12月中に完結と言ったな。あれは嘘だ
(文章の肉付けに大苦戦してて予定は未定。あと仕事がががが)
音沙汰無しで不安にさせてるかもなので天寿を分割投稿
Today is the first day of the rest of your life.
今日という日は、残りの人生の最初の日である。
Charles Dederich
★★★1月2日 挿絵追加★★★
またまた狩猟系ナメクジ様より支援絵を頂きました!
昨今話題の『NovelAI』を使用して制作されたとの事です。
私服姿の四人となります。
本当にありがとうございます!!
「──つまり、三女神とは人ならざる超越存在として聖典や神話の中で語られ信仰される神ではなく、エジプトのファラオや古代ローマの皇帝のように、実在した3人のウマ娘を讃え、祀り、崇拝し、それが三女神として神格化されたというのが現在の通説です。ただ、噴水広場の三女神像はヘレニズム時代に彫られた作者不明の彫像のレプリカですが、世界中にこの3人のウマ娘の存在を示唆する遺跡や遺物が残っており、その源流や神話が伝播した経路はハッキリしておらず、ある説ではモンゴル帝国によるシルクロードの掌握により」
キーンコーンカーンコーン
4時限目の終了を告げるチャイムが鳴り響き、世界史を担当する壮年の男性教師ははっと我に返る。
「えーでは、今回勉強したモンゴル帝国の隆盛について、特に歴代皇帝の名前と彼らが何をやったのかしっかり覚えておくように。テストに出ますよ。では日直さん、号令を」
「はいっ。起立、気を付け、礼」
「「「「「ありがとうございました」」」」」
号令が終わり、教師が出ていくと教室内は一気に騒がしくなった。隣の席の友人と話す者、鞄から弁当を取り出す者、食堂へ向かう者と様々だ。
「うっ、んっ……ふぅ……ようやくお昼ね。お腹も空いたし、脚がうずうずしてきちゃう」
手を体の前で組んで伸びをし艶のある声を漏らしたサイレンススズカは隣の席の少女の方を向いて話しかけた。
「…………」カリカリ
黒鹿毛褐色の小柄なウマ娘はそれに反応せず、黙々とノートに向かってシャープペンシルを走らせている。
サイレンススズカは無視されたことに対して不満気な顔をする──事もなく、むしろ微笑ましげにその横顔を眺めていた。
彼女、トゥデイグッドデイは学年でも上位の成績を誇る優等生だが、歴史系の科目を特に苦手にしている。先ほどの授業もノートを取るだけで精一杯だったようで、授業中ずっとうんうんと唸り頭を悩ませていた。
そんな彼女が愛らしくて仕方がないといった様子で見つめていると、一段落したようで手を止めて一息ついてからパタンとノートを閉じる。
そして視線を感じ取ったのか顔を上げてこちらを見てきた。
「……なに?」
「なんでもないわ。それよりお昼ご飯食べましょう? そろそろフクキタル達も」
「スズカさん! トゥデイさん! お昼行きましょー!」
「ヒアウィーゴー!」
「来たみたいだし、ね」
「ん……分かった」
廊下と通じる扉から身体を乗り入れて大声で呼びかけてくるマチカネフクキタルとタイキシャトルを見て、二人は教室を出た。
カフェテリアにやってきた4人は各々好きな料理を注文し受け取ると、窓際の空いているテーブル席に移動する。
サイレンススズカが注文したのは焼きサンマ定食だ。白飯に主菜の焼きサンマ、副菜にほうれん草のお浸しと冷奴、お新香にアオサの味噌汁というシンプルな構成ながら、今が旬のサンマはしっかりと脂がのっており、程よく焦げ目の付いたそれが醸し出す芳醇な香りが食欲をこれでもかと刺激し彼女の目には物理的に輝いているようにも見えるほど。
巧みな箸捌きで骨と身を分けつつ、醤油を垂らした大根おろしと共に口に運ぶその表情はどこか艶やかだ。
対してトゥデイグッドデイが頼んだのはハンバーガーセットだった。彼女はバンズの間にレタスやトマトなどの野菜類、分厚いパティの他にチーズまで挟まれたボリュームたっぷりのそれを両手で掴み大口を開けてかぶりつく。
頬を膨らませながらもっきゅもっきゅと食べるその姿はハムスターなどの小動物を思わせる。どこかで栗毛の怪物が「ウッ」と胸を押さえていたが些末な事である。
マチカネフクキタルはラーメン定食だ。ラーメンは透き通るような醤油スープに沈む中細麺の上にチャーシュー、メンマ、ネギを乗せただけのシンプルなもの。それに加えてチャーハン、焼き餃子、沢庵がお盆に載っている。
ズズッ、ズズッ、黙々と麺をすすり、時折スープを飲み、チャーハンを食べ、口直しに沢庵を齧り、また麺に戻る。この繰り返しだった。
タイキシャトルはステーキ定食を注文していた。肉厚のステーキがででんと乗ったそれは見るからに重厚でちっぽけなナイフが通るように見えないが、彼女は事も無げにナイフとフォークを使って切り分け、肉汁滴るそれを口に運ぶ度に幸せそうな笑顔を浮かべている。
それぞれが昼食を食べ終わり談笑していると、不意にマチカネフクキタルが口を開いた。
「今週末、皆さん予定とかってありますか?」
「確か休養日だったから特に無いけど……」
「同じく」
「ミートゥー!」
「実は、その……私の地元で秋祭りをやるんです。 山車を街中で曳き回したり、夜は私の実家で神楽をやったり、あ、それと打ち上げ花火がキレイで結構観光される方も来るような祭りでして……なので、その……皆で行きませんか?」
そう言ってマチカネフクキタルは少し恥ずかし気に頬を染める。
「ええ、いいわよ。ふふっ、そんな緊張しなくてもいいのに」
サイレンススズカは微笑みながら二つ返事で快諾した。
「……ん」
トゥデイグッドデイは小さく首肯するのみ。
「モチのロンデース!!」
タイキシャトルは親指を立てサムズアップ。
「ありがとうございますっ!」
こうして、4人はマチカネフクキタルの地元で開催される秋祭りに行くことになった。
そして週末。
鉄道を乗り継いでマチカネフクキタルの地元に辿り着いた。
「あれを見てくださいっ。日中はああやって山車を曳いて街中を練り歩いて、夜は私の実家で神様に収穫を感謝する神楽の奉納とかをするんですっ。私はまだちゃんと勉強してないので祭事には関わらないですけど……」
「立派な山車……あら、上で踊ってるのは人形なのね」
「ジャパニーズドラムとフルートの音がエット……フーリューデスネ。それに、キモノのプリティーガールがイッパイ!!」
「人が……ん……まんまる焼き? ……今川焼きじゃ」
「トゥデイ、それ以上は戦争になるわ」
「え」
「きのこたけのこウォーの過ちを繰り返してはいけまセン」
「アッハイ」
「勉強するならトレーナーさんに神主の……って皆さん聞いてくださいよーっ」
大通りを大きな山車や着飾った少女、法被姿の男達などが祭囃子と共に進む光景を横目に人混みの中を歩く4人。
彼女達は全員が今のトゥインクルシリーズを代表する名ウマ娘である。訓練された住人が多いトレセン学園近辺とは異なり、この場で普段の装いそのままだとファン達に囲まれ身動きが取れなくなるのは必至のため変装をしてこの場にいた。
風になびく栗毛が特徴的なサイレンススズカは髪を結い上げて帽子の中に収め、黒縁の伊達眼鏡をかけている。服装は白黒ストライプ柄シャツの上にモスグリーンのカーディガンを羽織り、下はくるぶしまであるデニムのスカートという装いで、落ち着いた雰囲気の中に可愛らしさが垣間見えるコーデとなっている。
トゥデイグッドデイは黒鹿毛のロングヘアを三つ編みにしてキャスケット帽を被っている。服はオーバーサイズのタートルネックニットに裾を折った黒のスキニーパンツという、普段の芋ジャージや勝負服などの男性的な印象から大きく離れたファッションをしている。なお、ニットセーターもスキニーパンツもその中の下着もサイレンススズカが調達した物だ。ジャージとパーカーは許されなかった。
マチカネフクキタルは特徴的な配色の耳カバーや頭部の目立つアクセサリーを外してニット帽を被り、白のブラウスの上にオリーブグリーンのチェック柄のジャケット、ベージュのハカマパンツをあわせている。
タイキシャトルは普段結っている髪を解いてカラフルなキャップを深く被り、サングラスをかけて目元を隠している。服装は明るい色合いのパーカーにダメージジーンズ、足元は赤と白のスニーカーを履いたストリート系のスタイルだった。
それらの変装により群衆に囲まれるということはないが、サイレンススズカを筆頭に彼女達は容姿抜群、オーラマシマシのウマ娘故に男女問わず視線を集めてしまい、加えて各々の熱狂的なファンなのか変装に気づいてチラチラと視線を向ける者も見受けられる。
「おい、あの子達……」「アホ、指差すな。どう見てもオフだろ」「そ、そうだな。悪い」
しかし、彼らはファンとして鋼の自制心を発揮し、突撃したりスマホのカメラを構えるなどの無遠慮な行動は取らなかった。
それに気づいたサイレンススズカらはその方向に微笑みかけたり会釈したり小さく手を振ったりウインクしたりとさりげなく感謝を示す。
「女神か……」「泣きそう」
そんなちょっとしたファンサービスをした後、四人は祭囃子をBGMに露店を巡って食べ歩きをしたり、射的やくじ引きなどの出店で遊んだりと各々祭りの空気を満喫した。
また、G1ウマ娘マチカネフクキタルの地元故にそれに因んだ商品なども販売されており、彼女を模してデフォルメされた鯛焼きならぬフク焼きを買い、サイレンススズカが頭からかぶりつき「頭が!?」「(マミった)」なんて一幕もあったりしつつ、日が暮れ始めたあたりで一息入れようと通り沿いの喫茶店に入る。
「ふぅ〜、いつの間にかこんな時間ですね〜」
抹茶ラテを飲みながら息をつくマチカネフクキタル。
「フクキタル」
「はい?」
「誘ってくれてありがとう。楽しいからあっという間だったわ。ね、トゥデイ、タイキ」
「ん」コクリ
「イエースッ!」
「あ、お、っと〜、嬉しいこと言ってくれるじゃないですか〜」
「??? どうしたの? 顔が赤いけど」
「い、いや〜、さっきまで歩いてたからか暑くて」
「そう、かしら?」
「フクキタル照れてマース」
「……(尊い)」
首を傾げるサイレンススズカはアイスオレ、唐突に生えたスズフクに内心感極まっているトゥデイグッドデイはアイスコーヒー、そんなやり取りを見て笑みを零すタイキシャトルはクリームソーダを注文していた。
友人らとのやり取りで照れたマチカネフクキタルはそれをタイキシャトルに指摘され「むぐっ」と唸る。
「そ、そうだ! この後の事なんですが、山車は神社に移動して、舞台で神楽を奉納するんです。それと、祭の終わりの打ち上げ花火は私の実家からよく見えるので、そこに向かう予定です」
誤魔化すように話題を変えるマチカネフクキタル。
「フクキタルの実家……遅い時間になるけど大丈夫なの? それにお邪魔なんじゃ……」
「問題なんてノープロブレム! ナッシング! むしろ、お母さんに皆さんを連れて行く事を話したら「フクの友達!? 是非お会いしたいわ!!」ってソワソワしてました」
「そう? なら、お言葉に甘えようかしら」
「フクキタルのペアレンツホームですカ。楽しみデスッ。ネッ、トゥデイ」
「うん」
「なら、決まりですねっ」
会計を済ませ、外に出ると祭囃子は遠ざかり、辺りは薄暗くなっていた。
そんな中でも人混みは変わらず、先ほどよりも密度が増しているように見える。
「……人が増えた?」
「この秋祭りは夜の方が有名ですからねー。提灯に照らされて幻想的に輝く山車に火の粉舞い散る中での神楽。それにクライマックスの打ち上げ花火がありますから、皆さんそれが目的なんだと思います」
「へぇ……」
「ナルホド〜」
4人は人の流れに乗り、祭囃子を追い掛けるように歩みを進めた。
食事や服装の描写頑張ったから誰か描いて♡ AIイラストでもいいのよ?
デイカスっぽいのが出てくる呪文置いておくンゴ
today goodday(umamusume), animal ears, horse ears, horse girl, game cg, black hair, long hair, yellow eyes, flat chested, minigirl, loli, mid brown skin, expressionless, blank stare, long bangs, hairs between eyes,
【再掲】完結後の秋天IFルートで一番読みたいのは?(好みの調査です。感想への誘導が規約違反だったので再掲)
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秋天逃げ切り勝利√
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秋天故障半身不随√
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スズカ告白√
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一番いいのを頼む(↑上3つ混ぜ混ぜ)
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その他(活動報告にどうぞ)
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答えだけ見たい方向け