あの話をしてから数週間後のある日僕は明石さんのいる工廠に来ていた。
ヴェル
「明石さんいますか〜?」
明石
「は〜い。ここにいますよ〜」
声がした方向に向かった。
明石
「あら、提督がここに来るなんてメンテナンス以外では初めてですね。」
そう笑顔で言ってくれた。
ヴェル
「そういえば、そうですね。」
明石
「で、相談と言うのは?提督の事ですし私とお話だけって言うのはほとんど有り得ませんし。」
ヴェル
「分からないよ、もしかしたらお話だけかもしれないよ。ふふふ、って冗談は置いといて、本題に入るね。」
明石
「ええ、お願いしますね」
ヴェル
「えっとね、単刀直入に言うと僕専用の艤装を作って欲しいんだ。」
僕はそう彼女に伝えた。
明石
「・・・」
ヴェル
「ダメかな?」
明石
「大丈夫ですよ、でも、」
ヴェル
「でも?」
明石
「制作には5週間位必要なの、それまで待ってくれる?」
ヴェル
「わかりました!ありがとうございます!明石さん!」
明石
「ふふふ、頑張るね♪」
ヴェル
「頑張ってね明石さん♪」
そう言って僕は工廠を後にした。
ヴェル
「うーんこの後どうしようかな。やる事無いしなぁ。」
そんな事を呟いていたら。
???
「司令官〜!」
そう呼ばれ後ろを振り返ったら。
ヴェル
「うわぁとっとっどうしたの?皐月ちゃん。」
皐月
「実はボールで遊んでたら屋根に行っちゃって、取れなくなっちゃったんだ。」
ヴェル
「なるほどね。それはどこの屋根だい?」
そう僕が聞くと皐月は鎮守府の1番高い屋根を指さした。
ヴェル
「あーなるほどねぇ、わかったよ取ってあげるよ」
皐月
「ありがとう司令官!でも、あんなに高いのどうやって取るの?」
そう聞かれたので僕は
ヴェル
「ラペリングだよ。」
皐月
「らぺりんぐ?」
ヴェル
「そう、でも危険だから近くに居ないでね。」
そう言って僕は鎮守府の壁に近づいた。
ヴェル
「よっと!」
僕は鎮守府の屋根にワイヤーフックを掛けた。
皐月
「すごい!司令官かっこいい!」
ヴェル
「よし、取れた。」
そのまま僕は皐月にボールを渡した。
皐月
「ありがとう司令官!かっこよかったよ!」
ヴェル
「ふふふそれはどうも。じゃあね」
僕はそのまま鎮守府の中に入った。
ヴェル
「で、何しよう、やる事まぁ、武器のメンテナンスするか。」
涼月
「提督?何しているのですか?」
メンテをしていたら涼月さんに声をかけられた。
ヴェル
「メンテナンスだよ、給弾不良が起きないようにね。」
涼月
「なるほど。提督はいつもやっているのですか?」
ヴェル
「まぁね、これは定期的にメンテしないと撃てなくなっちゃうからね。」
涼月
「なるほど、私たちの砲台と一緒なんですね。」
ヴェル
「確かにそうだね。」
メンテナンスをしながら涼月さんとおしゃべりをしていて、8時間がたった。
ヴェル
「え〜っと今何時だ?」
時計は21時を少しすぎた頃だった。
ヴェル
「もうこんな時間か、明石さんの様子を見に行ってから寝るとしよう。」
そうして、明石さんの様子を見に行ったが、明石さんはいなかったので、僕は自分の部屋に戻り就寝した。
続く
今回も読んでくれてありがとうございます!ヴェルくんはどんな感じに変わるのか後編に期待してください!