プロテクターに身を包む一組の男女がこちらに手を伸ばしてくる
女性の方は目元に涙を浮かべ、男性の方は優しい笑みを浮かべていた
小さくて細い赤ん坊の両腕を必死に伸ばして二人に触れようとするが、一枚のガラスに拒まれる
■■に触れられないことに心が苦しくなって、どんだけ押しとどめようとしても涙があふれてくる
嗚咽をこぼすなか最後に見たのは、自身が空へ飛ばされ、小さくなる■■
泣きつかれて見た夢は、先の男性が頭に
………そして
この記憶は
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………頬をつたる一滴のしずく。それを手の甲で乱雑に拭い、どこまでも続く地平線の向こうを見つめる。雲一つない青空、流れる水の音、森独特の匂い。
この辺りで一番大きな大樹の頂上で初めて見えるこの場所は、
オラの名前は孫悟空。西遊記のサルの方じゃなくて、ドラゴンボールの方だ。
気が付いたらサイヤ人になっちまってた。
ほとんどボクの記憶は無いけど、気にする必要はねぇな! と思ってら、いつの間にか未開拓の場所に来ちまった。赤ん坊だったオレはたまたまこの星で新たな生活を始めていた四之宮家に拾われて、オラとなったんだ。
なんか文にするとややこしいなぁ……… まいっか!そろそろ帰らねぇと、昼飯が遅くなっちまうな! 大きく息を吸い、腹の奥底からトモダチを呼ぶために大きな声を出す。
「筋斗雲やぁーーーーーーーーい!!!!!!」
オラの声は大自然に響き渡り、木霊する。すると空の向こうから黄色の軌跡を残しながらものすごい速度でこちらに飛んできて、黄色の雲がオラの前に止まった。
この筋斗雲は心の清らかな者しか乗れない不思議な雲なんだ。筋斗雲は玲奈がたまたま浮かんでいたところを見つけたらしいけど、たぶん嘘だと思う。まぁ、こまけぇことはどうでも良いけどな。
「家まで頼むぞ、筋斗雲!」
筋斗雲の上に乗り、家に向かって飛ぶ。尻尾を揺らし、風を切り裂く感覚を肌で感じながら考えることは一つ!
「いぃ… やひゃっほぉぉーーーーーーーー!!」
今日の昼飯、なんだろな。
オラは今日も無邪気な笑顔を浮かべて、空を駆ける。