天才ゲーマーとLyrical Lily 作:ユーリア・エドモンズ
スロットイベントのガチャは美夢ちゃん2枚、みいこちゃん1枚でした
コラボイベントの春奈ちゃん毎回☆4になってません?
聖歌隊・定期チャリティー公演終了後
美夢「ふう……」
永夢「美夢」
美夢「永夢くん」
永夢「何か悩んでるのか?」
美夢「えっ?」
永夢「歌っている間、心ここに在らずみたいな感じだったから」
美夢「えっと……」
老修道女「お嬢さんたち、なにに悩んでるだい?」
永夢と美夢の前に老修道女が現れた。
美夢「えっ?わ、私たち……ですか?」
老修道女「そうさ。若い人がそんな顔していると、つい気になってしまってねえ。老婆心というやつさ」
美夢(知らないお顔……。学院のシスターじゃないよね。別の修道院から、聞きにいらしてるのかな?)
永夢(この婆さん……どっかで……)
美夢「あの……そんなに私、悩んでいるように見えましたか?」
老修道女「見えるね。歌っている間もずっと、なにかに気を取られてるようだったよ」
美夢(わっ。私ってば……恥ずかしいっ!)
永夢(初対面の人でもわかるほどなのか……)
美夢「す、すみませんでした。主に捧げる大切な歌の途中に、気を散らしたりして……」
老修道女「ああ、いやいや。叱るつもりはないんだよ。いけないね。歳をとると、なにを言っても説教くさくなっちまう。あんたくらいの歳なら、悩みがあって当然だとも。聖書にだって、迷える子羊の逸話があるだろう?」
美夢「はい……」
老修道女「……それに、あんたはいい子だ。あたしにはわかる。心の曲がった子に、あんな独唱は歌えないからね」
美夢「えっ。あっ、ありがとう、ございます……」
老修道女「ふふ。あんた、音楽は好きかい?」
美夢「はい。好きです。大好きです。音楽は……聴いた人を幸せにしてくれますよね。私の歌が、他の誰かを少しでも幸せにできるかもしれない……そう思うと、心に羽が生えたような気がするんです」
老修道女「他人を幸せにするために、か。うん、素晴らしい。とても立派な心がけだと思うよ……お坊ちゃん、あんたは?」
永夢「俺も好きです。美夢が歌って、胡桃とみいこが踊って、春奈がDJをしているのを見るのが、俺はこの4人のサポートをしたい」
美夢「永夢くん……」
老修道女「でも……ひとつだけ、足りないものがある。自分が楽しむこと、さ」
美夢「自分が……楽しむ?」
永夢「好きと楽しむは別ってことか?」
老修道女「ああ。あたしの兄も昔、音楽をやっていたんだよ。もうずいぶん前に、天に召されてしまったけれどねえ……あたしの選んだ道とは違うけれど、兄は兄なりの方法で多くの人を幸せにしたと思ってる。自分自身も含めて、ね」
美夢「そうだったんですか……」
老修道女「そういえば、その兄が使ってた、レコードプレイヤーやらレコードやらだけどねえ……一切合切、この学校に寄付したんだよ。すっかり忘れていたけど、今ごろどうなってるんだろうね」
美夢「……ええっ!?」
永夢「……偶然だよな?」
美夢(それって……私たちが見つけた、あの機械のことかな?)
永夢(多分、そうだろうな)
美夢「……どうして手放してしまったんですか?お兄様の、大切な遺品だったんじゃ……」
老修道女「ふふっ。使いもせず、ホコリをかぶらせておくだけなんて、せっかくの機材が可哀想じゃないか。それより、若い子たちが音楽に触れるきっかけになってほしい。あの人が生きてたら、そう言ったはずさ」
美夢「……!!」
永夢「きっかけ……」
美夢(やっぱりあれは、本物の宝物だったんだ。多くの人の想いがこもった、大切な品物だったんだ。このことは、きっと学院のシスターたちもご存知ない。もしバレたら、きっと捨てられちゃう!そんなの、悲しすぎるよ。それに……私だって、もっと音楽を……)
永夢(この人にあとで機材のお金を払うべきか?)
美夢「あ……あのっ!」
老修道女「うん?」
美夢「貴重なお話、本当にありがとうございました。私、やらなくちゃいけないことを思い出したので……ここで失礼しますっ!」
美夢は走り出した。
老修道女「……おやおや。なんだか、吹っ切れたみたいじゃないか」
永夢「みたいですね」
老修道女「さて、お坊ちゃん。あんたはお嬢さんたちのサポートをしたいと言ったね。どんなことをするんだい?」
永夢「もし、美夢たちが本気で音楽をやるなら、作詞、作曲になると思います」
老修道女「やったこともないだろうに、できるのかい?」
永夢「できる、できないじゃないと思います。やる前から決めつけるくらいなら、やってから判断する。俺はずっとそうしてきました……それに、もしできないならひとりでやるんじゃなくて、美夢たちを頼ればいい」
老修道女「そうかい」
永夢「俺も失礼します」
永夢も美夢を追うように走り出した。
老修道女「お嬢さんを支えてやりなよ、お坊ちゃん、いや……天才ゲーマーM」
有栖川学院・図書館
春奈「……ここは一番奥まった席ですから、大声を出さない限り、話を聞かれる心配はないはずです」
美夢「ありがとう、春奈ちゃん。胡桃ちゃんとみいこちゃんも、急に呼び出してごめんね」
みいこ「それで……お話って、なんなの?」
胡桃「そりゃー、この5人で集まったってことは、当然、DJの機か……モゴモゴ……」
春奈が胡桃の口を手で塞いだ。
春奈「シーッ!声が大きいですわ。間違っても人前でその言葉を口にしないでください!」
胡桃「わかったてば……この前見つけた『あれ』の話でしょ?」
永夢「もし戻すなら、バレないように戻すけど?」
みいこ「永夢くんの家で遊べるけど、移動時間を考えるとそんなに遊べないから、持ってても意味ないの」
美夢「うん。そう……なんだけど……私……私ね、やっぱり……もっと、みんなと楽しいことがしたいんだ。この前、永夢くんの家でやったみたいに……!」
春奈・胡桃・みいこ「……!!」
永夢「……」
老修道女さん、永夢君の正体知ってるんですね……まぁ、理事長だし仕方ないね
次回は……ヴァンガードかメイン進めます(次の更新が数ヶ月後もしれないけど)
リリリリ以外の誕生日の話いる?
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