これからも応援よろしくお願いします。
「まさかここまでとはね。」
「ボーダー・・・防衛機関と呼ばれる理由は防衛省との癒着が原因でしたか?」
「ああ。それ以外に他国の軍隊ともコネクションがあり、アメリカやイタリヤのマフィアとは同盟すら組んでいるという。」
「それでも彼らを潰すことはできない。このニュースのおかげでね。」
「元ヤクザやヴィランの更正施設・・・本当だと思いますか?」
「嘘だろうね。いくら何でもヤクザ45,000人、そのうち500人はヒーロー免許を取得している。そうじゃなくても10,000人が裁判で10年経たずして一般人となっている。おかげで債権回収や地上げも問題ないと通している。」
「あの弁護士軍団も厄介よね。実力のある弁護士に指導させて就職できなかった若い弁護士をあそこまで育てるなんて・・・」
「合計50人。できて数年の企業じゃありえない。何より問題なのは・・・」
「サポートアイテムや医療機器なんかの企業株式・特許の多さだね。彼らが首を横に振れば、下手すれば世界的に軍事力、国力を低下させることが出来る。各国がボーダーのスポンサーに就くはずさね。」
「だとしても・・・構成員約60,000人。動かせる資金だけでも兆越え。自衛隊や各国軍隊ともコネクションがあり、世界に影響を与えられる組織。甘かった、もうすでに放置していい段階を超えている。」
「オールマイト、今日の授業で彼の能力を引き出してくれ。」
「もちろんです。(これほどの短期間で裏社会をまとめ上げるカリスマ。やはり奴の関係者。最悪なのは後継者である可能性か・・・!)」
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午前に必修科目が終わり、昼は独りで栄養補給を行う。いや、違うよ??ただね、俺は本気で頑張っても常に1kmを視認してしまう。つまり、それだけ多くの未来や情報を得てしまうから頭が疲れるんだよ。だから校舎外で栄養補給(ドリンクタイプ)と昼寝で休んでるんだよ?午前の授業でも未来を視すぎて疲れてたからさ。
そして、午後からはヒーロー基礎学!先生や師匠から基本は学んでるし、何ならボーダーで教えている時もあるが、やはりプロのやり方は知りたい。ここでの学びをボーダーに生かせばあいつらの合格率も上がるはずだし。うちは免許試験60%で合格なのに80%取らないといけないからな。それ以下だと合格にならないし。
「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!!」
「オールマイトだ・・・!!すげえや、本当に先生やってるんだな・・・!!」
「
「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地をつくる為様々な訓練を行う科目だ!!単位数も最も多いぞ!」早速だが今日はコレ!戦闘訓練!!!」
知ってはいたがやる気が出ない。どう考えても師匠やマキアさん以上の訓練にならないだろ。オールマイトと戦うなら別だろうが・・・何なら朝から結果まで見てる訳だし。
「そしてそいつに伴って・・・こちら!入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた
「「「はーい!!」」」
オールマイトからの指示で俺のコスチュームの収納場所は1人別だった。サポートアイテムの種類や量は全ヒーローの中でも屈指だろうからな。
俺のコスチュームは普通の黒スーツだ。やはり”個性”を使用し武器を扱う公務員として、市民に恥ずかしくない格好をしなければならない。このスーツは動きやすく丈夫なものであるが特殊な機能は無い。まぁ、収納が多いくらいか?どうせ気を纏えばどっちでもいいし。
サポートアイテムは刀にナイフ、投擲用の超質量鉄球(ビー玉サイズで約5kg)、ワイヤー、着替え、エネルギー補給用の食料、手術道具、ネット等々がある。それらを巨大な竹刀ケースに入れてある。かなり太く、190cmの俺じゃなきゃ地面につくくらいの長さだ。戦闘中はこん棒にするかその辺に投げ捨てる。基本的に刀とか武器を取り出せば戦闘に使うことないし。
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「恰好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!自覚するのだ!!!!今日から自分はヒーローなんだと!!」
「さぁ、始めようか有精卵共!!」
やはり、他の奴らはコスプレか・・・オールマイトのコスプレもいるし。ボーダーの人間は基本スーツなのだが。というか、よく恥ずかしくないな。道着はいいとして、八百万とか麗日なんて痴女か?ボディーラインを強調したり露出しまくるとか・・・いや、先輩も似た感じか。だが、裸女が居るのはダメだろ。指摘したら「何で見えるの!?」と驚かれビンタされた。その後は全員(特に女子)からの視線が痛い。痴女がぐちぐちと・・・
さて、今回の内容は屋内での対人戦闘訓練であり、2対2か2対3で行うらしい。オールマイト曰く「真に賢しいヴィランは
状況設定は「ヴィランがアジトに核兵器を隠しており、ヒーローはそれを処理しようとしている」であり、勝利条件はヒーロー側は制限時間内にヴィランの確保か核兵器の回収。ヴィラン側は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえること。3人チームは自動的にヴィラン側になる。チーム分けはくじ引き。
なるほど、なかなかいいルールだ。だが、このルールだとヒーローが不利すぎる。ヒーローの大変さを知れるわけだな。
くじの結果、俺の相方は葉隠、対戦相手は八百万・蛙吹・切島となった。裸女に期待はしないが、それでも勝てるだろう。この訓練の本質が分かっていれば、な。
最初の試合は爆豪・飯田VS緑谷・麗日となった。結果から言えばヒーロー側の勝ちだ。緑谷が”フルカウル”とかいう増強系個性で爆豪を撃破。途中大爆破があったが警告で済んでいた。その後は2対1で飯田と戦って勝利していた。予知通りだし、順当だろうな。爆豪がヒットアンドアウェイで攻撃するとか、連携してたら結果は変わるだろうがそれは無理だ。あいつの自尊心はデカ過ぎる。
そんな感じで次の試合は轟という奴の試合だ。冷さんの息子らしいが強いな。一撃で決着したぞ。他も順当な試合が続き、最後が俺たちの試合となった。
「で、どうする?何か作戦ある??」
「うう、こっち見ないでよ!」
「というか、私達まだここにいるのだけど。」
「大丈夫、バレても普通に勝てるし。あと、恥ずかしがらなくていいぞ。俺は女の裸なんて見慣れてるし、全員の裸ならさっき見たし。」
「「「はぁあああ!!??」」」
「オールマイトなら俺の”個性”で分かっているでしょ。そもそも、こっちだって迷惑だよ。見たくもないモノを見せられてセクハラだ「フン!」ガシッ
「いや何すんの?別に何か減る訳じゃないし問題ないだろ。」
葉隠が俺にビンタを放ったがそれを受け止める。はっきり言って俺だって見たくないんだ。老若男女問わず見せられるとか地獄だし。俺の透視と複眼が合わさると全方位を見ていることになる。更衣室なんて射程圏内どころか隣だし。あと、俺に透明の”個性”は効かないし、普通に見える。5歳から未来視で着替えるところや男女でベッドの上とか見てれば荒んでくるよ。今じゃ何も思わないし。大分精神的にやられているがどうしようもない。
それでも誤解されたままなのはダメだな。俺は自分の”個性”について詳しく説明した(透視とかだけ)が反応は変わらない。どうやら制御できないというのが信じられていないようだ。後は”個性”2つ持ちが信じられないとか。別に故意に覗いてる訳でもないし興味もない。俺からすれば心がきれいとか正直な方がメチャクチャ魅力的だ。体だけの奴なんてゴミと一緒だ、どうせ老いれば弛んでくるわけだし。
その点だと先輩は凄いな。中3で俺に欲望を向けなかったのだから。リューキュウも俺の予知による功績をどうにかしないとと思っているようだし、本当に人間が出来てるよな~。
最終的に最悪の雰囲気のまま試合となり、作戦も何もなかった。仕方ないので、俺は相手の位置を見てから行動を開始した。でもまぁ、この試合は俺の勝ちだな。