誕生日プレゼントが魔法少女だったんだが 作:段ボールのようなもの
性癖は歪めるもの
それはそうと感想が欲しい
上品な言葉遣いにそれとは不釣り合いな程に幼く可愛らしい声、私は彼女を一方的に知っている。
魔法少女アリアドネ、彼女は今まで魔法少女フェンリルと共闘している魔法少女の中学生である。
そんな彼女を何故私が一方的に知っているかといえば今私のお腹に乗っているのが彼女の共闘相手の魔法少女フェンリル、本名大神美奈だったからだ。
美奈さんが言うには彼女は世界を平和にしたいと本気で思っている人でその為に今まで勉強や運動に一生懸命な努力家らしく逆に男性関連に関しては人一倍苦手らしい。
などと考えていると___
「男の人を押し倒して何をしているのですかフェンリル!それにその服装は、は、破廉恥過ぎますよ!」
と近づいてきたらしく今までよりも大きな声で言ってきた。
最早被害者になっている私にとってはアリアドネの言葉はもっともだ。
だが、美奈さんはそうとは思っておらず
「これは私にとってとても大事な愛情表現なんです。アリアドネ、お子様の貴方に見せるにはまだ早かったみたいだけど」
「私はお子様ではありませんですし、こんな道の真ん中で肌を合わせるなんて普通の愛情表現な訳がありません!それに今までは私の両親に紹介しても恥ずかしくない先輩だったのにどうしてこの一ヶ月でおかしくなったんですか!」
などと言い争っている。
だがこのままにしているといつ実力行使に移られるか分からない。ここは私が正直に話して場を落ち着かせるしかない。
そう思い口にしようとするのと同時に美奈さんが、
「私はご主人様を目にした時に気付きました、私の身体から能力まで全てご主人様に使ってもらう為に存在しているのだと。だからアリアドネ、貴方もご主人様の奴隷になりませんか?」
と言うから私は内心とても慌てた。
流石にいきなり奴隷にならないかはないだろう。いや、いきなりではなくても奴隷を勧めるのは頭がおかしいとしか言いようが無いのだが。それにこれでは私が悪役みたいではないか。
アリアドネもそう思ったらしく、
「どっ奴隷なんてなる訳無いじゃない!それにそこの貴方。貴方がフェンリルをおかしくしたのね。絶対に許さないんだから!」
彼女はそう言うと、何かを投げたらしく風を切る音が聞こえる。
次の瞬間には美奈さんが私を持って10m程離れており、元いた場所にはヒビの入った地面があった。
「外しましたか。だけど次は当てる!貴方を倒してフェンリルを元に戻すんだから!」
そう言った彼女は掌に握っていた物体を投げつける。それは掌にまで糸で繋がっているヨーヨーだった。
だが投げられたヨーヨーの速さは凄まじく、自分一人では躱す事は出来ない為せめてダメージを軽減しようと当たるであろう顔面を腕でガードしようとしていると変身した美奈さんが瞬きの間に私を庇うように移動し、ヨーヨーを掴んだのだろう勢いよく物を掴む音が聞こえた。
美奈さんはそのままヨーヨーを力強く握り、ヒビが入る音が聞こえた後にヨーヨーは粉々に砕けた。
「なっ……嘘でしょ!このヨーヨーはフェンリルですら壊す事が出来ない程には頑丈な筈なのに!」
「これが愛の力です。これで分かったでしょう、貴方はもうご主人様の奴隷になるしか道がない事が。それとも最後まで抗いますか?」
ヨーヨーを壊された事で動揺している彼女に畳み掛けるように美奈さんは語りかける。その顔は妖艶なもので、戦いの中だというのに私はその顔にドキリとしてしまった。
対するアリアドネはそれでも抗おうとする彼女は最後の抗いとばかりに両手に持ったヨーヨーを力の限りに投げつけた。
しかしながらそのヨーヨーは私に向かう途中で美奈さんの拳によって粉々に粉砕されていく。
そのまま自分に駆けていく美奈さんを見たアリアドネは次に来るであろう攻撃に対して防御も回避も取らずにただ呆然と立っていた。
そして気を失う直前の彼女の顔は絶望に染まっていた。
「あの、美奈さん。これどうする気なんですか?このまま放っておくと魔獣に襲われるかもしれないですし」
「勿論ご主人様の為に奴隷にするんですよ。あっ、ペットにするのも良いですね」
魔法少女アリアドネとの戦闘後、私と美奈さんは彼女をどうするか語っていた。
美奈さんが言うには彼女を奴隷にする為に家に持って帰るとの事らしい。
私としては彼女を奴隷にするのは反対だ。美奈さんみたいな人が増えてしまっては私の精神がもたないからだ。
しかしながらこのまま放っておくのは流石に魔法少女とは言えど気絶している少女をこのままにしておくと魔獣や危ない人達の餌食になりかねない為してはいけないと思っている。
その為
「とりあえず外に放っておくとアリアドネさんが危険なので私の家に泊まってもらいましょう。流石に洗脳やら改造やらをするのは反対ですからね」
「ご主人様が言うなら仕方がないですね。それじゃあアリアドネを持って帰りましょうか」
改造や洗脳をしない事を伝えた上で家に泊める事を伝えると、彼女は渋々ながらもそれを了承してアリアドネをおんぶして帰るように言った。
それから家に着くまでは今までのことが嘘だったように何事もなく時間が過ぎていった。
この静けさが台風一過なのだと願いながら。
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少し遅くなった散歩から家に帰ってきた私達を父親は玄関で待っていた。
父親は少し汚れた私の服を見て何を考えたのか微笑むが、後から家に入った美奈さんが背負っているアリアドネを見ると一瞬唖然としたものの少し考え込んだ後悪そうな笑みを浮かべた。
「よし!洗脳と改造するぞ!」
やはり美奈さんが背負っている女の子が魔法少女だと知っているらしく、多分美奈さんにしたであろう事をアリアドネにもしようとしており、美奈さんも賛成するようにアリアドネを父親に手渡した。
その光景を呆然と見ていた私はふと我に返り、
「ちょっと待って!今回だけは洗脳とか改造は止めて下さい!」
と叫ぶものの、美奈さんが私の腰を掴んで
「これはご主人様の為に改造してあげるのですから止めては駄目ですよ」
などと言う。
その顔は先程見た私を襲おうとしている時の顔だった。
やはり発情しているらしく、腰の横側に置いていた手を徐々に前の方に移しながら彼女は
「さあ、先程アリアドネに邪魔された私とのスキンシップの続きを今ここでしましょう。私はもう準備万全ですよ」
と耳元で囁く。
だが私としては流石に続きをされると私の身体に危険が及ぶと感じた為苦肉の策として
「駄目だ!無理やりするんだったらこれからずっと美奈さん呼びだからな!」
と叫んだ。
その事に美奈さんは私が言ったことの本質に付いたらしく、
「じゃあ私のことをポチと呼んでくれるなら止めてあげますよ」
「ああ、分かった。これからはポチと呼ぶからな。よろしく『ポチ』」
と呼び方を変えられてしまった。
尚、こうしている間にも父親は研究室に行ってしまったようでその後家中を捜索しても父親の姿は何処にも無かった。
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それから一晩過ぎた日曜日の朝、朝ご飯を食べようとリビングに向かうとやはりと言うべきか大きなカプセル状の機械に出会った時と同じ肩や膝を出した服装でアリアドネが眠っていた。その姿は美奈さんよりも小さい身長で白磁器のように白い肌、光を集めたかと思う程の美しい金髪そして冷徹さを表したかのようなツリ目碧眼を安心したように閉じている姿はまるで天使のようだった。
そしてその元凶である父親はというと、
「ふぁぁ、おはよう。徹夜で改造してたからやっぱ眠いわ」
などと呑気に言っている。
私としてはその頭を殴ってやりたいとおもっていたのだが、それを実行するよりも早く
「それじゃあ改造してから初めてのご対面だよ」
炭酸が抜けたかと思うような音を出しながら大きなカプセル状の機械を解除してアリアドネを外に出した。
彼女は美奈さんと同じように頭の中がピンクになっていると思っていたが、彼女は目が覚めるとすぐに着ている服を脱ぎだして
「ひぃっ!ご、ごめんなさい!私の身体を好きにして良いですのでどうか、どうか命だけは!」
命乞いをし始めた。
勿論目を瞑っているものの音で土下座をしているのが聞こえて流石に父親を殴った。
この事に対して父親はどうもおかしいと思ったらしく、
「あれ、本当は煽ったりするメスガキになるようにしたんだけどな。やっぱり徹夜は良くないな」
などとのたまっている。
と、ここまで呆然としていたが、彼女の本名を聞いてなかった事を思い出す。美奈さんから聞いた時はアリアドネ呼びだった事から魔法少女としてしか見ていなかったのだがこれからは一人の少女として扱う事を不本意ながら感じている為尚更本名は聞かないといけない。
そこで私は覚悟を決めて直接彼女を見た。
肌は白磁器のように白く土下座している姿で見えるお尻はとても美しい___
とここまで彼女を不埒な目で見てしまったのを心のなかで戒めて彼女に尋ねた。
「ちょっと質問しても良いかな?」
「はい!私の知っている事なら他の魔法少女の弱点でも本名でも何でも白状しますからどうか私の命だけは見逃して下さい」
やはり本当に私に怯えているらしい。その為他の魔法少女を売ってでも自分は生き残りたいのだろう。
そして隣りにいる父親はその情報に興味があるらしく無言の圧力で聞こうとしている。
だが、私としてはそんなことよりも先に彼女の本名を聞かないといけない為
「いや、違うんだ。ただ君の本名を知りたいだけなんだ」
と父親を無視して質問をした。
すると彼女は土下座の姿勢のまま顔だけを上げて
「はい!私は西園寺雫。13歳の中学1年生です」
と怯えているものの、可愛らしい声で答えた。
美奈さんから聞いた通り礼儀正しくちゃんとした子だと感じた私は最後に
「それじゃあこれからはよろしくね雫ちゃん。これからは家で家事の手伝いをしてもらうからね」
と、どうにか普通の少女になるように心から願いながら語った。
元お嬢様が怯えながら全裸土下座で命乞いするの大好き侍
別で性癖を書き連ねた話を書くので続かない