誕生日プレゼントが魔法少女だったんだが 作:段ボールのようなもの
誕生日プレゼントに悪堕ち魔法少女の大神美奈___彼女は『ポチ』と呼んでほしいらしい___を手にして1ヶ月。
自宅にはメイド服を含めた色々な服を通販で取り寄せ、青少年である私にとって一大事であったいかがわしい服問題が解決された。しかしながら彼女の頭の中がピンクに染まっている問題は解決されておらず胃と下半身に対して猛烈なダメージが与えられている。
その日の彼女も夕食を作っている最中ずっと顔を緩ませながらよだれを垂らしていた。
「んふふふ、ご主人様が後ろから無理やりと……えへへっ」
本当に頭の中が真っピンク過ぎて私も引くほどなのだがそれとは裏腹に料理を作っている手は正確で私の頭がバグを起こしそうになる。
そして夕食が出来上がった頃父親が何処にあるのか未だに教えてもらっていない研究室から戻っており
「今日は結構疲れたな。ところでご飯はもう出来ているのか?」
「はい、もう出来ましたから博士も座って下さいね」
などと話している。しかしながら父親が博士呼びされているのはとても面白い。実験している事に対して目を背けるならばだが。
こうして食事をしているとどうしても彼女のありがたみを感じてしまう。私は学校に行き、父親は一応ながらも会社に務めている為どうしても家事は疎かになってしまっていた。しかしながら彼女が来てから家事は任せても大丈夫だった為とても助かっているからだ。
だからこそ私も彼女に何かしてあげたい。その為に食後私は彼女に問いかける。
「あの、美奈さん。家事とか色々としてもらっているからそのお礼として何かしたい事があったら言ってみてよ」
「だからポチとお呼びください!そうですね……ご主人様と████で[編集済み]を[不明瞭な音声]」
迂闊だった。頭の中がピンクなのは知っていた、知っていたがここまで全面に押し出してくるとは思わなかった。このままこれを了承してしまうと私の下半身がとても危ない。
「えっと、それ以外のエッチじゃないやつでお願い」
「それじゃあ散歩に行きたいです!誰もいない時間帯で良いので」
違うものでと頼んでみたものの返ってくるのはピンクの頭全開のものだと思っていた。しかし返ってきたのは至って普通な散歩に行きたいという一種の外出許可だった。
とは言ってもあんな事を言っていた彼女が普通な事を普通の考えで言っているとは思えない。だが私は彼女の一握りの倫理観と自制心に賭けてこの願いを許可する事にした。
と、ここまで考えていると隣に座っている父親がある物を手渡して言う。
「ほれ、リード付きの首輪と拘束衣だ。今の時間帯だとこの辺りの人は外に出たがらないから今行っても大丈夫だろう。」
今は夜も更けていっており、基本的には夜行性の魔獣が活性化している為そんな時間帯に出かけるのは自殺行為とはいかなくてもとても危険なのである。しかしながら散歩に行きたいと言っているのは仮にも魔法少女の彼女だ。そこまで考えた上で父親は言ってくれたのだろう。
それは有り難い。有り難いがリード付きの首輪と拘束衣は無いだろう。私はそれらを父親に投げつけ彼女と一緒に散歩に行くことにした。
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行く前から不安でいっぱいだった散歩だが、特に彼女に襲われる事はなく普通の散歩をする事が出来ていた。
「ねえ、美奈さんは今の暮らしに満足している?」
「ポチと呼んでくれない事だけ不満ですが後は満足ですよ」
なんて他愛もない事を話していると微かながら鳥らしい、だがどこか不安感を感じる鳴き声が聞こえてきた。
多分だがこれは魔獣だろうと上空を見てみると烏の3倍程の大きさの赤い鳥型の魔獣を見つけた。だが件の魔獣はこちらのことは気にしておらず悠然と上空を旋回している。
私も魔獣を無視して家に戻ろうとしたが、
「鳥型の魔獣ですね、ちょっと危険なので倒しちゃいますね。そうすればご主人様が私に惚れて後はちょっと押し倒せば……」
彼女はそう言って光を身体に纏わせて変身を始める。家で数回見た変身だが、実戦で見るのは初めてだ。
変身を見ている中で周りが夜の暗闇だから変身するときの光で魔獣に気づかれるかと思ったがそんな事は無く変身を終える。
こうして変身した彼女は素早く動きながらも物音どころか風の音すら立てずにブロック塀、家の屋根、電柱の頂上へと飛び移り瞬きしている間に魔獣を落とすほどの勢いで殴りつけた。
魔獣は落とされる中で黒い靄を出していきながら小さくなっていき地面に着く頃には消えており、辺りには元から何も無かったような静かな景色だけが映っていた。
「怪我はありませんでしたかご主人様」
そして魔獣を倒した張本人である彼女だが、
「大丈夫、大丈夫なんだが……どうして服がそっちになっているんだ」
現在着ているのはいかがわしいアレであり、今まで着ていたまともな服は地面に破れた状態で落ちていた。
突然こうなっていたから質問してしまったが落ち着いて考えてみればこうなってしまった理由は一つだろう。
「変身するとこのスーツになるように改造されましたので。家ではこのスーツだけで変身していたので今のは驚いたでしょう」
違った。
変身したら大きくなっていたからその影響で服が破けてしまったのだと思っていたが、冷静に考えてみればあれはもこもこしていたから大きく見えていたのだった。
「あの、流石にこっちが恥ずかしいので少しは隠してください」
健全な青少年である私にとってはキツい格好に対して注意はしてみたもののそれに対して彼女は一切無視をして私に近づいてきた。
ってちょっと待って!!
「変身して身体を動かしたからでしょうか、身体がとても熱いのですよ。」
そう言う彼女はいつもとは違い頬どころか耳の先まであかくなっており、息もとても荒くなっている。
そうなった原因は彼女が言った通り魔獣と戦った事だろう。だが、この後に起こるのは魔獣とは関係無い私を使った慰めだろう。
そう予測した私は彼女が動くよりも速く逃げ出した。しかし___
「捕まえましたよご主人様。私のお願い聞いてくれますよね」
私は押し倒され彼女が上になる形で馬乗りにされてしまう。更に道の真ん中であるにもかかわらず今着ているいかがわしい服すら脱ごうとしているのである。
この状況から抜け出そうと体を動かすもやはり魔法少女だからだろうか彼女の力は強く抜け出せなかった。そうしている間にも彼女は服を脱ごうとしており、彼女の胸の先端が見えそうになるのを最後の抵抗として私は目を瞑りながら顔を背けた。
「抵抗するなんてご主人様カワイイですね。ですが……これは私の好意なんですよ。だからしっかり向き合ってくださいね」
しかし彼女は無理やり私の顔を正面に向けてきた。私を思っているのだろう力は強くなかったが、最早諦めていた私にとってはその力だけでも十分だった。
彼女は服を脱ぐのを再開しているのを見てもうダメだと思ったその瞬間___
「美奈さん、美奈さんですよね!私は信じておりました。貴方が行方不明になっていたとしても生きておられると信じておりました!」
目を向けることのできない私は美奈さんを知っているであろう謎の少女の歓声を唯聞くしか無かった。
感想が無いと力が出ないを実感した。感想欲しい……
エ█同人的触手モンスターの物語アフターから始まる作品書きたいから多分続かない