お気に入り、感想など感謝する!! スパシーバ!!
感謝を込めてオリ主の情報を少し表記しておこう。
名前:トゥデイグッドデイ(TodayGoodday)
CV:未定
キャッチコピー(表):小さな体に不屈の精神のど根性ガール
キャッチコピー(裏):永遠の敗北者 成しえない者
学年:サイレンススズカと同学年
所属寮:栗東寮
誕生日:7月7日
身長:139cm
体重:計測不能
スリーサイズ:B68・W50・H70
容姿
黒鹿毛の褐色ロリ。目は金色。無表情というよりも不愛想。
ステータスなどはまた後日。ダスヴィダーニャ
Side:サイレンススズカ
サイレンススズカは落ち込んでいた。
リギルのトレーニングが行われているグラウンドに向かう道中のウマ娘達が一斉に道を開けてしまう程度にはどんよりしてた。
原因はトゥデイグッドデイである。
マチカネフクキタルの占いを実行に移した結果、トゥデイ、スズカと呼び合う「友人」といっていい仲まで進展した(とスズカは思っている)二人は、食堂で昼食を摂りながらこんな会話をしていた。
「その・・・トゥデイ?」
「っ!? な、なに? スズカ」
「あなた、チームはどうするの?」
「あえ、えっと、入るつもり、では、あるけど」
「・・・もしよかったら、リギルの入部テスト・・・受けてみない?」
「エッ!?」
「私たち・・・クラスメイトでルームメイトでしょう? 折角なら・・・チームメイトもいいかなって」
「ファッ!?」
・・・友人には程遠い気がするやり取りである。話が得意でないスズカはまあいつも通りだが、トゥデイが完全に委縮しておりかなり挙動不審になっていた。
「そ、その、リギルって学園最強で、難関だって・・・」
「勿論、絶対に合格できるなんて断言できないけど・・・でも、トゥデイなら大丈夫かなって感じるの」
「えっと、その・・・」
「ダメ、かしら」
「う、受けるだけなら(過呼吸)」
「じゃ、じゃあ、放課後一緒にグラウンドにいきましょうっ。テスト丁度今日なの」
「アッハイ(白目)」
と約束(?)を取り付けていたのだが、教室に戻る際に「ちょっと用事が」と別れたトゥデイが昼休みが終わっても戻ってこず、そのまま放課後になってしまった。
一度寮室に戻ったが影も形も無く、クラスメイトに訊ねたが見かけた者はいない。もっともまだクラスに馴染んでいるとは言い難く「トゥデイって誰?」状態だったが。
「(強引、だったかしら・・・)」
今思うと、気持ちが先走ってしまってトゥデイの意思をちゃんと確認していなかった。彼女は終始戸惑っていたし、明らかに乗り気ではなかった。
「(はぁ・・・せっかく友達になれたのに)」
また避けられてしまうだろうか、とスズカはがっくりと肩を落とす。耳も尻尾もへたっていた。
「新メンバーを紹介する。トゥデイグッドデイだ。入部テストは予定通り行うがこいつは例外として入れることにした。スズカ、確かお前と同じ部屋だったな。面倒を見るように」
「トゥデイグッドデイデス。ヨロシクオネガイシマス(遠い目)」
「え゛っ???????????????????????????」
Side:オリ主
なんかスズカがめっちゃ距離近いんですが。
距離感バグってません? それって前世だとガチ恋距離って言うんですがこの世界はどうなんだ。
朝、名前を呼ぶ声に目を覚ますと。
「・・・トゥデイ・・・トゥデイ? あ、おはよう、トゥデイ。食堂に行きましょう?」
「アッハイ」
と息がかかるくらいの距離にスズカの顔があり。
昼、4限目が終わり昼休みになると。
「お昼一緒に行きましょう。日替わりランチが今日はあたりの日なの」
「アッハイ」
と手を引かれる。
夜、ジムでシャワーを浴びて戻ると。
「もう、ちゃんと水気を取らないと髪が痛んじゃうわ」
「アッハイ」
とスズカの私物のめっちゃいい匂いのするタオルで頭を拭かれる。
いやこれはギルティでしょ。
これ、グラ×スペを成した後に清算しようとしても自分の命一つでは足りないのでは? 花京院の魂も賭けないと・・・。
少しずつ清算していきたい所ではあるがウマ娘はアスリート。しかもプロのトレーナーが見ており些細な怪我も見逃さないだろうから指一本へし折るのも難しい。悩ましいものだ。
うーん・・・。
閃いた!! 身体的ダメージが無理なら精神的ダメージで清算していこう。
一番ダメージを受けるのは百合を邪魔してしまう事だが、それをやるとグラ×スペの前に死んでしまうので断念。ここは『日記』を書くことにしよう。
しかもただの日記ではない。
『普通のウマ娘、トゥデイグッドデイの日記』だ。
つまり日記形式のSSみたいなものだ。自分がモデルのキャラで日記風のSSを書く。なんて痛々しい行為だろうか。考えただけで背中が痒い。かゆ・・・うま・・・。
しかし、これでも前世は底辺虹小説作者の端くれ。『サイレンススズカに憧れ、目指し、超えようと足掻くウマ娘、トゥデイグッドデイ』を書ききってやろうではないか。
そして最後は他人に日記の存在をばらす。中身は自分をモデルに美化した痛々しい内容。周囲から向けられる白い目に自分の精神は致命傷を負うだろう。
うむ、これでいこう。
と、今自分が向かっているのは職員室だ。
大した用事ではない。孤児院を出てトレセン学園に編入するにあたり、学園の内外で色々と手続きがあり書類を受け取りに行くだけ。トレセン学園の敷地は広いが流石に迷うことはない。
さて、先ほどまで食堂でスズカと話していたのだが、放課後にチームリギルの入部テストを受ける約束をしてしまった。
いやリギルは論外って言ったじゃん自分。スズカのあんな嬉しそうな顔を前に断るなんて無理だけどさぁ!! グラ×スペ派である前に一ウマ娘ファンである自分は絶対に許さないけどさぁ!!
ま、まあ、リギルは学園最強。その入部テストは何十人と受けて一人しか受からない。アニメだと1話でエルコンドルパサーが合格していたが、才能の足りない自分がベストを尽くしたところで合格は無理だろう。
スズカは何故か自信があるようだったが、お仲間補正的な変なフィルターがかかっている気がする。
しかし。
「迷った」
迷った。どこだここ。
え? 方向音痴属性持ちか自分? いや、ジムから寮への往復も問題ないし、駅から学園までも大丈夫だった。考え事をしていたのがいけなかったんだろうか。
辺りを見回す。中庭、だろうか。噴水にウマ娘(?)の変な像がある。アニメにこんな場所あっただろうか。あの叫んでたウロは覚えているが。
ぴとっ。
「ヒェッ」
すりすり。なでなで。
「うーむ・・・一見細く折れてしまいそうだがしっかり負荷をかけてきたイイ筋肉に覆われているな。惜しむらくは短期間で仕上げたからか若干柔軟性が足りていない所・・・これだと持久力はともかく瞬間的な爆発力に不足してトップスピードは今一つで怪我もしやすい。ふむ、長距離で先頭集団を後方からつつきまわして脚を使わせて差す感じがベストか。ん? これは」
「放せ変態!!」
「ぶべらぁっ!?」
とりあえず回し蹴りしておいた。
それで吹っ飛んだのは黄色いシャツに黒いベストの長身の男。というか何となく予想はついていたがスピカのトレーナーだった。
アニメでも思ったが頑丈だな。ウマ娘がそこそこ力込めて蹴ったのに気絶しないとは。
「う、うーん・・・こっちを認識してからの思考、技の選択、力加減と随分と冷静だったな。接触して反射的に脚が出ないあたり、周りにはヒトの子供が多かった感じか。ウマ娘の本能を押さえつけてしまう程の理性、それにさっきの」
なんだこいつ分析力化け物かよ怖いわ。
なんで脚触るのと蹴り喰らうだけでそんなに理解できるんだ本当に同じ人間か?
あ、今は自分ウマ娘だったわ。
「・・・えっと、あなたは」
「おっとすまない。俺はこういうもんだ」
そういって彼は襟のバッジを指さす。
「トレーナー、ですか」
「おう、チームスピカってところのな。沖野って呼んでくれ。お前さんは?」
「・・・・・・」
「おいおい、そう警戒しないでくれ」
「いや無理です」
ウマ娘(中身オッサンだが)にセクハラかまして警戒されない訳があるか。というか、同性にやってもアウトだわ。
「はぁ・・・困ったなあ。それでトゥデイグッドデイだったか? こんな所で何してるんだ?」
「知ってるじゃないですか」
「そりゃあトレーナーだしな。入学試験よりも格段に厳しい編入試験をパスして入ってきた原石をチェックしない訳がない」
え? そういう扱い? それなら編入してから暫く経つのにスカウトとか一切なかったのは何故。
「そりゃあ、いくら原石だろうと自分の目で実際に模擬レースとかで実力を見る迄は様子見だろうよ。それに、お前さんはちと特殊だし」
「思考を読まないでください」
「はっはっは」
ちくしょう、イケメンでウマ娘を大切に思いつつも甘さだけでなく厳しく接することの出来る有能でウマ娘愛に溢れる男とか勝てる要素が何一つ無い。嫉妬すら湧いてこないぞ。
というか特殊って。
まあ確かに、『小学五年生の時に交通事故で意識不明になり丸一年植物状態で、目を覚ましたら記憶喪失なのにいきなりトレセン学園を目指すようになったウマ娘』なんて特殊、というか異常か。精神的にも肉体的にもどんな爆弾抱えてるか分からないし。
「で、だ。ここで会ったのも何かの縁、ちょっと話してみようと思ったんだが」
お? これってもしかしてスカウトの流れじゃ。(UCの例のBGM)
「スピカはダメだな。うん」
は???????????????????????
「南坂の所、じゃちょっと荷が重いか」
誰???????????????????????
「やっぱおハナさんかなあ。あ、おハナさんってのはリギルのトレーナーな」
知ってますけど?????????????????
「よし、連絡入れとくから放課後グラウンドに行くように。今日はおハナさん達そこにいるはずだから」
待って?????????????????????
「じゃ、そういうことで」
どういう事???????????????????
そう言って沖野トレーナーは去っていった。
グラ×スペを成すためのチャートがまた崩れたことに呆然としていたらあっという間に放課後になり、
「お? なんだよトレーナーの言った通りかよー。ハハッ、なんだこいつ間抜けな面してやがんなあ」
とズタ袋を手にした葦毛の美人、というかゴールドシップが現れ、
「じゃ、ゴルシちゃん急便ってことで」
「ファッ!?(ズボッ)」
と頭からズタ袋を被せられて抱えられ、
「ちわー、黄金屋でーす」
「ご苦労様、あいつによろしくな」
「うぃーっす。今後ともゴルシ運輸を御贔屓にー」
チームリギルのトレーナー、東条ハナの前まで運搬された。ゴルシちゃん急便どこいった。
「初めまして、トゥデイグッドデイ」
「ひゃ、ひゃい」
「あのバカから事情は訊いている。災難だったようだな」
「きょ、恐縮です」
「では、これからよろしく」
「・・・」
「よ ろ し く ね」
「ヨロシクオネガイシマス」
なんで?????????????????????????????
Side:???
「珍しいじゃない。アナタが目をつけていた子をこっちに寄越すなんて」
「あー、そうなんだけどさあ。なんていうのか、こうしなきゃいけないって思ったんだよ」
「何よそれ」
「三女神様からのお告げかもしれない」
「ふふっ、マチカネフクキタルじゃあるまいし」
二人はカクテルで喉を湿らす。
「まあそれは冗談として・・・あいつはウチだと確実に壊れる」
「・・・・・・そう」
「どう思った」
「ちょっと気弱、というか人見知りする感じかしら。トレーニング自体は真面目に取り組んでいたし身体能力任せにしないで戦術を練る賢さや諦めないガッツもある。ルドルフ達に並ぶとは言えないけど、育てがいのある面白い子ね」
「そうだな。人見知りというか、ウマ娘相手に限り緊張するみたいだが」
カタン、とグラスがカウンターに置かれる。
「本能を理性で踏み越える。そんなウマ娘が存在したか? 事故の影響で動くこともままならない状況で絶望せず、身体を引きずるようにして血反吐を吐きながらトレーニングを重ねて一年足らずでこの中央トレセンに編入するような、そんなウマ娘が『存在する』のか? 無理だ。夢だとか、愛だとか、友情だとか、ウマ娘を高みに押し上げる奇跡は確かにある。けれど、そこに理屈は、理性は介在しない。一度折れたら、奇跡なしには立ち上がれない」
「ええ、限界を超えるのは理屈を無視した奇跡だけ。ほんと、女神さまって残酷よね」
「でも、トゥデイグッドデイは立ち上がった。夢もない。愛もない。友情もない。なんの奇跡の後押しも無かったのに、理性ひとつで」
「・・・・・・」
「俺はあいつに触れて、目を見たとき感じたよ。"どんな道であっても、その先が地獄であっても突き進む"って意志を」
「・・・・・・」
「だから頼むおハナさん。あいつの道を」
「ふん、頼まれなくてもそれが私の仕事よ」
リハビリ中のオリ主
「(グラ×スペを成す!! それが『夢』!! 『覚悟』は出来てる!! 不可能なんてない!! 限界を超えろ!! もっと熱くなれ!! 出来る! 出来る!! うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!)」
面接時のオリ主
「当校を志望された動機はなんでしょうか」
「トゥインクルシリーズに出るためです」
「・・・目標はございますか」
「いえ、特には(夢はグラ×スペだけど)」
こんな学生落とすわ普通。
トレーナー二人微妙な勘違い。まあ地獄へ向かって突き進んでるのは確かだけども。
だが安心してほしい。二年後の秋天までは平和だ。
いつもガバっているなオリ主。なお救済ルートではない模様。
ちなみにおハナさんも曇る。この人も結構人情家だし当然だよなぁ?
オリ主は何カス?
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トイカス
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トゥカス
-
デイカス
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グデカス
-
語呂悪くね?
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窓割れてね?
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何か他のがいい
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でもやせたーいv( ̄ー ̄)v