ただ、オリ主はアニメ二期とアプリの知識は無いです。
(スペシャルウィークの編入から二期最終話までで最低六年は経過しているのに卒業しないカイチョーを考えると学年とか全部おかしくなるので)
Side:サイレンススズカ
「えっと・・・サイレンススズカです。よろしくお願いします」
「・・・・・・」
「・・・・・・(無言!? うそでしょ・・・どうすれば)」
サイレンススズカは泣きそうだった。
トゥデイグッドデイ。今日トレセン学園に編入してきた褐色黒鹿毛の小柄なウマ娘。
人数の都合上、入学してから同室のいなかったスズカのルームメイトとなる相手。クラスも同じB組で、席は隣同士。
そして、朝のホームルームで顔を合わせてから初めての会話が今のやり取りであった。つまり、半日は同じ空間で過ごして会話が一切発生していなかった。
スズカは人見知りしがちで初対面の人と話すのが得意ではない。何を話せばいいのか、そもそも会話をつなげるべきなのか、そういった思考がグルグルと脳内を駆け回って結果として無言になってしまう。
それに、スズカ自身が感情を表に出すのが苦手で表情に乏しくお世辞にも愛想がいいとは言えない。そのせいで無言になると相手にプレッシャーを与えてしまうらしい。
トゥデイもあまり話すのは得意ではないのか金色の瞳を彷徨わせ、口をもにゃもにゃと動かしてはいるが言葉が出てこない様子。
コミュ障VSコミュ障。世紀の対決であった。
そして、その対決に終止符を打ったのはトゥデイ。
「トゥデイグッドデイです」
「え、ええ」
「・・・荷物の整理があるので。うるさかったらすみません」
「は、はい・・・お構いなく」
コミュニケーションを放棄。寮室の片側に運び込まれたいくつかの段ボールの荷解きを始めてしまう。
「(・・・どうしよう)」
スズカは悩んだ。こういう時、チームリギルの先輩であるエアグルーヴだったら当たり障りのない雑談から入って会話を広げるだろうし、コミュ力お化けのタイキシャトルなら手を引いて食堂にダッシュするだろう。同級生のマチカネフクキタルだったら怪しげな占いを始めていそうだ。
「(!! そうだッ!!)」
スズカは閃いた。
「トゥデイグッドデイさん」
「っ!? えっと、トゥデイで結構で」
「お風呂行きましょう」
「は?」
かつてない積極性を発揮したスズカは渋るトゥデイを強引に連れ出して浴場に突撃。
背中を流し流され湯船につかり、暫くして他のウマ娘達が来たタイミングでのぼせたのか鼻血を出して気絶したトゥデイを介抱している内に人見知り判定がなくなったのか、翌日から普通に話せるようになっていた。
なお、気絶しているトゥデイをベッドに寝かせ、自身も横になって改めて行動を振り返った際に、羞恥でゴロゴロとベッドを左回りでのたうち回ったのは言うまでもない。
Side:オリ主
グラスワンダー×スペシャルウィークの実現。
それがこの今時グラム100円にも満たないような価値しかない十把一絡げの転生者が抱く『夢』だ。
なんでそんなものを、と思うかもしれない。折角ウマ娘の世界に転生したんだから、レースで勝利してうまぴょい(歌)や、可愛いウマ娘とのうまぴょい(ダンス)を目指すのが普通だろう。前世童貞の萌え豚だし。
けれど、そこに合理的な理屈なんて存在しないんだ。ただ、あの二人が思いを通わせてうまぴょい(夜)をした次の日の、甘酸っぱいやり取りを眺めたい。挟まるのも自分が対象になるのも真っ平ごめんだ。百合スキーとしてそれだけは許せない。
そんな想いを抱えて走る私の名前はトゥデイグッドデイ。黒髪褐色ロリなウマ娘である。
正直、あの二人はいずれグラスワンダーが外堀を埋めて仕留めそうではあるが、13話のWDFの際にそういった描写は見られなかったのでそこは万全を期すために私が恋のキューピッドになろう。
トレセン学園への編入が決まった。
元々は普通の小学生ウマ娘だったのだが、とある事故をきっかけに前世の記憶が戻りトレセン学園に入ることを決意。
大卒だった前世もあり勉強は平気だったが、リハビリとトレーニングに思ったより時間がかかり中等部への入学は間に合わず、やむなく編入という形になってしまった。
学費など諸費用が無料なのは転生オリ主のテンプレである孤児院育ちである私にとって僥倖だった。流石公営競技の選手を育てる学校なだけある。レースのチケット代やライブ関連グッズの売り上げで潤っているのだろう。
学科試験は余裕だったが、体力テストはギリギリだったと思う。ウマ娘の体はその能力に対して脆い。特に、私は小柄だし肉付きもあまりよくないから猶更だ。リハビリを終えトレーニングを始めた際、スピードに興奮して思いっきり踏み込んだら足首を痛めたのは苦い記憶で、しっかり体を作ってからでないと『全力』を出せそうにないので合格ラインでセーブした。
さて、まずは時系列を整理しよう。
アニメにて、スペシャルウィークが編入したのはサイレンススズカが出走していたバレンタインステークスの行われた二月ごろだと推測される。そして、編入時に中等部C組のクラスメイトであるグラスワンダーはその時点で怪我を負っていた。おそらく前年のジュニアの朝日杯フューチュリティステークスで勝利した後の事だろう。
トレセン学園の学年はA組が1年生、B組が2年生、C組が3年生となっている。幼稚園で年長クラスを「ばら組」と呼んだりするのに近いだろうか。
そして、今の私は中学2年生。編入すると中等部B組になる。つまり、来年にはスペシャルウィークが編入してくる。
できれば入学当初からグラスワンダー達と仲をほどほどに深めつつスペシャルウィークを迎えたかったが仕方がない。編入であっても、顔見知り~友人程度の仲になることは可能なはずだ。
・・・不安なのは、彼女たちを前にして自分が平静を保てるかだが・・・ここはロールプレイを意識することでどうにかするしかない。
ここでグラ×スペの障害について語ろう。
それはサイレンススズカだ。
スペシャルウィークが初めてその目で直接観戦したレースを駆け抜けた、憧れのウマ娘。
学年は違うが寮が同じ部屋、チームもスピカで同じになる。いつかの対決を夢見て切磋琢磨する二人。
秋の天皇賞におけるサイレンススズカの故障とスペシャルウィークの行き過ぎた献身。ライバル心を燃やすグラスワンダー。宝塚記念での激突。叱咤。目覚め。
いい話だ。感動的だな。だが、それでは困る。
この世界はグラ×スペなのだ。
サイレンススズカに憧れるのはいい。対決を夢見るのもいい。けれども、真のライバル、そしてパートナーとして隣に立つのはグラスワンダーでなければならない。
何がターニングポイントだろうか。
憧れのきっかけとなったバレンタインステークス?
寮が同室な事?
チームスピカに入ること?
どれも大事だ。だが、一番は『沈黙の日曜日』だと私は思う。
故障から復帰までの流れでサイレンススズカは『弱さ』を見せた。それによってスペシャルウィークにとってただの『憧れの先輩』から『ライバルであり大切な仲間』になったし、サイレンススズカも有望で可愛い後輩だった彼女への見方は変わっただろう。
かのオサレ劇団長は言った。「憧れは理解から最も遠い感情」だと。
だから、秋の天皇賞で故障を発生せず勝利することで『強く、気高い、憧れの先輩』のままでいてもらう必要がある。
それに、故障が無ければアメリカ遠征に行っていた筈だから、その間にグラスワンダーに仕掛けてもらう事で『ライバルであり生涯のパートナー』である二人の有馬記念での対決が実現するかもしれない。
ああ、今から楽しみだ。
フフフ
フハハハ
アーッハッハッハッハッハ!!
「えっと・・・サイレンススズカです。よろしくお願いします」
え? サイレンススズカと同級生?
クラスで席が隣?
寮が同室?
なんで?????????????????????????????????
なんでこのオリ主は自分がスペたちと同い年だと確信していたんだ・・・そんなんだがらガバるのだよ
前半原作キャラ、後半オリ主の流れで大体書いていく予定です。
ちゃんと11月1日の天皇賞秋でオリ主が死ぬまでを書かないと・・・
生存ルート? 完結できたら番外編で
オリ主は何カス?
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トイカス
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トゥカス
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デイカス
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グデカス
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語呂悪くね?
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窓割れてね?
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何か他のがいい
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でもやせたーいv( ̄ー ̄)v