⚠︎注意⚠︎
この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
何故かコーヒーを買ってきてほしいというおつかいを受けることになった。
カッター提督によると、
「あれを飲まないと仕事に気合いが入らないんだけど、今日は寝坊して買い損ねてしまってね。コーヒーと引き換えにこの任務のチケットを渡すよ」
仕方ないのでここに来るまでにあった購買へと向かう。店員さんにコーヒーを頼むとすぐに瓶に入ったコーヒーを持ってきてくれる。
値段はエメラルド1個。
すぐにコーヒーを買ってカッター提督の元へと戻る。
「おお、ありがとう。これで仕事に気合いが入るってもんよ」
カッター提督はコーヒーと引き換えにチケットを渡してくれる。
「それと、今回の任務のブリーディングは赤のブリーディングルームで行われる。
よろしく頼むぞ」
ブリーディングルームに向かう途中でチケットに書かれている文字を読んでみる。そこには
『要塞奇襲作戦』
と、書かれている。恐らく魔族の要塞への奇襲作戦なのだろう。イレーネさんとも少しだけ話をする。
「この作戦だと・・・魔王さんには・・・会えないよね」
「多分ね。でもコツコツやればいつか会えるさ」
赤のブリーディングルームに着くと、チケットを入口の箱に入れて建物の中に入る。
入って右の壁側には少し高めの床があり、反対側には椅子がいくつも置いてある。既に国軍士官も何人か来ている。多分この人たちも作戦に参加するのだろう。
自分が椅子に座ると高床の所にいた人物が立ち、話し始める。
「私は今回の作戦の指揮を担当するフォレスト大佐だ。どうぞよろしく」
フォレスト大佐はいかにも軍人という貫禄がある人だった。
「では、これよりブリーディングを始める。
今回の我々の目標は、魔導連合の領土のど真ん中の、山岳地帯の要塞だ。
この要塞を奇襲して落とす。攻めずらい地形だが、制圧に成功すれば相手にも同じことがいえる」
「一時的にこの要塞を制圧してしまえば、飛空船で、兵員 物資の輸送を継続的に行うことで、局地的な制圧でも、すぐには相手に奪還されないという寸法だ」
つまりこの戦争を有利にする為にこの作戦があるのか。成功すれば魔王にも近づけるかもしれないな。
フォレスト大佐は話を続ける。
「この要塞は、敵地の奥にあるため、規模の割に守備は手薄だ。
我々は、輸送飛空艦三隻、測量艦一隻、飛空戦艦二隻の合計六隻の艦隊で、この砦を包囲、奇襲する」
「まず、飛行戦艦が、地上に向けて艦砲射撃を行い、地上の兵力を削る。この隙に、輸送飛行艦が、要塞から少し離れた場所に傭兵部隊を含む歩兵部隊を展開。
歩兵部隊が要塞内に侵入し、要塞内を完全に制圧する」
「要塞内は5つの区画に分かれている。この5つの区画全てを制圧してくれ。区画内には信号弾を発射する装置があるはずだ。その区画の制圧後に後で支給する信号弾を打ち上げるように」
「歩兵部隊には装甲戦闘車両も随伴する。誤射や流れ弾に気をつけるように。
今回の作戦の内容は以上だ。なにか質問がある人はいるか?」
作戦への質問はひとつも無いらしく誰も発言しない。それを見たフォレスト大佐は更に話を進める。
「この要塞奇襲作戦は、魔導連合の攻略の足がかりになる重要な作戦だ。心してかかるように。
出撃の準備が出来たら、再びこのブリーディングルームに集合してくれ。ブリーディングは以上だ」
それぞれの士官や傭兵達の準備が終わり、輸送飛空艇に乗り込み要塞奇襲作戦へと向かうのだった。