デビルサマナー葛葉ライドウ 対 神械のココロワヒメ   作:カール・ロビンソン

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献立:
白米飯
茸の味噌汁
若鮎の青竹焼き
根菜の糠漬け
お茶



幕間『夕餉(壱)』

全員「「「「いただきま~す!!!!」」」」

 

サクナヒメ「ほう、今日はアユの蒸し焼きか! たまには、こういう素朴なおかずも良いのう」

 

田右衛門「む? しかし、この香りは… 普通の蒸し焼きではありませんな」

 

 

ゆい「えへへへ、ライドウさにすかふぇでもきやった、どっておきの料理じゃ」

 

サクナヒメ「む、どれどれ… ほほぅ、これは…実に香しいのぉ」

 

田右衛門「アユの淡白な身から立ち上る、青竹の香り。腸の苔の香りと相まって、得も言われぬ妙味でございますなぁ」

 

サクナヒメ「全く、ライドウめ! このような隠し玉を持ったまま暇を請うとは、不忠な奴よの」

 

ゆい「…ライドウさは、がへだびょんかなぁ」

 

 

サクナヒメ「…あやつに限って、心配するようなことはあるまい。むしろ、助けが欲しいのはわしらの方じゃしな」

 

タマ爺「…御柱都での事件。また、何かの陰謀の臭いがしますな」

 

田右衛門「…確かに、普通に考えてあり得ぬことが起こるときは、何か裏があるものですからなぁ」

 

ゆい「…ココロワ様、大丈てでだびょんか」

 

サクナヒメ「…ココロワの頭脳であれば、大丈夫じゃ。そう信じたいが、のう…」

 

タマ爺「確かにココロワ様は頭脳明晰ですが、捜査等の心得はございますまい。それに、荒事には向かぬ性質でございます故」

 

サクナヒメ「…わかっておる。じゃが…」

 

ゆい「…行ってけろ」

 

サクナヒメ「ゆい…」

 

ゆい「ココロワ様も不安のことだびょん。神様がわぎさいた方が良いど思でゃ」

 

田右衛門「田のことは拙者が見ております故。それに、アシグモ殿もおります。サクナ様は、ココロワ様をお守りになられてください」

 

サクナヒメ「う、うむ…じゃが、わしが行ってもどれほど役に立つか…」

 

タマ爺「そこはご心配なさいますな。おひいさまは、何せ頂の世でも最大の功神。その影響力だけでも、ココロワ様の助けになることでしょう」

 

サクナヒメ「爺…そうか、わしはココロワの役に立てるか…」

 

タマ爺「せっかく取り戻した、竹馬の友ですぞ」

 

サクナヒメ「うむ。すまぬ、爺。わしは小さなことに拘っておった」

 

タマ爺「いえいえ。おひいさまの盲を開けたのであれば、爺めもお仕えした甲斐があるというものです」

 

サクナヒメ「では、早速明朝に出ることにしよう。田右衛門、ヒノエは任せるぞ」

 

田右衛門「ははっ! 我が身命にかえましても!」

 

サクナヒメ「…まあ、そこまで大げさに考えんでもよい。じゃが、仕事が適当では困るぞ? 昔に比べれば、随分マシになったが、仕事が雑じゃし、遅いし…(くどくどくどくど…)」

 

田右衛門「はっはっは! これは耳に痛うございますな!!」

 

サクナヒメ「だから、なんでそんなに偉そうなのじゃ!?」




「「「「ごちそうさまでした~!!!!」」」」

サクナヒメ「さて、明日は早い。一冊だけ読んで、寝るとするか」

タマ爺「…おひいさま、明日に障りますぞ?」

サクナヒメ「…久し振りの片恋物語の新刊なんじゃ。…じゃあ、一話だけ」
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