この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』の重大なネタバレを含みます。
流血表現がバリバリにあります
緑谷side
その日、僕は家のベッドで寝ていたはずだった。今はどこか分からない民家の地下室のベッドで寝ていた。周りは木で壁が作られている。扉の近くにはロック式の箱が置かれている。
赤いベッドに座って何があったかを思い出してみる。確か夢の中で誰かが話しかけてきてその後からの記憶がない。
「『貴方のような方を長い間、お待ちしておりました』と言っていたのはだれだったのだろう」ブツブツ
そんなことを考えていると、部屋の扉が開いて三十代前半の男性が入ってきた。
「おお、目覚めなさったか旅人さん。一応、食事を持ってきたんだが食べるか?」
「あ、ありがとうございます。えっと、旅人?」
男性からパンと木のコップに入った水を受け取る。それを少しずつ食べながらその男性に旅人と言われて疑問に思う。
「そりゃそんな珍しい服を着てるんだから外人の旅人さんだろう」
服を見ると自分がよく着ていたTシャツとズボンだった。いつの間に着替えたのだろう?そのまま食べ終わると、男性にコップを返す。
「あの、ここは一体何処なんですか?」
「ここか?そんなのも知らないのか。旅人だし仕方ないか。ここはファーム村、ただの農村だよ」
男性はすぐに質問に答えてくれる。色々考えてブツブツ呟いていると、突然!
「山賊だ〜!?助けてくれ〜!?」
外から大きな叫び声が聞こえてくる。男性は険しい顔している。自分は山賊と聞いてとても信じられなかった。
「山賊!?そんなのいるんですか!?」
「当たり前さ!お前はここでじっとしてろよ。もし、山賊が入って来そうだったら扉の近くのチェストを開けろ。そこに鉄剣と皮鎧が入ってる。それで山賊をぶっ倒すんだ。死ぬ気でやらないと自分が死ぬぞ」
男性はそう言うと部屋を出ていった。言われたチェストを開けると本当に剣と皮鎧が入っていた。剣は持ってみるとかなりの重さがあるが、片手でギリギリ持てる重さだ。形は西洋の剣に近いデザインだった。
皮鎧も自分が着るには十分な大きさだった。
すると突然扉がドンドンなる。扉から離れるとすぐに壊され、斧を持ち、ボロい皮鎧を着たスキンヘッドの山賊が現れる。
「男は殺せー!女は生け捕りだー!」
山賊は自分に向かって斧を振り下ろす。それを何とか紙一重で避ける。持っていた鉄剣で山賊の顔を剣の面を打ちつける。斬るのは流石に躊躇したからだ。
「てめぇ!ぶっ殺す!」
山賊はピンピンしていてすぐに襲いかかってくる。避けれない攻撃は剣よ面の部分で受ける。しかしそれでも掠ったりして、身体の色んな所に血が滲んでいる。
息も上がってきて動きにくくなってきた。山賊も動きが鈍ってきた。
山賊が最後の一撃といわんばかりに斧を大きく振りかぶって振り下ろす。自分は持っていた鉄剣で止めようとしたが、その瞬間目の前か赤く染まった。
自分の鉄剣は山賊の胸を貫いていた。すぐに抜いたが、余計に血が溢れる。鉄剣にも血が付着している。
山賊はそのまま動かなくなってしまった。
自分は初めて人を殺したのだった。
最初は緑谷君が(自主規制)しちゃってたけど流石に止めました。