この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
流血表現があります
エル・グランデに戻ってから次の日には砂の護石を手に入れる為に出発した。
道の途中の廃れた共同墓地を通り過ぎて、西へと向かっていく。
「砂の護石は多分、砂漠とかその辺にありそうだよね」
「砂って・・・言うぐらいだからね・・・」
地図は存在しないので、街の人に聞き込みをした。すると、西の砂漠に古代の遺跡が建っているらしい。
それしか手がかりが無いのでそこに向かっていた。
今回も野宿をしながら何日も歩き続ける。
エル・グランデを出発してから2日後、遠くの方に何やら高い建物が見える。
建物の近くまで来ると、とても大きい。この建物も雲より高くなっている。形は中央に高く太い塔が建ち、四方に細い塔が橋で繋がっている。
周りは既に砂漠のためポツンと建つこの建物は目立っている。
入り口らしき場所に近づくと扉が自動で開く。
中は広い空間になっていて中央には太い柱がたっている。
「ここまで動く機械があるってことは・・・ここが古代人さんが作った建物なんだね・・・」
「その古代人がどこに居るのかも探さないとね」
そんなふうに話しながら探していると入り口とは反対側に柱に隠されるように扉を見つけた。近づくと自動で開いて部屋に続いていた。
部屋に入ると、すぐに身体が機械の古代人が迎えてくれた。
「またお客さんか・・。最近は客が多くて、私はとても楽しい。自己紹介がまだだったな。私はマクブライドだ」
「マクブライド・・マクブライド長官ですか?」
「そこの小さい子は私を知っているのか。まぁいい、君たちはなんでここにやってきたんだい?」
イレーネさんがマクブライド長官に砂の護石を求めてやってきたと説明してくれた。
「護石を求めてやってきたということは、バングラズベン大統領に会いたいのかね?残念だが、砂の護石はこの間、ここに来た男にあげてしまったよ。あのような男だったら護石を渡しても問題ないと思ってしまったからね。アルカディアズ・キーもゴンザレスとかいう男にあげてしまったからね」
「えっ、じゃあもう護石は無いってことですか?」
思わず聞き返してしまった。護石がもうここに無いのじゃ意味が無い。
「アルカディアズ・キーをあげた男はデヴァイン・トラスト社の社長とか言ってたかな。いやはや、この先彼に託したあの技術でこの世界がどのように発展していくのかが楽しみだ」
イレーネさんと顔を合わせる。ここではほとんど情報を得ることが出来なかった。でも『デヴァイン・トラスト社』って確か・・・。
「あ、そうだ。手ぶらで帰らすのも可哀想だから、そこのチェストに入っている本と金塊は持っていっちゃっていいよ。私には必要のないものだからね」
本と金塊1個を貰ってから砂漠の塔から出てエル・グランデに帰ることにした。
帰る途中の野宿の時、マクブライド長官から貰った本を読んでみた。
題名は『マクブライド長官の日誌』だった。