天才ゲーマーとLyrical Lily 作:ユーリア・エドモンズ
ガチャ?美夢ちゃん出てないし30連爆死だよ?
旧校舎倉庫
春奈「けほっ、けほっ。もう。なんてホコリっぽいところなんでしょう」
美夢「ええと……このリストに書かれているものを、新しい倉庫に移動させればいいんだね?」
みいこ「そうなの。こっちの倉庫に残ったものは、ぜーんぶ捨てちゃうんだって」
胡桃「なんか、ちょっともったいないよね。ここ、面白そうなものがいっぱいあるのに」
永夢「バレなければ持ってても大丈夫だろ」
春奈「わたくしにはガラクタの山にしか見えませんが……まあ、なにはともあれ、テキパキやりましょう」
永夢「俺はダンボールの中身を整理する」
永夢はダンボールの置いてある棚に向かった。
春奈「胡桃さんは、わたくしといらっしゃい。目を離すとろくなことをしませんからね!」
胡桃「うわ〜……仕切る気マンマンだぁ……今日から春奈ちゃんは仕切るマンだね!」
春奈「ヘンなアダ名をつけないでください!」
みいこ「じゃあ、みいこは美夢ちゃんと一緒なの♪」
美夢「うん。頑張ろうね、みいこちゃん」
5人は掃除を始めた。
美夢「次は、えっと……運動会用のカラーコーンが、16個」
みいこ「じゅうし、じゅうご…………じゅうろく。うん、ぴったり♪」
美夢「よかった。……ところで……みいこちゃん。さっき、おばけがどうとか……」
みいこ「えっ?美夢ちゃん、もしかして聞きたいの?旧校舎倉庫の幽霊さんのお話!」
美夢「い、いや……聞きたい、わけじゃなくて……」
みいこ「これは……三年生の先輩がこの倉庫で体験した、本当のお話なの……」
美夢「あ、あわわ……はじまっちゃった……!」
みいこ「その日、帰りが遅くなった先輩が、この近くを通ると……どこからか、悲しいピアノの音が……ポロン……ポロロン……」
美夢「ひいっ……!!きっ、聞こえない聞こえない聞こえない聞こえないっ……」
みいこ「……あっ!!」
美夢「きゃあーーーーっ!?」
美夢は走り出した。
みいこ「美夢ちゃん、見て見て〜。これ、きっと文化祭で使った衣装……」
永夢「美夢!?こっちに来たら……!」
永夢と美夢はダンボールの山にぶつかった。
みいこ「……なの?」
春奈「な、なにごとですか!?」
みいこ「美夢ちゃんが、永夢くんと一緒にダンボールの山に突っこんで、どんがらがっしゃーんって……」
胡桃「うわあ……!永夢くん、美夢ちゃん、大丈夫〜!?」
美夢「けほっ、けほっ……だ、大丈夫。ちょっと、びっくりしちゃって……」
永夢「俺も大丈夫」
永夢・美夢「あっ!」
春奈「どうしたんですか!?まさか、おケガを!?た、大変ですっ。保健室、いえ、救急車を……」
美夢「ち、違うの。ただ、段ボールを破いちゃったみたいで……」
胡桃「ほんとだ。まあ、どうせ捨てちゃうヤツだし、平気じゃない?」
みいこ「でも……これ、なんなの?見たことない機械なの」
春奈「はっ!!こっ……これは……まさか!」
美夢「知ってるの?春奈ちゃん」
春奈「ええ、間違いありません。これは……レコードプレイヤーです!」
胡桃・みいこ「れこ〜どぷれ〜や〜?」
永夢「平たく言うと、音楽を聴くための道具だな」
春奈「父のオーディオルームで、似たものを見たことがあります。うちの父は、こういったものの収集が趣味なので……」
美夢「そうなんだ。これで、音楽を……」
永夢(なんで……こんなものが……?)
美夢(なんだろう。不思議だな。この機械を見ていると……胸が、どきどきする)
みいこ「すごーい。宝物、大発見だね。みいこ、聴いてみたいの!」
胡桃「ナイス!実はわたし、自分の好きな音楽を聴く機械が欲しかったんだよね〜」
永夢(この学院に音楽活動をしている人間はいないはず……)
胡桃「よその学校の子たちはスマホで聞けるけどさあ。わたしたち、学院の規則で持っちゃダメでしょ?」
みいこ「うんうん。と、いうわけで……春奈ちゃん、よろしくなの」
春奈「はい?わ、わたくし?」
胡桃「……できないのぉ?」
春奈「むっ。で……できるに決まってるじゃありませんか。レコードの扱いくらい、ほんの嗜みです!」
永夢(考えても無駄か……)
春奈「ただ、そのぅ……学校の備品を勝手に扱うのは、風紀委員として、いかがなものかと。ねえ、美夢さん?」
美夢「私は……ちょっとだけ、聴いてみたい……かな」
春奈「えっ!?」
みいこ「じゃあ決まりなの。春奈ちゃん、おねがい」
春奈「えええっ……。し、しかたありませんね。ちょっとだけ……ですよ?」
美夢・胡桃・みいこ「……ごくり」
シスター「……あなたたち。ちゃんと作業は進んでいますか?来週には、業者の方が処分品を引き取りに……」
シスターが様子を見に旧校舎倉庫に入ってきた。
一同「わあーーーーーっ!!」
シスター「な……なにか、問題でも……?」
美夢「なんでもありませんっ!す、すぐに終わらせますから……っ!」
有栖川学院・中庭
胡桃「つい、勢いで持ってきちゃったけど……」
みいこ「この機械、どうするの?」
春奈「どうするって……戻しておくしかないんじゃありませんか?」
美夢「……だめだよ」
春奈・胡桃・みいこ「えっ?」
永夢「……?」
美夢「倉庫に戻したら、これは、いつか捨てられちゃう。私は、そんなの……嫌だな」
胡桃「……なんか、珍しいね。美夢ちゃん、いつもはダメとかヤダとか言わないのに」
美夢「……ごめん。変なこと言ってるよね。だけど私も、うまく言葉にできなくて……」
胡桃「う〜ん。……あのさ、みいこちゃん。美夢ちゃんに……ヒソヒソヒソ……」
みいこ「……!みいこは、オッケーなの」
春奈「あなたたち……今度はなんです?まさか、またよからぬイタズラの相談ですか?」
胡桃「違うってばー。この機械の隠し場所に、ちょうどいいところがあるんだよ」
みいこ「みいこと胡桃ちゃんだけの、秘密の隠れ家なの〜」
春奈「秘密の……隠れ家?」
永夢「……美夢」
美夢「永夢くん?」
永夢「それ、俺が預かってもいいか?」
美夢・春奈・胡桃・みいこ「え?」
永夢「俺の家の地下の部屋なら、好きに使っていいって言われてるから」
美夢「地下室……たしかに空き部屋があったみたいだけど……いいの?」
永夢「胡桃とみいこの隠れ家だと、いつかバレるだろうしな」
胡桃・みいこ「えっ!?」
胡桃「永夢くん、知ってるの!?」
永夢「たまたまだけど」
春奈「永夢さんの家なら、問題はないのでは?」
永夢「じゃあ決まりだな」
お手伝いさん「永夢様。お待ちしておりました」
永夢「急に呼び出して、悪かったな」
お手伝いさん「永夢様の頼みとなれば、皆すぐに参ります」
永夢「これ運んでほしいんだけど」
お手伝いさん「かしこまりました。皆様もお乗り下さい」
5人は車に乗った。
春奈「永夢さん、相当信頼されてますわね……」
永夢「普通に接してるだけなんだけどな……」
胡桃「普通……?」
永夢「掃除を手伝ったり……料理作ったり……」
みいこ「それって普通なの……?」
お手伝いさん「皆様、到着いたしました」
5人は車から降りた。
永夢「ありがとう」
お手伝いさん「また何かあればお呼びください」
永夢「地下に運ぶか」
5人は地下室にレコードプレイヤーを運んだ。
永夢の家という原作との相違……永夢は自分の部屋をゲーム部屋にしてるので寝るのは地下の部屋です。
アンケート置いたので、よければ答えてください。
リリリリ以外の誕生日の話いる?
-
いる
-
いらない