タキモルは書けたら投稿するので気長にお待ちください。
皆さんも脳内にあるのを書きましょう一回書けばなれますよ。
カムラ村から近い狩猟場『大社跡』そこに、青い大熊から少女が逃げていた。
「ただの、キノコの採取の依頼だったのにーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
事の説明のをしよう。彼女は最近ギルドに認められた新米ハンターのサクヤ。ウツシ教官との訓練を終え、お供を連れ大社跡に生えている特産キノコの採取をするはずだった。だが、エリア3を散策中運悪く大型モンスターのアオアシラと遭遇、ハンターとして戦うも装備もアイテムも技量もすべてが足りず敗走。そのまま怒り状態のアオアシラにもう15分は追われている。
「ああああああもうだめだあああああああ。フゲンさん、ヒノエ姉さま、ミノト姉さま!せっかく認められたのにごめんなさい!!!ヨモギちゃんもコミツちゃんもごめえええええええええん団子とリンゴ飴もうたべれないかもおおおおお!!っぎゃ!!」
こけた。壮大に何てことなく地面に埋まっていた石につまずいて転んだ。受け身を取ることを忘れ見事に転がった。ハンターとはいったい。
体制を立て直す暇なくアオアシラが襲い掛かる。
「あああああああ私はここまでの様ですぅぅぅぅぅぅ!ウツシ教官愛してましたああああああああ!!!!」
「そこまで叫ぶ元気があるなら重畳!!!鏡花の構え!!ぬんっっっ!!」
突如空から降ってきた漆黒の男が太刀を構えた瞬間アオアシラの剛腕が跳ね上がり強烈な太刀の振り下ろしが決まりアオアシラが怯む。その瞬間男はポーチから手のひらサイズのボールを取り出し投げつける。それがはじけると同時に鼻が曲がるような強烈な悪臭が辺りに立ち込める。それを直に充てられたアオアシラは踵を返し森に逃げ帰っていく。
「お嬢さん大丈夫、立てるかい?」
黒ずくめの男は私に手を差し伸べる。私はその手を掴み立ち上がる。
「あ、ありがとうございます。もうだめかと思いました。」
「その装備だと新人さんかな。まあ、何より君が無事でよかったよ」
正面に立ってみるとわかる、かなり大きい人だ。私よりも頭一つ分身長が高く体つきもガッチリしている。
防具は青いコート状で頭装備には角が生えている。全く見たことのない装備だが高級な素材が使われているのがなんとなくわかる。
顔は頭防具で隠れているがよく見ると指が四本しかなく竜人族であることがわかる。
アオアシラを一撃で怯ませた腕前と装備からかなりの実力となぜこんな辺鄙な狩猟場にいるのだろうか。
「あの、助けてもらったのはありがたいんですけど、どうしてこんな辺鄙の狩場にいるんですか?アオアシラを一撃で怯ませた腕前や見たことない装備からかなり上位のハンターさんだと思うんですけど」
「ああ、ええっと、カムラの里からギルドに救援依頼が届いてね、それで私が派遣ハンターに選ばれたってわけなんだ。それでカムラの里に向かう途中で悲鳴が聞こえたから助けに来たってわけ」
「そうなんですね!それって百竜夜行も一緒に戦ってくれるんですよね!」
「ああ、もちろんだとも。一緒に頑張ろうところでクエストは大丈夫かい?キノコの採取前にお触れていたようだけど」
「ああ!そうだ!まだ特産キノコ集めきってない!」
「手伝おうかい?」
「助けて貰った挙句クエストまで手伝ってもらったんじゃ教官に怒られちゃいます!ちょっと行ってくるのでキャンプで待っていてください行ってきます!!!」
そういうと彼女は恥ずかしいのか竹林に翔虫を使い飛んで行った。
「あれ?私クエストの事言ったけ?」
⏰
その後サクヤは大社跡を散策し崖上に生えた特産キノコを採取しエリア1に帰ってきた。
「あああ!!!!キャンプの場所いうの忘れちゃった!まあ、とりあえず納品してから探しに行くのでも大丈夫かな、あの人の装備強そうだったし」
助けてもらった恩があるくせになかなか図太い新米ハンターである。
彼女は翔虫を使い崖を上りベースキャンプ(BC)に戻っていく。するとそこにはさっき助けてもらった漆黒のハンターがテントの前で焚き火をして待っていた。
「ああ、ごめんね。お腹がすいちゃってね。一狩して腹ごしらえしていたんだ。君も食べるかい?こんがり肉?」
「ありがとうございます!せっかくなのでいただきます。それとすいませんでした。BCの場所も教えすに行ってしまってすいませんでした。よくわかりましたねBCの場所。結構わかりにくい場所にあったと思うんですけど」
そう、BCから出ていく場合は崖を飛び降りるだけだがBCに帰る場合は初見だとまるで分らず、申し訳程度にツタのはしごがあるだけである。
「え、あ、ああ。まあ、僕くらいのハンターにもなると直感でだいたいのBCがわかるんだよね」
「すごいです!熟練のハンターさんにもなるとそんなこともわかるんですね!とっても尊敬します!!それとこのこんがり肉、自分で焼いたのよりもずっとおいしいです!」
「ああ、それはこんがり肉Gだからね。おいしいのはもちろんだよ」
「こんがり肉G!!!ほんとにあったんですね。迷信だと思ってました。」
実際こんがり肉Gが実装しているナンバーは少ない。というか2ndGから存在が消されている。
「まあ、そうそう焼けることが無いからね。余らせてもしょうがないしせっかくと思ってね」
スキル無しなら0.1秒しか猶予はない。
「貴重なものをありがとうございます!」
「かわいい子にはサービスしたくなるのが男ってもんだからね。おいしく食べてくれたならそれでいいよ」
「いや、そんな。かわいいなんてもう!私にはウツシ教官っていう未来の旦那様が…」
教官に言ったこともないし言われて事もない。焚き火を消す作業をしている漆黒のハンターはそんなことはどうでもいいらしい。
「それが食べ終わったら里に帰ろうか、その、旦那様も待っているだろうし」
乗り気だった。
「ええ!そんなお似合いカップルだなんて////」
言ってない。
「ウツシ教官が誰かは知らないが可愛い君の旦那さんなんだ、素敵な人だろう。」
馬鹿に乗り気である。
「ええ!そんな……
こんな無駄で意味のない会話は里に戻る間、常にずっと続いていた。
「サクヤ無事だったかい?大社跡にアオアシラが出たと聞いて肝が冷えたよ!ところでそこのハンターさんは?」
「はい!彼はアオアシラから私を助けてくれて、カムラの里を助けに来てくれた熟練のハンターさんです!あ、この人はウツシ教官で私の師匠です。」
どちらも似たような装備を付けているが教官のほうが声がいい。
「ドントルマから来たG級ハンターのルーベラです。よろしく、君の彼女は筋がいいね、アオアシラ相手に果敢に攻め込んでいたよ」
「いや!そんな、彼女だなんて、僕には過ぎた弟子ですよ。にしてもG級ですか。心強いです。百竜夜行と戦うのなら戦力はいくらあっても足りないですからね。」
「ええ、あの時は戦力が足りなくて大変でした……」
「あの時?」
「え?あ、いや!ドントルマで同じようなことがおきましてね、いやぁその時はハンターが出払っていて大変でしたよ」
すると遠くから。
「サクヤよ、大丈夫だったか!」
「里長!」
髪と髭を白くした初老の男が向かってくる。なんとなく新大陸の大団長に似てない?筆者は似てると思う。
「サクヤよこの方は?」
「はい!大社跡で私を助けてくれ、里に救援にくださったハンターさんです!」
「これはこれは、今回は里の救援を受けて貰い感謝する!」
「い、いえ、これも仕事ですので」
「ヒノエ!中央のハンター様を案内してやれ!」
後からついてきた竜人族の女性二人に命令をする。
「「はい」」
「それでは行きましょう。こちらです」
ヒノエと呼ばれた竜人族に案内され、ゲストハウスへ案内されていく。
「サクヤちゃん、ウツシさんそれではまた」
そうして漆黒のハンター・ルーベラはそれについて行った。
「ふむ、サクヤ今日は疲れただろう。家に帰ってもう休みなさい、あとの事は私たちがやっておく。」
時間描写を一切しなかったが、もうすぐ日が暮れる時間だったりする。
「わかりました!クエストの報告は明日します、それでは!」
そうして、サクヤも家に帰っていった。
「それではウツシ頼んだぞ」
「本当にするんですか?」
「ああ、これはケジメだ」
日が落ちていく。
⏰
~夜 ゲストハウス~
「いや~こんな美人さんにお酌をしてもらえるなんて嬉しい限りです」
「もうルーベラさんたら、口が上手なんですから」
接待を受けているルーベラ。過去、救援ハンターを接待し村に結び付ける事が横行し救援ハンターへの接待を全面的に禁止にしているハンターズギルド。だが美人さんに迫られたら少なくとも命がけのハンターはなびいてしまう。
「いや~お酒もおいしいし、ご……はんもおい…しい。最高……で…あ……れ?いし……k」
食事の途中に完全に寝てしまったルーベラ。どうなってしまうのか!?
「ええ、あなたが逃げ出した物ですからね……」
「ウツシさんあとは頼みました」
「御意」
そういうと部屋から出ていくヒノエ。いったいどういうことだというのか……
⏰
翌朝。
サクヤが起き、身支度を済ませ、装備を纏い外に出ると広場が慌ただしかたった。
何事かと翔虫を使い屋根に上り騒ぎの中央を見るとなんと!昨日の救援ハンターのルーベラだ石抱きの刑に処されていた。驚きのあまり屋根から落ちたが、さすがにハンター。翔虫を使いもう一度飛ぶと受け身を取りながらルーベラの元に着地しフゲンに話しかける。
「里長!救援ハンターさんに何をやっているんですか!!」
さすがの彼女も怒っていた。前日の恩人でこんがり肉Gをくれた人だ。それに自分よりも上の腕前を持っており尊敬もできるハンターだ。
「返答次第では私も怒りますよ!」
「ふむ、大分こやつの面の皮に騙されているようだな」
「サクヤ君!昨日急に眠くなって朝起きたらこうなっていたんだ。別に痛くはないけどなんかあれだから助けてくれ!」
「そうやってサクヤも騙したのか」
サクヤは困惑していた。優しく時に厳しく育ててくれた里長が、なぜこんなにも怒りを浮かべているのか。
そして、騙されているという言葉。
そうするとそこえ、ヒノエがやってきた。
「まさかあなたが救援に応じるとは思いませんでした。」
「ひ、ヒノエさん?」
「猫を被らなくてもいいですよ。声を変えても私にはわかります」
「いいか、サクヤ心して聞け。こやつの本当の名前は『オウカ』このカムラの里出身で40年前にミノトと契ったのち結婚から逃げ出したクズで最低の男だ」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええ」
サクヤの驚きの声が里に響いた。
ね、クズで最低でしょ。おせっせした挙句結婚の約束をしてから逃げ出したので和風の今作だとかなり重いと思うんですよね。
ほんとは『孕ませた』って書きたかったけどさすがにミノトがかわいそうなので辞めました。ていうかそうするとオウカがマジで救えなく糞野郎になっちゃうからしょうがないね。
クズで最低なのは次回で深めますこうご期待。
感想と評価をするとうれしくなって執筆スピードが上がりますよろしくお願いいたします。