走れテイオー   作:球磨猫

7 / 10
お久しぶりです。
今回はちょっと前のアップデートで思い付いたネタを。


タキオンの体操服姿、ダスカより破壊力ヤバくない?(尊死n回目)


感想に返信はしていませんが、全てしっかりと目を通させていただいております。
こんな拙作ではありますが読んでくださってる皆様、本当にありがとうございます。<(_ _)>






走れジャラジャラ

 

 

 

ジャラジャラは激怒した。

必ず、かの堅苦しい昔からの風習に固執するURAを改革せねばならぬと決意した。

ジャラジャラには経営がわからぬ。ジャラジャラは、1人のモブウマ娘である。

他のモブウマ娘たちと共に、様々な距離・バ場のレースに出走してきた。けれどもこの状況に対しては、人一倍に憤慨していた。

 

きょう未明ジャラジャラは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此の阪神競バ場にやって来た。ジャラジャラには実績も、出走経験も無い。トレーナーもいない。十六の、内気なラブリーパトリシアと二人暮しだ。この相方と自分は、近々、トゥインクルシリーズの始まりであるメイクデビューを迎える事になっていた。

 

ジャラジャラは、それゆえ、レース用の蹄鉄やらレース用の体操服やらを準備して、はるばる阪神競バ場にやって来たのだ。先ず、バ場状態を確かめ、それから都の大路をぶらぶら歩いた。ジャラジャラには昔の師匠がいた。かつてはその師匠もトゥインクルシリーズを駆けたウマ娘である。今は此の阪神競バ場近くの市で、八百屋をしている。その師匠を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。

 

歩いているうちにジャラジャラは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなジャラジャラも、だんだん不安になって来た。

 

路で逢った若いウオッカ先輩を捕まえて、何かあったのか、二週間まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若いウオッカは、首を振って答えなかった。若いウオッカはやはり若いウオッカだった。これだから若造は…

しばらく歩いて桐生院葵(鋼の意志)に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。桐生院葵(卑しか女ばい!)は答えなかった。ジャラジャラは両手で桐生院葵(そこそこあるかもしれない)のからだをゆすぶって質問を重ねた。桐生院葵(しかし彼女も犠牲者である)は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。

 

「今年のトゥインクルシリーズは魔境です。」

「なぜ魔境なのだ。」

「シンボリルドルフやナリタブライアンを始めとした、大勢の走り終えた筈の有力バ(育成実装組)がデビューするのです。」

「そんなにたくさんの有力バ(育成実装組)がデビューするのか」

「はい、最初のデビューはトウカイテイオーさんが。それから、メジロマックイーンさんが。それから、スペシャルウィークさんが。それから、アグネスタキオンさんが。それから、オグリキャップ師匠さんが。それから、いつものゴールドシップさんが。」

「おどろいた。今年は戦国乱世か。」

「いいえ、乱世などと生温い物ではございませぬ。誰も、メイクデビューを被らすことがない、というのです。このごろは、トレーナ―が超人であるとも、お噂になり、少しく派手な活躍をしているトレーナーがついていないウマ娘(モブウマ娘)には、時間を(ハッ!夢か…)巻き戻してまでも担当を勝利(今日は担当ウマ娘の大事なレース。)させるなどと言われております。(早く競馬場に向かわなければ…。)きょうは、六人デビューされました。」

 

 

ジャラジャラは、単純なウマ娘ではなかった。

最早彼女たちのメイクデビューは止められはしないだろう。であるならば、その勢いを削がねばならない。不幸中の幸いと言うべきか、彼女たちは同世代として互いに争うことになるし、原因は不明とはいえその力のほとんどを失っている(因子用周回プレイ)

であるならば、付け入れる隙はまだ、ある。

 

 

 

時は流れ翌日。ジャラジャラのメイクデビューである。

注意すべき相手、すなわち相手となる育成実装組は、マヤノトップガンであった。

例え異次元の逃亡者が相手だとしても、負ける前提で戦う者に勝利は訪れない。意を決してパドックへと向かうジャラジャラ。

 

 

「なんでもう勝負服着てるの!?!?」

 

 

 

その第一声がこれである。

パドックにて1番人気として紹介されているマヤノトップガンはさも当然のように勝負服を纏っていた(才能開花済みだった)

しかも明らかに走りにくいであろうウェディングドレス(サンライト・ブーケ)である。

「えー?なんで皆勝負服じゃないの?」

「いやおかしいからね!?」

 

勝負服は本来、G1レースでのみ着用できる特別なものである。それを何故メイクデビューで着ているのか…。

ジャラジャラは胸にしこりを残しながらも、ゲートへと向かう。

 

 

~~~少女たちレース中~~~

 

 

さて結果は案の上であった。

マヤノトップガンが5バ身差でブッチギリデビュー。ジャラジャラはハナ差4着となり、未勝利戦に駒を進めることとなった。

 

ジャラジャラは激怒した。

必ず、勝負服をG1レースでのみの着用にし、体操服を着せてやると。このままではならぬと決意した。

ジャラジャラは頑張った。それはもう頑張った。

授業やトレーニングの合間合間に署名を集め、1人1人説き伏せて回った。

未勝利戦もなんとか勝利し、外部の一般人にもお願いして回った。その結果___

 

 

アップデートのお知らせ

■アップデート内容

・育成中のGⅡ以下のレースにて、育成しているウマ娘の服装に 

 体操服を指定できるようにしました。

 

 

 

「勝った!第3部、完!」

「これでGⅠ以外のレースで勝負服で来る奴らを一掃できる…!。これで、メイクデビューや未勝利戦でなぜか一人だけ勝負服を着てる奴を見て羨んだり枕を涙でぬらさなくて済むんだ!」

「やったねジャラジャラちゃん!これでまた一歩G1優勝(モブウマ娘脱却)に近づいたね!」

 

ジャラジャラは、友に自分の行動が実を結んだことを語った。ラブリーパトリシアは頷き、ジャラジャラをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。

セリヌンティウスは、2人の間に挟まろうとしてアグネスデジタルによって縄打たれた。初夏、満天の星である。

メジロマックイーンはホープフルステークスでバ群に飲まれ、(モブ爆弾をくらい、)入着を逃してしまった(メジロマックEーンになってしまった)

 

 

それからさらに時は過ぎていく。

ジャラジャラはGⅠでの勝利こそないものの、GⅡ・GⅢで着実に結果を重ね、またルームメイトであり、今では唯一無二の親友であるラブリーパトリシアもまた、堅実に結果を出していた。

その甲斐あってかこの二人は、URAファイナルという大舞台へと出走することができたのである。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

URAファイナル予選当日。

いつもと同じ時間に目覚めたジャラジャラは、うんと一つ伸びをして、外を眺める。

本日は雲一つない快晴、これならバ場も良バ場であろう。

いつものルーチンを済ませ、朝食を取り、予選会場へと向かう。

しっかりと寝れた為かコンディションは悪くなく、むしろ絶好調と言えた。

親友であるラブリーパトリシアは先に現地に入っているらしい。

 

 

会場につき、控室で待っている間の時間。

ここからでも観客の熱意が感じられ、ぶるりと身体が武者震いを起こす。

依然としてライバル達は多いものの、大半は天皇賞春に出場したスーパークリーク(み ん な の ト ラ ウ マ)の餌食となっており、残された相手は今のジャラジャラならば相手取れるだろう、と踏んでいた。

たとえその勝利がの可能性が那由他の彼方であろうとも、彼女たち(モブウマ娘たち)には十分すぎた。

 

「あ、ジャラジャラちゃん!」

パドックの途中、こちらを見つけたラブリーパトリシアが声をかけてきた。

 

「今日はお互い、ライバルだね。私、絶対負けないからね!」

どうやら彼女も調子は絶好調らしい。普段の彼女ならあまり考えにくい宣戦布告に、ジャラジャラは不敵に笑い、それを受けた。

 

「うん、お互い頑張ろうね。でも、勝つのは私だから!」

どこかでデジたんが尊死する音が聞こえた気がした。

 

 

パドックが終わり、地下バ道を抜けた各ウマ娘がゲートに入る。

 

「各バゲートイン完了しました。」

 

泣いても笑っても最初で最後のURAファイナルが、始まる___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッ!夢か…今日は担当ウマ娘の大事なレース。早く競馬場に向かわなければ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

URAファイナル予選当日。

いつもと同じ時間に目覚めたジャラジャラは、うんと一つ伸びをして、外を眺める。

本日は雲一つない快晴、これならバ場も良バ場であろう。

いつものルーチンを済ませ、朝食を取り、予選会場へと向かう。

しっかりと寝れた為かコンディションは悪くなく、かといって良いわけでもなく。いたって普通と言えた。

親友であるラブリーパトリシアは先に現地に入っているらしい。

 

 

会場につき、控室で待っている間の時間。

ここからでも観客の熱意が感じられ、ぶるりと身体が武者震いを起こす。

依然としてライバル達は多いものの、大半は天皇賞春に出場したスーパークリーク(み ん な の ト ラ ウ マ)の餌食となっており、残された相手は今のジャラジャラならば相手取れるだろう、と踏んでいた。

たとえその勝利がの可能性が那由他の彼方であろうとも、彼女たち(モブウマ娘たち)には十分すぎた。

 

「あ、ジャラジャラちゃん。」

パドックの途中、こちらを見つけたラブリーパトリシアが声をかけてきた。

 

「まさか私たちがURAファイナルに出れるなんてね…。昔の私が聞いたらびっくりしちゃうよ」

どうやら彼女の調子は好調らしい。普段の彼女らしい、しかしどこか弾んだ声に、ジャラジャラは笑い、言葉を返す。

 

「私も、ちょっと()()()()()()()()()だもん。でもま、お互い頑張ろうね!」

どこかでデジたんが尊死する音が聞こえた気がした。

 

 

パドックが終わり、地下バ道を抜けた各ウマ娘がゲートに入る。

 

「各バゲートイン完了しました。」

 

泣いても笑っても、()()()()()()URAファイナルが、始まる___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッ!夢か…今日は担当ウマ娘の大事なレース。早く競馬場に向かわなければ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

URAファイナル予選当日。

いつもと同じ時間に目覚めたジャラジャラは、うんと一つ伸びをして、外を眺める。

本日は雲一つない快晴、これならバ場も良バ場であろう。

いつものルーチンを済ませ、朝食を取り、予選会場へと向かう。

前日、嫌に寝付けなかったのか痛む頭に、コンディションは不調であると自己判断を下す。やはり緊張しているのだろうか。しかしどこか引っかかるような…。

親友であるラブリーパトリシアは先に現地に入っているらしい。

 

 

会場につき、控室で待っている間の時間。

ここからでも観客の熱意が感じられ、ぶるりと身体が武者震いを起こす。

依然としてライバル達は多いものの、大半は天皇賞春に出場したスーパークリーク(み ん な の ト ラ ウ マ)の餌食となっており、残された相手は今のジャラジャラならば相手取れるだろう、と踏んでいた。

たとえその勝利がの可能性が那由他の彼方であろうとも、彼女たち(モブウマ娘たち)には十分すぎた。

 

「あ、ジャラジャラちゃん!」

パドックの途中、こちらを見つけたラブリーパトリシアが声をかけてきた。

 

「今日はお互い、ライバルだね。私、絶対負けないからね!……って、ジャラジャラちゃん大丈夫?顔色わるそうに見えるけど…」

どうやら彼女の調子は絶好調らしい。普段の彼女ならあまり考えにくい宣戦布告に、でも結局は親友の心配をするいつもの優しい彼女の姿に、ジャラジャラは苦笑いを浮かべる。

 

「うん、ちょっと頭が重い(レース前の寝不足気味)けど…。うん、大丈夫だよ。ありがとう。」

どこかでデジたんが尊死する音が聞こえた気がした。

 

 

パドックが終わり、地下バ道を抜けた各ウマ娘がゲートに入る。

 

「各バゲートイン完了しました。」

 

泣いても笑っても、()()()()()()URAファイナルが、始まる___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ハッ!夢か…今日は担当ウマ娘の大事なレース。早く競馬場に向かわなければ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

()()()()()()()()()()()()()()()

 

URAファイナル予選当日。

いつもと同じ時間に目覚めたジャラジャラは、うんと一つ伸びをして、外を眺める。

本日は雲一つない快晴、これならバ場も良バ場であろう。

いつものルーチンを済ませ、朝食を取り、予選会場へと向かう。

しっかりと寝れた筈だ。だけど、コンディションは最悪。絶不調。頭の中でナニカが警鐘を鳴らす。何か大事なことを忘れているような…

親友であるラブリーパトリシアも後から応援に来てくれるらしい。

………あれ?

 

会場につき、控室で待っている間の時間。

ここからでも観客の熱意が感じられ、ぶるりと身体が武者震いを起こす。しかしどうにも目の前のレースへと集中できない。

依然としてライバル達は多いものの、大半は天皇賞春に出場したスーパークリーク(み ん な の ト ラ ウ マ)の餌食となっており、残された相手は今のジャラジャラならば相手取れるだろう、と踏んでいた。その筈だった。

たとえその勝利がの可能性が那由他の彼方であろうとも、彼女たち(モブウマ娘たち)には十分すぎた。本当にか?何か、致命的な見落としをしていないか?

 

「ジャラジャラちゃん、入ってもいいかな?」

控室で緊張をほぐしていると、ラブリーパトリシアが扉越しに声をかけてきた。

 

「ジャラジャラちゃん___って、凄い顔色悪いよ!?!?大丈夫!?」

大人しめのコーディネートをした、私服のラブリーパトリシアが視界に映る。

 

「え…なんでその格好…あれ…?」

「格好ってそんなの応援するために……じゃなくて!ジャラジャラちゃん本当に大丈夫なの!?スタッフさん呼んだ方が…」

「ううん、大丈夫…大丈夫だから…」

「でも…」

「あはは、ごめんね?流石にちょっと緊張してるみたい。レースになれば治るから、安心してほしい、かな。」

「ジャラジャラちゃん…うん、わかった…。私、精一杯応援するから!」

 

 

パドックが終わり、地下バ道を抜けた各ウマ娘がゲートに入る。

 

「各バゲートイン完了しました。」

 

泣いても笑っても最初で最後のURAファイナルが、始まる___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「■■■■■■■■!URA予選を制し、準決勝への切符を手にしました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャラジャラは激怒した。

必ず、かの邪知暴虐の■■■■に報復せねばならぬと決意した。

ジャラジャラには■■がわからぬ。ジャラジャラは、1人のモブウマ娘である。

他のモブウマ娘たちと共に、様々な距離・バ場のレースに出走してきた。

けれどもこの状況に対しては、人一倍に憤慨していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アクセス障害のお知らせ】

 

現在、本サービスにおいて、アクセスできない現象が発生しております。

本現象につきまして、現在調査を行っております。

調査が完了次第ご報告いたします。

ご利用のお客様に、ご迷惑をおかけしておりますことを、

お詫び申し上げます。

 

 

#ウマ娘 #ゲームウマ娘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「~~~♪~~♪~~~~♪」

「ジャラジャラちゃん、なんかご機嫌だね?」

「そう?まぁ、そうかもね~」

「ふーん…私、気になるなぁ。」

「んー…まぁ気にしないでいいよ?それよりほら!そろそろ行かないとホープフルステークス間に合わなくなっちゃうよ?」

「え?…あぁ!もうこんな時間!?急いで電車乗らなきゃ!ほら早く早く!!」

「よーし、駅まで競争ね!」

「えっちょ、待ってよもうー!」

 

 

 

今日も彼女たちは走り続ける。例え主役になれないのだとしても。

きっと、奇跡は起きるのだと信じて。

 

 

走れ! ジャラジャラ(モブウマ娘たち)

 

 

 

 

 




そろそろ若いウオッカが可愛そう(誤字ではない)に見えてきた。
可哀そうは可愛い、この世の真理ですな!





でもウオッカファンの方はごめんなさい(今更)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。