白兎への歪んだ愛   作:紫道麻璃也

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まさか1日で2本書けるとは思わなかった……


少女の日記②

 朝目が覚めると少年は起きていた……正確には部屋の隅で膝を抱えてこちらを警戒する様にジッと見ていた。私は少年に声を掛けようとしたのだが、何故かファミリアの門の方で怒鳴り声が聞こえた。部屋の窓から門の方を見てみると肥え太った男が門の前で叫んでいた。「商品を返せ‼︎」と怒鳴っていたのだが最初は何のことかわからなかった。しかしその声が聞こえたのか少年は震え出していた。その時私は初めて理解した。この少年は奴隷商の商品の奴隷で昨日何らかの方法で逃げ出して、門の前で倒れていたのだという事に。私は少年を「救けたい」と思い、少年にここから出てこない様に言い机の上にある袋を取って部屋を出た。

 

 

 門へ着くとリヴェリア様と団長、そしてロキがいた。私を見た三人は戸惑っていたが私は気にせず男の前に立った。最初は訝しげに見ていた男だが、少年の事を話すと怒鳴って掴みかかってきた。それを見ていたリヴェリア様と団長は攻撃しようとしていたが私はそれを止めて男に向かって言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 その言葉に男は醜い笑みを浮かべ、「40万ヴァリスだ‼︎」と言った。それを聞いた私はすかさず持って来ていた全財産40万ヴァリスの入った袋を男に投げた。それをなんとか受け止めた男は中身を確認し帰っていった。

 

 私はその後リヴェリア様と団長に説教されロキは私の心配をしながら胸を触ってこようとしたので、横に少しズレて回し蹴りをくらわせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 部屋に戻った私は少年にもう大丈夫だと言い聞かせた。すると少年は泣きながら私の胸に飛び込んできた。私はそれを受け止め少年が泣き止むまで抱きしめ続けた。

 

 1時間くらい経つと少年は泣き止んだ。恥ずかしかったのか顔を紅らめていたが私が自己紹介をすると少年も自己紹介をしてくれた。ベルという名前だ。その後私はどういう場所に居て何をしているかを簡単に話しているとベルは興味深く聞いていた。話し終えると私は「これからどうしたいですか?」と訊ねるとベルは「ファミリアに入りたいです‼︎」と言ったので私はベルを連れてリヴェリア様と団長、ロキの元へと向かった。

 

 何故かあっさりと許可が貰え、ベルはロキ・ファミリアに入団をした。そして団長は今日の夕食の時にベルを紹介した。緊張しながら無事に終えると拍手や激励を浴びていた。私はベルの元へ行き頭を撫でてあげた。その瞬間リヴェリア様と団長、ロキ以外の全員が固まっていた。5分程経つと全員元に戻っていたので私は気にせずベルに軽い食べ物を食べさせた。

 

 それを見ていたリヴェリア様が「弟ができたみたいだな」と言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時は「そうですね」と答えたのだが、私はベルを“弟“として見てはいなかった。“彼氏“にしたいと思っていた。ベルは私の彼氏になってくれるかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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