トゥデイグッドデイを追うスレ
46:名無しの植物
宝塚以来のトゥデイが出るレースだな
47:名無しの植物
応援行くか
48:名無しの植物
私も同行する
50:名無しの植物
花○院
51:名無しの植物
目印どうする?
52:名無しの植物
みんな童貞臭い格好してるキモオタだし一目でわかるやろ
54:名無しの植物
酷い言い草で芝
56:名無しの植物
どどど童貞ちゃうわ
58:名無しの植物
マヌケは見つかったな
60:名無しの植物
トゥデイの勝負服カラーの黒の何かしらを右手首に巻くとか?
62:名無しの植物
採用
63:名無しの植物
お、ようやく引き出しに眠ってる黒包帯の出番か
64:名無しの植物
それは黒歴史の間違いでは?
<9人のウマ娘がゲートに入り態勢完了>
<東京1800毎日王冠G2>
<今、スタートしました!!>
「ッ!?」
ゲートが開くと同時に9人のウマ娘達が一斉に飛び出した。
<おっとトゥデイグッドデイ僅かに出遅れたか。しかしすぐ持ち直しスーッと上がります。後方に下がったのはアサヒノノボリ末脚には自信があります。さあ秋の府中西日を浴びてターフを駆ける9人のウマ娘。先頭はサイレンススズカ。続いてエルコンドルパサー、その外グラスワンダー>
「(やはり、スタートでは敵いませんかっ)」
グラスワンダーは前を行くサイレンススズカの背中を見る。
「(スズカさんに勝つには逃げを封じるのが一番の勝機。ですが、それを実践するにはスズカさん以上のスタートの上手さと初速が必要。今のトゥインクルシリーズでそれが出来るウマ娘は……居ません)」
サイレンススズカが『異次元の逃亡者』と呼ばれる理由の一つを間近に見て、グラスワンダーは背筋が凍る思いだった。
「(ですがそれは織り込み済み。離されないようマークを続けて息を入れたところで差す。それまで、我慢ですね。それと……)」
耳をピンと立て、顔は動かさずに視線を辺りに向ける。
「(周りには居ない……トゥデイさんは後ろ? 終盤の伸びを考えると少し離れて中団にいる筈。人数が少なく壁になるものは無いですし最高速で最短距離、内ラチ沿いを突っ込んでくるでしょうか)」
青葉賞の時のようなあの末脚が迫ってくることを想像し、グラスワンダーは笑みを深めた。
<さあ先頭は依然としてサイレンススズカ。2番手にはエルコンドルパサー、グラスワンダー、トールサンダーもいる。これはサイレンススズカをマークしているか。第3コーナー手前、それほど差は開いていません。600メートルを34秒台で通過しています>
「(っ!! 1800のレースですよねこれ!? それなのにこんなハイペース、しかもこれでも最終直線で『逃げて差す』だなんてデタラメです!!)」
背中を追うエルコンドルパサーは内心で悲鳴を上げていた。今のペースは自身が勝利したNHKマイルカップのものより遥かに速い。しかも、それよりも200メートル長いレースなのに、だ。
「(これが、異次元の逃亡者。ジャパンカップの時よりもずっと……っ!!)」
脚が竦みそうになる。
あの時に味わった絶望が、チームスピカでの日々で薄れたトラウマが蘇る。
「(でも! でもっ!! ワタシだってずっと速くなった!! スピカの皆と! トレーナーさんと!! だから、動けッ!! ワタシの脚ッ!!!!)」
「エル……」
観客席からレースを観戦している沖野はエルコンドルパサーの内心を察して苦々しい顔でその名を呟いた。
サイレンススズカをマークして離されないようにする。その策は彼女にとって一番間近でトラウマを突き付けられる事になる。沖野、エルコンドルパサー、両者そこは承知の上だったが、机上と現実は異なるということだろう。
「(サイレンススズカからはおよそ5バ身。逃げているのが普通の逃げウマ娘なら無理に追わず脚を温存させるが、相手が相手だ。脚が残るギリギリまで距離を詰めないと、逃げ差しに届かないなんて事になりかねない)」
逃げでありながら終盤で伸び、上がり3ハロンのタイムで上位に来る『逃げ差し』。最終直線で垂れるなんて想定はただの願望でしかない。どのウマ娘もそれが分かっているからこそ、先頭から殿までが詰まった状態でのハイペースな展開になっている。
「(トゥデイは中団やや後方か。そろそろ進出しないと間に合わなく…………あ?)」
そこまで考え視線を先頭から後ろに移したときに飛び込んできた光景は、沖野の口からポロリと棒付きキャンディを落としてしまうほどのものだった。
<第3コーナーを抜け大欅の手前でトゥデイグッドデイ後退。最後方に下がります!>
実況と共にターフビジョンに映し出されたのは、顔の右半分を鮮血で染め苦しげな表情をするトゥデイグッドデイ。
「トゥデイさんッ!?」
スペシャルウィークの悲鳴が響く。
「まさか、ゲートにッ!?」
東条は目を見開きながら叫んだ。
観戦に来ているリギルのチームメンバー達も一様に絶句し言葉が出ない。
恐らくゲートに衝突した額、そして鼻から出血したトゥデイグッドデイは少し外に膨らみながら最後尾で第4コーナーに入り最終直線へ向かっている。
東条は2度3度深呼吸をして動揺を押さえ付けると、双眼鏡をのぞき込む。
「走りは……今の所しっかりしている。でも、骨折の可能性はあるわね。それにあの量だと呼吸にも支障があるかも」
「きょ、競走中止にすべきです!!」
「あの子が足を止めない限り、無いわ。分かっているでしょう、エアグルーヴ」
「ですがッ」
「エアグルーヴ。今は、レース中だ」
「会長……」
シンボリルドルフがエアグルーヴを宥めているのを横目に東条は内線電話を手に取り東京レース場に常駐している医療チームに連絡し、いつでも治療に入れる態勢を整えてもらう。
「無事に戻ってきなさい……トゥデイ」
「……タイキは?」
「すごい勢いで走っていきましたよ」
「ハァ…ハァ…くっ…」
呼吸が苦しい。
肺が痛い。
脚が重い。
スタートダッシュを決めようとして開く寸前のゲートに頭をぶつけた事は覚えている。その時に何処かを切ったのか、鉄錆臭い液体が顔を伝っているのが分かる。鼻も打ったのか鼻血が出ていて呼吸がしにくい。
今、私はどこにいる? 中盤あたりから前目につけようと上がっていた筈だ。
スズカは? グラスは? エルは?
「何処だ」
血が目に入って視界が悪い。
少し前を走る7番のアサヒノノボリさんは確か追込を主戦法にしていた。つまり私は最後尾くらいか?
スズカ達はもっと前にいる?
「難しいか」いやだ
ああ、ここからだとこの後どこで仕掛けても届かなさそうだ。呼吸もフォームも乱れて体力の消耗が激しい。仕掛ける脚が残っているかも微妙だ。
もともと距離が短いマイル戦。秘策を用いてのスタートに失敗し前につけられず後ろに下がった時点で勝ちの目はほぼ無くなった。
グラスペの為を考えるとなるべく良い結果を残しておきたいんだが、これはキツい。
「ゴホッ…ゴフッ…ハァッ…」
ああ、く、そ、ほんと、キツイな。
情けな、い。
ちく、しょ、う、視界、が、かすむ。
スズカ
ガクン、とトゥデイグッドデイの身体が沈んだ瞬間、最悪の事態を想像した観客達の間から悲鳴が上がった。
だが、彼女はどうにか倒れる事なく外にヨレながら第4コーナーを駆けていく。
先頭のサイレンススズカまでおよそ15バ身。これまでのハイペース。加えて怪我と出血による体力の消耗から使える脚が残っていないのは誰の目にも明らかだった。
「無事にゴールしてくれ」
トゥデイグッドデイに目を向けている一般の観客達は皆一様に思った。
勝つのはもう無理だ。せめて。
それが当たり前で、普通のことだった。
けれど。
「……まだ、トゥデイは諦めてないだろうがッ」
「走ってる、走ってるんだよ」
「レースは続いてる。勝負は決まっちゃいないッ」
観客席の一角。右手首に黒のリストバンドや黒包帯やらを巻いた一団から声が上がる。
「トゥデイッ」
応援に来ていたタイキシャトルも最前列に飛び込み叫ぶ。
<最終コーナーまず最初に立ち上がったのはサイレンススズカ。エルコンドルパサーとグラスワンダーも外から詰め寄ってくる。トールサンダー3バ身後方G1ウマ娘三人が直線を向いてさあ真っ向勝負!!>
「ハァッ……ハァッ……」
いま、コーナー?
ちゃんとはしれてる?
はしる?
はしるって、なにを。
「ハァッ……ハァッ……」
レースだ。
いま、わたしはレースをしてる
レース……なんのために?
「トゥデイッ!! 勝て! 勝ってくれ!! あんたがっ! サイレンススズカにっ!!」
「頑張れ!!」
「トゥデイちゃん! 勝って!!」
だれのこえ? でも、そうだ。
「かつため」
そう、かつために、はしってる。
かつって、だれに?
「スズカ!!」
「いけーッ!!」
「ス、ズカ」
スズカ。サイレンススズカ
まけた。なんどもまけた。まけた。まけた。まけた。
べつにまけてもいい。くやしくない。このていどでじゅうぶんだ。『グラスペ』のためなら。
わたしは、なんとも。
「そんなわけが、ない」
かげもふめない
らいばるともみられない
せなかがとおい
「わた、しは」
かちたい
「トゥデイッ!!」
「トゥデイさんッ!!」
かちたい
「トゥデイ、グッドデイだ」
きみに、かちたい。
「ハァ、ハァ、ハァッ!」
最終直線、サイレンススズカが息を入れた……と予想したタイミングでエルコンドルパサーとほぼ同時にスパートをかけ勝負を決めに行ったグラスワンダーだったが、5バ身程度の差が中々縮まらない。
「(そんな、息を入れないっ!? スズカさんの背中が、ここまで遠く感じるだなんて!!)」
時間にすれば1秒に満たない距離が果てしなく遠い。
「(トゥデイさんは『これ』を走るたびに味わって……なんて人……)」
敬愛する先輩ウマ娘への畏敬の念を深めながら、グラスワンダーは異次元の逃亡者を差すために更に力を込め、
「(ッ!?)」
背後で膨れ上がった気配に大きく動揺した。
<大外から誰か一人突っ込んでくる!>
「(な、にが)」
視線を右、外に向ける。
バチリ、と黒い稲妻が駆け抜けた。
「(トゥ、デイ、さん?)」
<グッドデイ! グッドデイだ! グッドデイが来た! グッドデイが来た! トゥデイグッドデイが突っ込んでくる!!>
黄金色の瞳をギラつく闘志に輝かせ、白い体操服を赤い血で染めながら、周囲の時が止まっているかのようなスピードで捲って上がってくる。
「(なぁっ!?)」
遠い逃亡者の背中を睨みつけ歯噛みしていたエルコンドルパサーは、並ぶことすらなく追い抜いていったトゥデイグッドデイに驚愕し僅かに内にヨレてしまう。
「(負けて、たまるかぁッ!!)」
歯を食いしばり更にスパートをかけようとするが、二人はあっという間に遠ざかる。
「くっそぉぉぉぉぉぉッ!!!!」
<怪物も怪鳥も纏めて撫で斬りサイレンススズカまで3バ身、2バ身!!>
「(ッ!! これは……トゥデイッ!?)」
迫る足音に気付いたサイレンススズカは振り向きたい衝動を抑えて更に脚に力を込める。
待ちわびた、ライバルが自身に迫っている事への喜びなんて甘い感情は無い。
負けたくない、譲りたくない。
彼女の胸で闘争心が燃え上がり、バチンとギアが切り替わった。
「(勝つのは私!! 先頭は、勝利は、トゥデイにだって、誰にだって、譲らない!!)」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
<届くか!? 届くか!? アタマ! クビ! ハナ! 届いた!? 届いた!! 二人同時にゴール!!!!>
<写真! 写真判定!! これはどっちだぁ!?>
デイカスの意識(理性)が吹っ飛んでウマ娘の闘争本能が顔を出したということでよろしく
トラブルから15バ身差を直線一気で覆すとか人気出ない訳が無いよね
ブロードアピールの根岸ステークスは最高やなって
【再掲】完結後の秋天IFルートで一番読みたいのは?(好みの調査です。感想への誘導が規約違反だったので再掲)
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秋天逃げ切り勝利√
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秋天故障半身不随√
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スズカ告白√
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一番いいのを頼む(↑上3つ混ぜ混ぜ)
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その他(活動報告にどうぞ)
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答えだけ見たい方向け