⚠︎注意⚠︎
この小説はMinecraftの配布マップ『ARCADIA』のネタバレを含みます
飛空艇はかなり早い移動が出来る為すぐに目的地の要塞周辺へと到着する。
飛空艇から出された橋を渡って要塞の近くの岩山の麓に降り立つ。少し離れた場所に石レンガで出来た要塞が見える。
「イレーネさん、荷物から出ないように気をつけてね」
「分かってる・・・自分も出久が怪我したら・・・回復魔法で治すね・・・。少しずつしか治せないけど・・・」
要塞の入口前の平らな場所には魔族の兵士がいるが、飛行戦艦からの艦砲射撃によってほとんどの兵士が倒されて要塞への道が開ける。
その瞬間、飛行戦艦から機械によって拡声されたフォレスト大佐の指令が聞こえてくる。
『全員突撃!正門付近を制圧せよ!』
飛行戦艦からは騎兵が何体か降りてくる。
奇襲に気づいた相手の兵士達も艦砲射撃によって壊された正門から沢山出てくる。
「これを全て相手にするのは骨が折れそうだよ…」
そんな考えはすぐに頭から消して出てきた敵兵達へと亡霊から受け継いだ剣を握り直して向かっていく。
ゴブリン機甲兵を斬りつけると火属性エンチャントの効果で傷から発火する。
パンプキン狙撃兵の飛ばしてくる矢は剣でたたき落とす。この世界に来てから動体視力もかなり成長していた。
壁に追い込まれようなら、壁を蹴って相手の後ろに着地と同時に斬る。卑怯とかそんなのは戦場には存在しない。
その瞬間、飛行戦艦の一隻が突然爆発を起こして墜落していく。
要塞から撃たれた大砲の当たり所が悪く、火薬庫に直撃してしまったようだ。
「戦艦トリトンの被弾を確認!多数の砲撃を受け、火薬庫に直撃した模様!墜落します!」
『おのれ!魔族め!』
フォレスト大佐の声を聞きつつ、何とか要塞へと道が開ける。
他の傭兵や騎兵によって何とか要塞の敷地内へと侵入できた。正門から入って奥の方には閉まった門があり、左右へ進む道がある。
とりあえず、適当に左へ向かう。そこにはまだゴブリン機甲兵やパンプキン狙撃兵が約15人近くいた。その近くには発射装置もあった。
「もう!流石に多すぎるよ!」
ゴブリン機甲兵やパンプキン狙撃兵を倒しつつ、もうひとつの信号弾を発射する装置を探す。すると進んでいた左の道の奥の真ん中に堂々と置かれていた。
そこで見張っていた兵達も全て斬り伏せる。そしてポーチから支給された信号弾を装置に詰め、ボタンを押す。
すると装置から信号弾が空に向かって発射されて上空で弾ける。多分これで大丈夫なはずだ。
来た道を戻りつつ、途中にあった装置にも信号弾を入れ発射する。
先程の正門に入ってすぐの場所に戻り今度は右へと向かう。
そこにはパンプキン魔法兵も何人かいた。魔法兵の攻撃は攻撃されるとしばらくの間体力を削られるのが厄介だった。
回復ポーションを飲んで削られた体力を回復しつつ、兵を残らず倒していく。既にかなりの数のエメラルドを拾っているので恐らく70人近くは倒したと思う。
三つ目の信号弾を打ち上げてから正門前に戻ってくると、要塞内から声が聞こえてくる。どうやら敵の将官の声らしい。
「皆!よく聞け!」
「この戦い、我々にもはや勝ち目はない。私が負けたら、皆降伏するのだ!
そして要塞内にいる緑髪の傭兵!私との一騎打ちだ!!皆!!手出しは無用!!来るがいい!!人間の戦士よ!!」
その瞬間、これまで閉まっていた正門の奥の門が開きそこから他の兵士とは違う強そうな装備を纏ったパンプキン将官が襲いかかってきたのだった。