天才ゲーマーとLyrical Lily   作:ユーリア・エドモンズ

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メインストーリー2話です。


ガチャ?美夢ちゃん出てないし30連爆死だよ?


第3話 旧校舎倉庫のTreasure

旧校舎倉庫

 

春奈「けほっ、けほっ。もう。なんてホコリっぽいところなんでしょう」

 

美夢「ええと……このリストに書かれているものを、新しい倉庫に移動させればいいんだね?」

 

みいこ「そうなの。こっちの倉庫に残ったものは、ぜーんぶ捨てちゃうんだって」

 

胡桃「なんか、ちょっともったいないよね。ここ、面白そうなものがいっぱいあるのに」

 

永夢「バレなければ持ってても大丈夫だろ」

 

春奈「わたくしにはガラクタの山にしか見えませんが……まあ、なにはともあれ、テキパキやりましょう」

 

永夢「俺はダンボールの中身を整理する」

 

永夢はダンボールの置いてある棚に向かった。

 

春奈「胡桃さんは、わたくしといらっしゃい。目を離すとろくなことをしませんからね!」

 

胡桃「うわ〜……仕切る気マンマンだぁ……今日から春奈ちゃんは仕切るマンだね!」

 

春奈「ヘンなアダ名をつけないでください!」

 

みいこ「じゃあ、みいこは美夢ちゃんと一緒なの♪」

 

美夢「うん。頑張ろうね、みいこちゃん」

 

5人は掃除を始めた。

 

美夢「次は、えっと……運動会用のカラーコーンが、16個」

 

みいこ「じゅうし、じゅうご…………じゅうろく。うん、ぴったり♪」

 

美夢「よかった。……ところで……みいこちゃん。さっき、おばけがどうとか……」

 

みいこ「えっ?美夢ちゃん、もしかして聞きたいの?旧校舎倉庫の幽霊さんのお話!」

 

美夢「い、いや……聞きたい、わけじゃなくて……」

 

みいこ「これは……三年生の先輩がこの倉庫で体験した、本当のお話なの……」

 

美夢「あ、あわわ……はじまっちゃった……!」

 

みいこ「その日、帰りが遅くなった先輩が、この近くを通ると……どこからか、悲しいピアノの音が……ポロン……ポロロン……」

 

美夢「ひいっ……!!きっ、聞こえない聞こえない聞こえない聞こえないっ……」

 

みいこ「……あっ!!」

 

美夢「きゃあーーーーっ!?」

 

美夢は走り出した。

 

みいこ「美夢ちゃん、見て見て〜。これ、きっと文化祭で使った衣装……」

 

永夢「美夢!?こっちに来たら……!」

 

永夢と美夢はダンボールの山にぶつかった。

 

みいこ「……なの?」

 

春奈「な、なにごとですか!?」

 

みいこ「美夢ちゃんが、永夢くんと一緒にダンボールの山に突っこんで、どんがらがっしゃーんって……」

 

胡桃「うわあ……!永夢くん、美夢ちゃん、大丈夫〜!?」

 

美夢「けほっ、けほっ……だ、大丈夫。ちょっと、びっくりしちゃって……」

 

永夢「俺も大丈夫」

 

永夢・美夢「あっ!」

 

春奈「どうしたんですか!?まさか、おケガを!?た、大変ですっ。保健室、いえ、救急車を……」

 

美夢「ち、違うの。ただ、段ボールを破いちゃったみたいで……」

 

胡桃「ほんとだ。まあ、どうせ捨てちゃうヤツだし、平気じゃない?」

 

みいこ「でも……これ、なんなの?見たことない機械なの」

 

春奈「はっ!!こっ……これは……まさか!」

 

美夢「知ってるの?春奈ちゃん」

 

春奈「ええ、間違いありません。これは……レコードプレイヤーです!」

 

胡桃・みいこ「れこ〜どぷれ〜や〜?」

 

永夢「平たく言うと、音楽を聴くための道具だな」

 

春奈「父のオーディオルームで、似たものを見たことがあります。うちの父は、こういったものの収集が趣味なので……」

 

美夢「そうなんだ。これで、音楽を……」

 

永夢(なんで……こんなものが……?)

 

美夢(なんだろう。不思議だな。この機械を見ていると……胸が、どきどきする)

 

みいこ「すごーい。宝物、大発見だね。みいこ、聴いてみたいの!」

 

胡桃「ナイス!実はわたし、自分の好きな音楽を聴く機械が欲しかったんだよね〜」

 

永夢(この学院に音楽活動をしている人間はいないはず……)

 

胡桃「よその学校の子たちはスマホで聞けるけどさあ。わたしたち、学院の規則で持っちゃダメでしょ?」

 

みいこ「うんうん。と、いうわけで……春奈ちゃん、よろしくなの」

 

春奈「はい?わ、わたくし?」

 

胡桃「……できないのぉ?」

 

春奈「むっ。で……できるに決まってるじゃありませんか。レコードの扱いくらい、ほんの嗜みです!」

 

永夢(考えても無駄か……)

 

春奈「ただ、そのぅ……学校の備品を勝手に扱うのは、風紀委員として、いかがなものかと。ねえ、美夢さん?」

 

美夢「私は……ちょっとだけ、聴いてみたい……かな」

 

春奈「えっ!?」

 

みいこ「じゃあ決まりなの。春奈ちゃん、おねがい」

 

春奈「えええっ……。し、しかたありませんね。ちょっとだけ……ですよ?」

 

美夢・胡桃・みいこ「……ごくり」

 

シスター「……あなたたち。ちゃんと作業は進んでいますか?来週には、業者の方が処分品を引き取りに……」

 

シスターが様子を見に旧校舎倉庫に入ってきた。

 

一同「わあーーーーーっ!!」

 

シスター「な……なにか、問題でも……?」

 

美夢「なんでもありませんっ!す、すぐに終わらせますから……っ!」

 

有栖川学院・中庭

 

胡桃「つい、勢いで持ってきちゃったけど……」

 

みいこ「この機械、どうするの?」

 

春奈「どうするって……戻しておくしかないんじゃありませんか?」

 

美夢「……だめだよ」

 

春奈・胡桃・みいこ「えっ?」

 

永夢「……?」

 

美夢「倉庫に戻したら、これは、いつか捨てられちゃう。私は、そんなの……嫌だな」

 

胡桃「……なんか、珍しいね。美夢ちゃん、いつもはダメとかヤダとか言わないのに」

 

美夢「……ごめん。変なこと言ってるよね。だけど私も、うまく言葉にできなくて……」

 

胡桃「う〜ん。……あのさ、みいこちゃん。美夢ちゃんに……ヒソヒソヒソ……」

 

みいこ「……!みいこは、オッケーなの」

 

春奈「あなたたち……今度はなんです?まさか、またよからぬイタズラの相談ですか?」

 

胡桃「違うってばー。この機械の隠し場所に、ちょうどいいところがあるんだよ」

 

みいこ「みいこと胡桃ちゃんだけの、秘密の隠れ家なの〜」

 

春奈「秘密の……隠れ家?」

 

永夢「……美夢」

 

美夢「永夢くん?」

 

永夢「それ、俺が預かってもいいか?」

 

美夢・春奈・胡桃・みいこ「え?」

 

永夢「俺の家の地下の部屋なら、好きに使っていいって言われてるから」

 

美夢「地下室……たしかに空き部屋があったみたいだけど……いいの?」

 

永夢「胡桃とみいこの隠れ家だと、いつかバレるだろうしな」

 

胡桃・みいこ「えっ!?」

 

胡桃「永夢くん、知ってるの!?」

 

永夢「たまたまだけど」

 

春奈「永夢さんの家なら、問題はないのでは?」

 

永夢「じゃあ決まりだな」

 

お手伝いさん「永夢様。お待ちしておりました」

 

永夢「急に呼び出して、悪かったな」

 

お手伝いさん「永夢様の頼みとなれば、皆すぐに参ります」

 

永夢「これ運んでほしいんだけど」

 

お手伝いさん「かしこまりました。皆様もお乗り下さい」

 

5人は車に乗った。

 

春奈「永夢さん、相当信頼されてますわね……」

 

永夢「普通に接してるだけなんだけどな……」

 

胡桃「普通……?」

 

永夢「掃除を手伝ったり……料理作ったり……」

 

みいこ「それって普通なの……?」

 

お手伝いさん「皆様、到着いたしました」

 

5人は車から降りた。

 

永夢「ありがとう」

 

お手伝いさん「また何かあればお呼びください」

 

永夢「地下に運ぶか」

 

5人は地下室にレコードプレイヤーを運んだ。

 




永夢の家という原作との相違……永夢は自分の部屋をゲーム部屋にしてるので寝るのは地下の部屋です。


アンケート置いたので、よければ答えてください。

リリリリ以外の誕生日の話いる?

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