この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
流血表現があります
世界樹からエル・グランデまで2日かけて戻ってきてから1日休んだ。
また次の日に今度は水の寺院へ向けて出発した。
そのまま歩き続けるとすぐに水の上に建つ綺麗な白い建物が見える。
「あれが・・・水の寺院・・・だよ」
「あ、本当に近くなんだね」
入口らしい場所に近づくと壁が自動で動いて開く。この世界にこんなハイテクなものがあったんだね。
中は少し広めの部屋だが、中央に水が溜まってる。とても透き通っていて綺麗だ。底に何か見えるけどなんだろう。それに護石は一体どこに?
「うわぁ・・・この水の中に入るしかないみたい・・・。私は泳げない
・・・から」
「あ、やっぱり入るんだね」
目いっぱい空気を吸い込んでから水に飛び込んで下へと向かう。しばらく沈むと、空気がある空間に出る。
橋があったであろう場所は崩れてしまっている。
「橋が・・・壊れてるね。ジャンプで進めないかな?」
橋の柱や橋の一部分を足場にジャンプしながら進んでいく。
今度は水路が続いており壁際に細い道が続いている。そこの壁からは定期的に壁が押し出てくる。引っかかっても水路に落ちるだけみたい。
「この寺院は古代人さんが作ったんだって。凄い機械だよね・・・」
トラップ水路を進んでいくと円柱水槽が並ぶ通路を通る。何かの研究所だったのかな?
小さな部屋で消毒という水をかけられる。その先の部屋に入ると全身が機械になった人が立っている。
「き、君はだれ?除菌は・・してあるね。私はマッコイ。はるか昔に滅亡した文明の生き残りだよ。そうだね・・・もう1000年以上もここで研究しているからね」
「機械の身体・・・、マッコイさんはもしかして『古代人』の人なの?」
この人が古代人!?しかも機械の身体を持っているのか。元の世界でもそんな事は出来なかったのにね。
「『古代人』?ああ、今の人達は私たちの事を古代人と呼ぶのか。フムフム。おもしろいねぇ。中身は一緒なのに、まるで別の生物みたいな呼び方をするんだね。まあ仕方ないかな。それで私に何か用でもあるのかな?」
「えっと、私の・・・お母さんがこの世界の・・・破滅を予知したの。何か心当たりない?」
すると、驚いたような顔をする。機械だからちょっと分かりずらいけど。その後、手を頭に当ててため息を打つような仕草をする。
「あーそうか・・・まーた誰かが核兵器を・・・それはちょっと困るなー。そっちの兵士の格好をした君を見る限りあれが使えるまで技術が発展したようには見えないけどねぇ」
「まあいいや。君たちが欲しいのは分かってる。護石だろう?そこの宝箱に入ってるよ。あれは素晴らしいね。人工エメラルドに故意に粒子欠損をつくって、そのパターンから・・・この話はどうでもいいか。もし良かったら、護石と一緒に入ってる本も読んでいくといいよ。『古代人』と今の君たちが何者なのかと知りたかったらね」
「はい、じゃあ私の役目は終わり。ちゃっちゃと世界救ってきてね。君たちの技術も進んだらもしかしたら私もまた陽の光を浴びることが出来るかもしれないから期待してるよ」
「あっ、はい。ありがとうございます」
話が終わってから部屋の角に置いてある宝箱を開けてみる。
宝箱の中には水色の護石と本が入っていた。
本の題名は『マッコイ教授の日誌』だった。
次回は説明回になりそうです