの理事長のとはひと味違う…。常識外の行動をすれば比較的簡単に解ける代わりに…『ありもしない殺意、憎悪』を生ませることが出来る…!」

 

友「……何が言いたいんだ」

 

歳「……今にわかるさ」パチン

 

歳が指を鳴らすと……。

 

バァン!!

 

どこからともなく銃弾が現れ、俺の横を掠める。

 

友「……嘘…だろ」

 

俺は…銃を撃った人物に驚愕した。

 

 

友「……そういう事か…。洗脳したのは…古見だけじゃない…ってことか」

 

銃を撃ったのは───

 

 

 

優月だった。

 

 

不破「………」

 

目に光が宿ってない……。

本当に洗脳されてしまってるようだ。

 

歳「まぁ…頑張ってくれよ。これは言わば『中ボス戦』。僕と言う『ボス』を倒す前の戦い……所謂前座さ。せいぜい楽しませてくれよ」

 

優月は銃を捨てて、懐からナイフを取り出す。

 

そのナイフは…もちろん本物のナイフだ。

 

不破「………」

 

 

 

友「……優月。

 

 

 

絶対…助けてやるからな……!!」

 

 

 

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