擬人化したスーパー戦隊ロボットたちの新たな戦い。   作:桐野 ユウ

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負傷をした月子、アカレッドの仲間探し。

戦隊ガーディアン基地──前の戦いで消耗した月子がベットで寝かされ、その様子をアミが見守っていた。

 

「どう?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

エリからの問いに、アミは首を横に振って答える。そして、エリは、眠っている月子を見つめながら、あの乱入者を思い出していた……ダークエクスレットを使いガオハンターとしてガオキングこと月子を襲った彼女のことを。ダークエクスレットとは、ドクターウラジルが作ったといわれるエクスレットの模造品をベースに暗黒化させたものであるらしい。

 

司令室では、千里が、モニターにガオキングと戦うガオハンターの映像を映し、解説をしているところだ。

 

「あの姿が邪な王ガオハンターイビル……ガオシルバーこと大神 月麿が邪悪の面を使い暗黒合体をした姿です。本来の姿といえばこちらになりますが・・・・・・」「正義の狩人ガオハンタージャスティスか……“あの時代”では、邪気を打ち破ったガオシルバーの正義の心で覚醒したな」

 

「でも、まさかエクスレットをパクられるなんてね・・・・・・ねぇ、アカレッド」

 

「わかっている。月菜ちゃんのような子を一刻も早く助けなければならない」

 

アカレッドは一回転して安室 徹の姿に変わると、「少し出かける」と言い残して、基地を後にする。ダイボウケンのメダルを手に、思い当たる人物のところへと向かったのだ。

 

一方でバングラーダ帝国は──

 

「よくやったな、ドクターウラジルよ!」

 

「ありがたき幸せにございます!目には目を!歯には歯を!ロボットにはロボットを!まさか奴らもお株を奪われるとは思っていなかったでしょう!!」

 

「それがガオハンターイビルか?」

 

「はい!では、引き続いてガオハンターイビルに戦隊ガーディアンを倒すための出撃命令を!」

 

「待ちな!」

 

「お〜やおや、我らが『大幹部(笑)』の皆さまではありませんか?」

 

「中級幹部は黙っていろ!ガタリス!」

 

「はは!デスガイアさま、如何様で?」

 

「これで怪人を呼び出せ!」

 

「はい!では、インストール!」

 

ガタリスがセットしたカードによってら怪人召喚機が起動し、ロボット怪人が現れる。

 

「ロボット怪人デスサラスでございます!」

 

「ほーう、あのデスサラスを出したか…」

 

「はっ!デスサラスが戦隊ガーディアンの赤子の腕を捻ってご覧にいれましょう」

 

「よし、ガオハンターイビルよ、お前もデスサラスと共に征け」

 

「御意・・・・・・」

 

デスサラスとガオハンターイビルは街へと向かっていく。その影響で、戦隊ガーディアン基地では警報が鳴り、ピーボが知らせに走る。

 

『大変だよ!街でバングラーダ帝国の怪人たちが暴れ出したよ!!』

 

「アミちゃんと千里ちゃん、サスケちゃんとジラちゃんは念のために待機!みんな、行くわよ!!」

 

「「「了解!!」」」

 

ジュンの指示の下、アコ,エリ,ジャスミンが、ゲートを使って、現場へと急行する。

 

街では、デスサラスが戦闘員に指示を出して、破壊活動を始めたが、ガオハンターイビルは様子を見ているだけだった。

 

「貴様も動け!!」

 

「私の目的は戦隊ガーディアンを倒すこと、それ以外に興味はない」

 

「まったく、なんと非合理的な…「そこまでよ!!」むっ!現れたか!!」

 

「一つ!悪を許さず!」

 

「二つ!人々の平和を守るために!」

 

「三つ!どんな脅威にもくじけず!!」

 

「四つ!正義の心が燃え上がる!」

 

「バイオロボ!」「ジェットイカロス!」「デカレンジャーロボ!」「ゴセイグレート!」

 

「「「「我ら戦隊ガーディアン!!」」」」

 

「待っていたぞ、戦隊ガーディアン!!」

 

「戦隊ガーディアン・・・・・・お前たちを倒す!!」

 

ガオハンターはリゲーターブレードを装備して、戦隊ガーディアンの四人に攻撃を仕掛ける。

 

「あの子の相手は私とエリちゃんが引きうけるわ!」

 

「二人はあっちをお願いね!!」

 

「わかったわ!」

 

「気を付けてね!」

 

「あいよ!さーて月子ちゃんのためにも止めるよーーーー!!グレートソード!」

 

ゴセイグレートは、背中からグレートソードを抜いてガオハンターイビルが振り下ろしたリゲーターブレードを受け止める。

 

「シグナルキャノン!おまけに、キャッチロープ!」

 

「ぐっ!!」

 

デカレンジャーロボは、ガオハンターイビルにロープを巻き付かせて、動きを封じようとしたが、無理矢理ぶち破られた。

 

「わお!」

 

「クレセントブーメラン!」

 

放たれたクレセントブーメランが二人のボディに当たり吹き飛ぶ。一方でデスサラスと交戦しているバイオロボとジェットイカロスは──!

 

「ショットパンチャー!」

 

放たれたショットパンチャーがデスサラスのボディに当たる。その先に、バイオロボがスーパーメーザーを構えてボディを斬りつける。

 

「おのれ!カッ!!」

 

「バイオシールド!」

 

「ウイングシールド!」

 

ジェットイカロスがウイングシールドを飛ばして、デスサラスに当てるとバイオロボは飛びあがりスーパーメーザーを構える。

 

「スーパーメーザー!唐竹割り(ウェイトアタック)!」

 

そのまま落下しながら、スーパーメーザーを振るい、一撃を加えるとそのままジェットイカロスが鉄球を振りまわす。

 

「イカロスクラッシャー!」

 

放たれたイカロスクラッシャーが命中したデスサラスは吹き飛ぶ。ガオハンターイビルも加勢に向かおうとしたが、ゴセイグレートが構える。

 

「くらえ!ヘッダーストライク!」

 

ドラゴン,フェニックス,スネーク,タイガー,シャークヘッダーが飛び出し、ガオハンターイビルにダメージを与える。

 

すると突然、ガオハンターは頭を押さえ始めた。

 

「あ、頭が・・・・・・頭が痛い!!」

 

「ぐああああああああああああああ!!」

 

加勢が間に合わなかったデスサラスは爆発四散する。その様子を基地で見ていたドクターウラジルは、慌ててガオハンターイビルを基地へと転送した。

 

「消えた!?」

 

「逃げられちゃったか……」

 

ゴセイグレート達が辺りを見回していると、バイオロボとジェットイカロスが合流する。

 

「ごめん、逃げられちゃった!!」

 

「仕方がないわよ。敵もそこまで馬鹿じゃないってことね」

 

「いずれにしても、あの子が怪人と共に出てくるとなると厄介ね」

 

「基地へ戻りましょ?」

 

「さーんせーい!基地に帰ってパフェ食べたーい!」「んな、呑気な…」

 

四人が基地の方へと帰還するのとちょうど同じ頃、アカレッドこと安室 徹は海外にいた。

 

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・・・・か、彼女はこういう冒険が大好きなのを忘れていたよ・・・・・・本当に熱き冒険者の血を継いでいる子だな」

 

「褒め言葉として受け取っておくよ、アカレッド」

 

後ろを振り返ると、一人の女性が立っていた。

 

「どうやら記憶があるみたいだね、明石 さくら君」

 

「あぁ、そしてあなたが持っているメダルとエクスレット……それが私の本来の力を取り戻す為の最高の宝(プレシャス)、これは新たな冒険の始まりだ!」

 

「いや・・・・・・冒険をするのはいいけど・・・・・・」

 

「さぁ行くぞ!アカレッド!!アタック!!」

 

「え?いや!あの!ちょっと!!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」

 

明石 さくらのあふれる冒険魂(スピリッツ)で、安室も宝探しに連れていかれ、数週間帰ってくることがなかったとさ。

 

「「「「「「アカレッド、どこにいったんだろう?」」」」」」

 

「助けてくれえええええええええええええええええ!!」




次回 アカレッドが大変なことになっていることを知らない戦隊ガーディアン、月子が目を覚まして月菜に襲われたことを思いだす。彼女は今も月菜はガオハンターとして戦隊ガーディアンに交戦をしていると言われて月子は彼女を取り戻すために決意を新たに固める!

次回「月子の決意」

「必ず取り戻す!!」
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