この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
流血表現があります
2XXX年11月31日
私が研究していた技術がついにモノになった。
脳のデータ化の技術だ。この技術によって、私やバングラズベン大統領を含む、各国の要人の脳がデータ化され不死の機械の身体を与えられた。しかし、1ヶ月ほどで拒絶反応を起こし、脳をデータ化した者の約八割が死亡してしまった。
世界人口も減少の一途を辿り、現在の時点で人口は4000万人しか確認されていない。私やバングラズベン大統領などの脳をデータ化した者たちの生き残りは地下で500年の長期睡眠に入り、人口の回復を待つことにした。
2XXX年4月ごろ
核戦争から六世紀程度経った今日、バングラズベン大統領から連絡があった。
放射線量が人体に影響がない値まで低下したそうだ。
その様子を研究所に残されていた偵察ドローンで確認してみて驚いた。
中世時代のような世界が広がっている。みな馬車を使い、剣や弓をふるっている。
建造物にはコンクリートではなく、石やレンガが使われている。
かつてのような技術はもはや失われてしまった。なんということだ。
3XXX年9月ほど
機材の劣化で、もはやバングラズベン大統領とも交信が出来ず、何も出来ない日が続いている。
たまに外の様子をドローンを使って見るが、外では人々は絶えず中世時代のような戦争をしている。
時々アルカディア計画のことを考えてしまう。アルカディア計画で集められた情報を与えれば、人類は再び繁栄を取り戻すのではないだろうか。
しかし、こんな野蛮にも退化してしまった人類に、アルカディアズゲートに集積されている情報を与えたらどうなってしまうのか。
答えは見えている。
また、人類は、その技術を使って戦争を起こし、今度こそ滅んでしまう。
このままゆっくりと、文明を発達していく方が、人類にとっては幸せなのかもしれない。
アルカディアから知識を引き出すことが出来る鍵、アルカディアズキーは、『マクグライド長官』が持っている。
彼の動向が気になるばかりだ。
(残りのページは白紙だった)
日誌を閉じると、チェスト戻そうと立ち上がる。すると、マッコイさんは、
「そうそう、その日誌は持っていっちゃっていいよ。もう必要ないものだからね」
そう言われたのでポーチに日誌を入れてから水の寺院から出た。すると、空は暗くなってきていた。確か、近くに宿屋があったはずだからそこに向かう事にした。
宿屋に着くと女将さんに迎えられてエメラルド5個を支払った。
宿屋の部屋に着くと、ベッドに座り込んでイレーネさんと話す。
「どうやら過去に凄い戦争が起きていたみたいだ。しかも今戦っている魔族の人達の先祖は人間なんだろうか」ブツブツ
「核とか・・・難しくて・・・よく分からないけど・・異世界から来たイズクは分かるんだね・・・」
「そういえば、もう一個の護石の所にも古代人は居るのかな?」
「多分・・・居るのかな?古代人さんの・・・建造物・・だったら居るのかも?」
最後の護石集めの為にこの日は早めに就寝した。